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「雨のあとに虹」 コミュニティコミュの雨のあとに虹・Part2 その61

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「闘真拳は特別な呼吸法により人間の力を結集させます。」
源周は食事の場を和ませるように言った。
「呼吸だけなのですか?」
直子は言った。
「他の格闘技にはない方法ですね。」
育子が言うと
「闘真拳は神秘的ですね。」
久美子は笑顔で言った。
「呼吸法を変られるようになるまでが大変だと思います。」
源周が言うと
「私も習ってみたいです。」
泰子は言った。
「ぜひ教わるといいよ。」
翔太が言うと
「泰子さんがこれ以上強くなると僕の出番がなくなりますよ。」
関口は言った。
「関口さんもお強いですよ。」
久美子が言うと
「僕も格闘技を習ってみようかな?」
関口は言った。
「少しの時間でもやってみますか?」
源周は言った。

「俺が合図をしたら走れよ。」
国分が言うと
「国分さんこそあいつらに捕まらないでくださいよ。」
三田は言った。
「話をしていないで歩きなさい。」
林が言うと
「今だ。」
国分は言った。
「はい!」
三田は走り出してから言った。国分も三田を追って走出すと
「待ちなさい。」
林は大きな声で言った。

「質問をしてもいいですか?」
健春は俊之に言った。
「はい。」
俊之が言うと
「あの時にどうして手加減をなさったのですか?」
健春は言った。
「健春さんは誤魔化せないですね。」
俊之は言った。
「ミスター高村ならばもっと早く大輪さんの腹部に拳を当てられたはずですよ。」
健春が言うと
「それはあとでゆっくり説明しますよ。」
俊之は笑顔で言った。
「せっかくの食事の場がですから楽しい話にしますか?」
健春は言った。それぞれが思い思いに会話をして和やかになっていたが大輪だけが黙っていた。

「待ちさない!」
林は大きな声で言った。俊足の林は途中まで走って来たが三田や国分が遠ざかって行くと走るのを止めて立ち止まった。
「追いかけなくていいのかい。」
魯は物陰から現れると笑いながら言った。
「逃せとの支持だから仕方がないさ。」
林は言った。
「私たちが手を貸さなくてもあの日本人ふたりはうまく逃げることが決まっていたわけですね。」
魯が言うと
「我々警察が青い龍に笑われるのは憤慨だよ。」
林は怒った表情で言った。
「私も警察と連携をとるのは嫌いですが政府からの支持ですから仕方がないですよ。」
魯は言った。
「闘真拳の李先生にしては強引な依頼でしたね。」
林は魯と視線を合わせて言った。

「うまく相手から逃げられたようですよ。」
三田は息を切らせて言った。
「五輪の見物客に紛れてからすぐに日本に帰るとしよう。」
国分は息を切らせて言った。
「もう少し五輪を見物しませんか?」
三田が言うと
「中国捕まるとあとで厄介だぞ。」
国分は言った。ふたりは五輪会場の近くまで来ていた。
「サッカーの三田選手ですね?」
桜田は三田に近づいて来ると言った。
「早く帰国したほうがいいですよ。」
桜田の横で菊池は言った。
「貴方はどちら様ですか?」
国分は言った。
「首都圏テレビの者です。」
桜田が言うと
「我々は仕事終えtのでこれから帰国します。」
菊池は惚けて言った。
「報道関係者にしてはあまり見ない顔ですね。」
三田は覗き込んで言った。
「今まで著作権部にいたのですが部署が変わって報道に来ました。」
菊池は言った。
「そうでしたか。」
国分が言うと
「失敗続きで強制送還ですよ。」
桜田は言った。
「それはお気の毒です。」
国分が言うと
「これで窓際族に逆戻りですよ。」
桜田は国分を見て言った。
「それはちょうどよかった。」
国分が言うと
「僕たちと一緒に帰りましょう。」
三田は言った。
「我々は明日の始発で帰る予定です。」
桜田が言うと
「それまでどこかに隠れる場所はありませんか?」
国分は桜田に言った。

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