'75年に発表された五枚目のアルバム『Fool For The City』は、そんな彼らの代表作だ。
本盤収録曲で有名なのは、全米20位を記録した『Slow Ride』だろう。
だが、アルバムのオープニングを飾るタイトル・ナンバーも、それに勝るとも劣らない一曲。
シングル・カットされた結果は全米45位とあまり振るわなかった。
この曲、オリジナルはフォー・シーズンズのボーカリスト、フランキー・ヴァリのヴァージョンで、'67年に全米2位を記録。ローリン・ヒルやトミー・フェブラリーなど、様々なアーティストがカバーしているが、やはりBoys Town Gangのバージョンにトドメを刺すでしょう。
Boys Town Gangは黒人女性のジャクソン・ムーア(2代目ボーカリスト)と、2人の白人男性、トム・モーレイとブルース・カールトンのユニット。「Can't Take My Eyes Off You」は1982年発表のゴキゲンなディスコ・ナンバーで、全英4位を記録。日本でも大ヒットした。
ジャクソン・ムーアのボーカルとハッピーなメロディは相性が良く、声にややアクがあるフランキー・ヴァリのバージョンよりもこちらの方が出来がいい。フックの部分で聴けるホーンのフレーズで耳を引きつけ、サビで一気に盛り上がる展開が実に快感。
Boys Town Gang自体はほぼ一発屋で終わってしまったが、この曲と共にその名は多くの人の心に残っていくことでしょう。
昔、AuのCMで流れていた平井堅ちゃんの曲の元ネタがこれでしょ!
この曲のステレオ・バージョンでは、終盤の「I know you never even try girl」という部分でジョンが歌詞を間違えて歌っており、さらに歌の最中に吹き出し笑いをしているのだが、当時はそのバージョンが堂々と発売されていた。
「Please Please」という韻を踏んだ歌詞も実にウマイ!
「Rockin' All Over The World」はそんな彼らの代表作のひとつである。
'77年に全英3位を記録したこの曲の作者は、元CCRのジョン・フォガティ。
ステイタス・クォーは基本的にオリジナル志向のバンドだが、同時にカバーの名手でもあった。
「Rockin' All Over The World」はそのことがよく分かる一曲だ。
ジョン・フォガティのオリジナルも非常に魅力的だが、今となっては"クォーの曲"というイメージの方が強いだろう。
クオーが出演したあの"Live Aid"('85年)でも、イベント全体のオープニングを飾ったのがまさにこの曲だった。
クォーにはこの他にも「Paper Plane」、「Caroline」、「Down Down」、「Whatever You Want」などの名曲がいっぱい。
気になった方は、'04年発表のベスト盤『XS All Areas』あたりから聴いてみよう。
オリジナル・アルバムなら全盛期の名盤『Piledriver』、『Hello』、『On The Level』、『Rockin' All Over The World』などがオススメ。
1980年に発売されたアルバムタイトルも同じ
『1980』
一時期、オリジナルアルバムのアナログが中古で5000円以上しました・・・
BT Expressのデビューは1974なのですが売れ出したのはこのアルバム以降じゃないかと思います。
同アルバムにもうひとつのB.T.EXPRESSの代表曲『GIVE UP THE FUNK』が収録されていますが自分はやはり『Have Some Fun』の方が好きです。