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「雨のあとに虹」 コミュニティコミュの雨のあとに虹・Part2 その52

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「立花さん。」
陽子が言うと
「皆さんも動かないでください。」
男は英語で言った。
「解かったよ。」
俊之は短く言った。
「おとなしくしていれば生命は保証します。」
男が言うと
「この人たちに抵抗はしない方がいいよ。」
俊之は言った。
「はい。」
久美子は震える声で言った。
「この人たちは誰ですか?」
直子が言うと
「私にも解らないわ。」
陽子は言った。
「私の生命を狙っても君たちには何の利益もないぞ。」
立花は男に言った。

「私たちはこれからどうなるのでしょうか?」
立花は言った。俊之たちは男たちに目隠しをされて自動車で10分ほど移動した建物の一室に閉じ込められていた。
「彼らの目的は僕たちの生命ではないと思うよ。」
俊之は言った。
「あの人たちは優しかったですね。」
直子が言うと
「あの男は高い語学力を持っています。」
陽子は言った。
「私たちがこんな事態になると育子さんたちに迷惑になるのが心配ですね。」
久美子が言うと
「立花さんは専務でありながら軽率でしたね。」
陽子は立花を見て言った。
「失礼しました。」
立花は言った。
「すでに起こったことは仕方がないからこれから先の対策を考えよう。」
俊之は冷静に言った。
「具体的にどうすればいいのですか?」
立花が言うと
「翔ちゃん。」
俊之は静かに言った。
「笹川さんはいないですよ。」
立花が言うと
「ここを出たいけれど準備は出来ているかい?」
俊之は言った。すると部屋のドアが開いて翔太と関口と泰子の3人が入って来た。

「笹川さん。」
久美子は言った。
「お待たせしました。」
翔太は微笑みながら言った。
「今頃になって現れても遅いわよ。」
陽子が言うと
「翔ちゃんを責めたらかわいそうだよ。」
俊之は言った。
「ここは日本と違って潜入するのに苦労しました。」
翔太が言うと
「これはどういうことですか?」
立花は言った。
「私たちが狙われた理由を知りたいです。」
直子が言うと
「これは情報堂の国分とサッカー選手の三田が仕組みました。」
翔太は言った。
「川嶋さんと育子さんに絡んでいるね。」
俊之が言うと
「国分は川嶋さんに付きまとっていたのですが矢島さんが追い払っています。」
翔太は言った。
「それは矢島から聞いたよ。」
俊之が言うと
「一方の三田は久美子さん付きまとっていたのを育子さんに合気道で退治されています。」
翔太は言った。
「悪いのは三田さんです。」
久美子が言うと
「国分と三田は最近になって手を組んでいます。」
翔太は言った。
「僕は矢島の自動車に細工をしたのは彼らの可能性が高いと思うよ。」
俊之が言うと
「細工をしたのは三田で間違いありません。」
翔太は言った。
「お互いが交換をして犯行に及びましたね。」
立花が言うと
「そうです。」
翔太は言った。
「次は育子さんの番かもしれないね。」
俊之が言うと
「はい。」
翔太は言った。
「それは卑怯です。」
久美子が言うと
「許せませんね。」
直子は言った。
「早くに逃げましょう。」
翔太が言うと
「うん。」
俊之は言った。
「これからも危険があるのでしょうか?」
久美子が言うと
「三田は中国マフィアの青い龍と通じていますから気をつけてください。。」
翔太は言った。
「僕たちを捕まえたのは青い龍だね。」
俊之が言うと
「高村さんたちを人質にして育子さんが試合で勝てないようにするためです。」
翔太は言った。
「負けるように要求するするつもりですね。」
直子が言うと
「はい。」
翔太は言った。
「これで意図が見えてきたね。」
俊之が言うと
「私は三田さんが許せないです。」
久美子は言った。
「さらに青い龍はもっと大きな考えています。」
翔太は冷静に言った。
「青い龍が考えていることは僕にも想像が出来るよ。」
俊之が言うと
「青い龍は高村さんたちを人質にとって日本政府と中国政府に身代金を要求するつもりです。」
翔太は言った。
「うん。」
俊之が言うと
「ひとりが1億円ですから8人で合計8億円を要求するはずです。」
翔太は言った。

「どうしたの?」
ゆき乃は育子の顔を見て言った。
「先ほどから胸騒ぎがしてしようがないのよ。」
育子は練習の疲れも見せずに言った。
「明日の試合で緊張しているからよ。」
ゆき乃が言うと
「そうではないような気がする。」
育子は言った。
「今夜は早めに休まないとダメよ。」
ゆき乃が言うと
「早く寝たいけれど眠れないかもしれない。」
育子は言った。
「育子らしくないね。」
ゆき乃が言うと
「しっかりしないとダメね。」
育子は言った。
「その前に何かを食べようよ。」
ゆき乃が言うと
「うん。」
育子は言った。
「早く食堂に行こうよ。」
ゆき乃が言うと
「少しお腹が空いてきたよ。」
育子は言った。ゆき乃は京子の腕をつかんで食堂へと歩いて言った。

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