関東大学バスケットボール好きコミュの2010/9/12　リーグ戦（３部）　第８５回関東大学バスケットボールリーグ

３部を見に行ってみた。
時間の都合上、１試合＋ちょっとしか見れなかったがとても良い試合だった。
場所は江戸川大学駒木キャンパス。
先週の早稲田の体育館は、蒸し暑く、２階席からの応援で、有料（８００円）だったが、
ここはエアコンが効いており、コートサイドの椅子から観戦できて無料。素敵過ぎる☆☆

●東洋大学ＶＳ江戸川大学

東洋：下城陽平、金賢、岩崎大樹、荒生純平、前田健滋朗
江戸川：呂直孝、臼井拓也、村田雄大、鈴木将太、黒澤勇樹

実力的には互角と見られる両大学にとっては、上位ステージに行くために落とせない一戦。

第１クォータ：
スタートは江戸川大学のペース。
オフェンスが面白いように決まる。
一方、東洋は金賢、岩崎にミスが多い。
また全体的にシュートが全く入らない。
第一クォータを２５−１０で江戸川１５点のリードで終了。

第二クォータ：
第二クォータに入っても東洋は全然調子が上がらない。
遂には35ー12の23点差まで広がる。江戸川は黒澤が３Ｐを決めまくる。
東洋の目監督からは怒号が飛び交う。
あまりに金賢がミスをするため、遂にセンターを尾崎に切り替える。
尾崎は(195cm)と長身で東海大浦安出身。昨年の千葉国体の県選抜にも選ばれていた。

彼が入り、また東洋はゾーンディフェンスに切り替えたところ流れ変わった。
東洋が連続得点で追い上げていく。
しかしこの日の江戸川は一気にはやられない。
江戸川の臼井が３Ｐを２本で立て続けに決め、流れ切った。
残り二分で42ー23と19点差。
江戸川の猛攻はとまったが点差は膠着した状態が続く。
前半を45ー28の１７点差で折り返す。

第三クォータ：
後半、東洋はスタメンに戻しオールコートプレスを仕掛ける。
江戸川はそのプレスに見事にはまり、ターンオーバーを連発。
またその奪ったボールを東洋の下城、荒生が３連発で３Ｐを決め、
あっという間に得点差を詰める。
さらに、速攻で金賢がダンクをぶちかます。
遂に江戸川がタイムアウトをとる。
わずか後半開始２分で49ー41まで追い上げる超猛攻となった。

タイプアウト後は江戸川はティモニンユーリーや、陶山、原田といった
１年も使いながら何とか凌ぐ。また黒澤の３Ｐも落ちない。
しかし東洋の勢いは止まらず徐々に追い上げてくる。
遂には58ー55の３点差となる。
それでも江戸川は逆転は許さない。３〜５点差のところで拮抗し続ける。
第三クォータを67-61で終える。

第四クォータ：
しばらくは粘った江戸川大学だが、
残り４分半に遂に東洋大学追いつかれる。80ー80。
東洋は下城、荒生の３Ｐが全然が落ちない。驚異的な得点を稼ぐ。

しかし、勝負どころのここから両チームとも必死のディフェンスを見せ、
残り４分から２分間お互いに点が取れなくなる。
金賢はフリースローを獲得するも２本とも外し、荒生はレイアップを止められる。
江戸川も東洋の粘りの前に得点がどうしても出来ない。
この緊張した展開から得点したのは江戸川大学。
決めたのは黒澤。またも３Ｐだった。
83ー80と江戸川３点リードとなり、残り１分半でタイムアウト。

もう後が無くなってきた東洋だがオフェンスに失敗。
一方江戸川は時間を使う。そして３Ｐラインから１メートル離れた場所から打った
３Ｐがなんと入ってしまう。これも江戸川７１番の黒澤。
残り１分で86ー80と６点差になってしまう。東洋は最後のタイムアウト。

タイムアウト後２点を返すが、86ー82でまだ４点差。残り４０秒ほど。
しかしまだ諦めない。必死の前からのプレスで江戸川のターンオーバーを誘い、
すぐにシュート。外れるもののフリースローを獲得。
１本目を決め、２本目は外れるが東洋の岩崎がリバウンドを拾い、それを前田が決める。
残り１５秒ほど。86ー85で遂に１点差。
江戸川はリードしているのだが、バタバタしてしまい再びターンオーバー。
奪ったボールを３Ｐで決め返し、残り７秒で86ー88と最後に東洋が逆転！！

江戸川は陶山が意地で決め返し88ー88にする。
残り３秒ほど。延長かと思われたが、ラスト０秒で金賢ブザーとともにシュート。
シュートは外れるもファールを誘い、フリースロー２本獲得。
東洋ベンチは大歓声。
ブザーが鳴ったあとであったためリバウンド無しのフリースロー。１本でも決めれば勝ちとなる。
そのシュートを金賢はきっちり２本とも決め、東洋の大逆転勝利！

前半で２３点もリードしていた江戸川が負けるとは思いもよらなかった。
バスケットはこれだから面白い。