こども英語落語道場コミュの大阪おとな寄席

予想通り大爆笑の「大阪　英語落語おとな寄席」

はじめて高座に上がられる方もおられました。
２回目以上の方はやっぱり貫禄でした。
まくらもよく工夫されていて、もうすごかった！！！

１２人の英語落語、ずっと笑いっぱなしで、しわしわにお顔になりましたがな。

茶話会では、応援に来てくださった演者のご家族の方や、英語の先生方も含めて、みなさんに一言ずつ感想を頂きました。

5月から指導者養成講座を受けて頂いた先生方。
それぞれの胸のうちには色々な多いがあったことだと思います。

私はそんなアホなことはしたくない！という先生方ももちろんおられました。
けれど、生徒のために、えい！！と覚悟を決めて表現活動とはどういうことなのか、その身を投じて全力で努力されてきたその姿に私は本当に頭が下がる想いです。

生まれつきオモロい先生（たぶん、おぎゃーという声も爆笑を誘ったに違いない）は、その本領をもっと発揮するために工夫されました。

優しいお人柄。誠実なお人柄。
そんなところも、落語の素敵なエッセンスとして滲みでていて、心にずんずん響きます。

私からは、名古屋の「おとな寄席」での素晴らしい体験もご報告。
皆さん興味深く聞いてくださいました。

それからもうひとつ。

こども英語落語の落語のあり方についてお話させて頂きました。

笑いをとれると嬉しいです。
笑いをとるために先生も生徒も考えます。どうやったら伝わるか、どうやったら感じてもらえるか。どうやったら笑ってもらえるか。
その動機が、英語をただの音の羅列ではなく、言葉として、伝える為の道具として使うエネルギーを生み出す。

でも、気をつけて欲しい。
いつの間にか、笑いが取れたら成功、取れなかったら失敗。
そんな評価に縛られてはいないか。

私たち英語教師は、こどもたちを芸人にしたいわけではない。
落語というツールを使って、英語習得の成果を出したいのです。
こどもたちに、英語を使うということ、英語という言葉をを使って自己表現し、人とコミュニケーションすることを経験して欲しいのです。
しっかり想像すること。
しっかり感じること。
自分らしく表現すること。
自分の意志で自分のやり方で伝えること。

それを英語でする経験をして欲しいのです。

ですから、こどもたちが落語をして、笑いが取れたら、そこだけを評価しないで下さい。感じてもいないのに表現がおもしろくても褒めないで下さい。
笑いがとれなくても、しっかり心で感じることができたことを、そこを見逃さずに見つけて、そこを褒めてあげて下さい。かならず見つけてあげて下さい。

英語落語は、もともと、お笑いの素質のあるこどもだけのためにあるのでありません。
むしろ、そうでないこどもたちにこそ、チャレンジして欲しい。
ですから、この子には向かない、と限定しないで下さい。

教えていく中できっと迷う時が来ます。
その時はいつも北極星を見つけて下さい。
先生が迷っていては、こどもたちも、お母さんたちももっと迷ってしまう。

私たちは、なぜ、英語教育に落語なんかを使っているのか。
いつも自分に問い、その答えの先にあるこどもたちの姿を見ながら頑張っていきたいと思います。

協会のお父さん（笑人先生）（あれ？おじいちゃんやったかな？）からは、
落語を演じるコツや、また、落語をやってよかったと思う事、を話して頂きました。

協会のお母さん（せきこ先生）（え？おばあちゃん？？？）からは、みんなに「すごいぞ～！がんばれ～！！」のエールを。

お手伝い頂いた皆さん。
お茶子さんをしてくれたり、めくりを苦労して作って下さったり。
応援に来てくださった皆さん。
そして養成講座で一緒に頑張ってくださった皆さん。

そしてそして、家族のようなスタッフのみんな。

ありがとうございました！！！！

コメント(10)

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[1] mixiユーザー 09月24日 12:45

がめら先生、演者の先生方、スタッフの方々、
どうもお疲れさまでした。

前列に座って、いっぱい笑わせて頂きました～！
ホントに、しわしわお顔が怖いです～～。

がめら先生の「こども英語落語のあり方」のお話、
すごく考えさせられました。

うちの姉弟も一緒に舞台に上がることが多くて、
私が「２人共よくがんばったね～！」とほめても、
「お姉ちゃんは笑いが少なかったから負け」とか
「弟は笑いが多く取れたから上手になった」とか、
子供達はいつのまにかお客さんの笑いで、落語の
評価しているんです。

ずっと「なんか違う。。。」と思っていましたが、
がめら先生の昨日のお話を聞いて、納得しました。

そうなんです、お客さんを笑わすことだけに意識が
傾いてしまうと、オーバーアクションをしたり、
面白いことを出来る子が向いていて、出来ない子は
向いていない、ということになってしまいます。

そうじゃないんですよね。

娘は弟のように派手なパフォーマンスは出来ないけど、
登場人物の気持ちを考えて、場面をしっかり想像して、
自分らしく表現できている。いつも笑いはとれないが、
心で感じることが出来ている・・と、私は思います。

英語教育に落語を取り入れる意義について、もう一度
考え直してみます。北極星を見失わないようにします。

貴重なお話＆楽しい体験、どうもありがとうございました。

えみしょう（自称・和歌山支部長）

[2] mixiユーザー 09月24日 14:11

もう、本当に昨日は腹の底から何度も笑わせてもらいました。
（それでも着崩れしなかったのは、ひとえにLica先生の着付けのお陰です。）

私は今回が２回目の大人寄席でした。。なぜかトリで。
大勝負に出た？! ぴ～～～（from Koban)
終わった後「臭ってきそうやわ。。」と言われて、ホッとしました??

がめら先生、笑人先生、あらら先生、
スタッフやお手伝いしてくださった方たち、
寄席を見に来ていただいた方々、
そしてそして、仲間のみんな。
本当にありがとうございました。

前回は、ただただ緊張と笑いの中で
あっという間に終わった養成講座と寄席でした。

レッスンに英語落語を導入して約１年と数ヶ月。
今回の講座（５ヶ月間）は初回と違い、いろいろ考えさせられました。

なぜレッスンで英語落語をするのか、
子ども達にどういう変化が見えているのか?
結果を出さないと（発表会を開かないと）いけないのか？などなど。

自分の英語落語への姿勢も問われる期間でした。

子どもに教えるなら自分がちゃんと出来ないと！という考えから
脱出した期間でもありました。

もちろん、自分が出来ないといけない。

でも、自分も未熟ながらやり続けて、未熟ながら教え続けて
「自分の心に気持ちを乗せて伝える」
ここが私の生徒に向けて発信したいことなのではないか、と
今回強く思いました。

それが出来ない子が増えている。
自分の心にどんな気持ちがあるのかも、分からない子もいる。
気が付いていない子もいる。

落語を演じながら、「その人は今どんな気持ち?」
「その人はどんな気持ちで言ってるの?」
「何をあなたは観客に伝えたいの?」

想像する、気持ちを伝える、
そしてそれが相手に伝わった時（その一部が笑いなのかもしれません）
子ども達は喜びを感じる。

笑いを取れなくてもいい。
「心が伝わった」「心に残った」
この根本が、喜びが、子ども達が分かってくれば
英語落語をレッスンに取り入れる意義も出てくるのでは?と思いました。

まだ迷いながら進んでいる状態ですが、
これからもご指導よろしくお願いします。
ありがとうございました。

[3] mixiユーザー 09月24日 20:36

>笑いをとるために先生も生徒も考えます。どうやったら伝わるか、どうやったら>感じてもらえるか。どうやったら笑ってもらえるか。
>その動機が、英語をただの音の羅列ではなく、言葉として、伝える為の道具とし>て使うエネルギーを生み出す。

学ぶ動機がセットでついてくる学習法とは･･やるなあ英語落語。。

[4] mixiユーザー 09月24日 23:57

大阪おとな寄席ではお世話になりありがとうございました。あの後とても疲れましたが、気持ちは元気がでました。パワーっていうのか、やる気というのが。私が寄席を経験することで、子どもたちが寄席に出るときの気持ちがわかってあげれるので、子どもに落語を指導するうえで、とてもプラスな経験です。私は落語をすることで、人と話をしたりするのがより楽になった気がします。ちょっとした間や話のテンポは会話にとても役立ちます。だから子供たちも自分が何かを人に訴えたいときとか、どういう風に話すのがいいか、落語の中で、そのテクニックを学んでほしい気がします。噺家さんの日頃のおしゃべりは
とても聞きやすく、説得力もあるなとよく思います。大人になるにつれ、いろんな場所で意見をもとめられますものね。そしていい仲間を増やしてほしいです。

[5] mixiユーザー 09月25日 11:19

２３日ありがとうございました。
前日までお稽古もしながら、「どうにか休む方法はないか？」と
逃亡を計画したりしていたのですが、（汗）
生徒さんが来て下さるかも、と言うのを思い出し頑張って行けました。
当日は公民館の大人の生徒さんが３名も来て下さり、やっぱり行って良かったです。

落語の方は皆さんに、お世辞でもほめて頂けて嬉しかったです。
自分では、良かったのか悪かったのかあまり分からないです…

がめら先生のおっしゃった
「笑いが取れた」事で評価する、という事、
私自身も「笑いが取れた」と言うことで成功かどうかを判断していたところが
ありました。
なので、とても考えさせられました。

けれど、実際高座で演じているときに、笑いも取れて嬉しかったですが、
それよりも、最前列で座っているがめら先生が時折「うんうん」と
頷いてくれている姿に勇気づけられました。

そんな意味では発表会というより、卒業試験だったような気分です。
ご指導頂いた先生方、当日お手伝い頂いた先生方本当にありがとうございました。
一緒に養成講座を受講させて頂いた皆さんとも仲良くなれて嬉しかったです。

「めくり」の件　偉そうにべらべら喋って失礼しました。
あれって、条件（PCとプリンター）さえ揃えば、誰でも出来ますよ。
また他の先生にも是非挑戦して頂きたいです。
やり方については、またアドバイスさせて頂きますよ～。

本当にありがとうございました。

コスモス亭　星見

[6] mixiユーザー 09月25日 22:03

初めて参加したおとな寄席の１日、長かったような、短かったような。
午後はずっと笑いっぱなしで　終わった後はふらふらでした。

指導してくださったがめら先生、笑人先生
本当にありがとうございました。
バックアップしてくださった先生方、
一緒に講座をうけた先生方、
そして暖かい目で応援してくださった方々、
本当にありがとうございました。

養成講座が始まってから、わからない事、できない事がいっぱいあって
苦しかったのですが、その分、たくさんのことを学ばせていただきました。

目の前にないものを想像すること、感じること
それがどれだけ大切で、また難しいことなのか
回を重ねるごとに　どんどん考える様になりました。
このことは落語だけでなく、日々の指導においても
いつも忘れないでいたいと思います。

自分のパフォーマンスを先輩参加者の先生に指導していただくこと、
そして、がめら先生がその先生の指導方法にアドバイスをされる様子を
そばで見ること、
他の方のお稽古の様子をそばで見せていただいたこと　
どれもがとても勉強になりました。

茶話会でがめら先生のお話を聞いて　心にすとん　と言葉が
落ちてきたにもかかわらず、「メモしてなかった～！」と
あとで後悔していたところだったので
がめら先生がここに書いてくださってよかったです。
再確認できました。
しっかり心に刻んで、北極星を見失わないよう、
これからも　もっともっとがんばりたいと思います。

[7] mixiユーザー 09月28日 11:08

> ジョイフルさん

＞自分の心にどんな気持ちがあるのかも、分からない子もいる。
気が付いていない子もいる。
落語を演じながら、「その人は今どんな気持ち?」
「その人はどんな気持ちで言ってるの?」

↑自分の感情を言語化すること。
おとなでも難しいことがあります。
それが出来たら、すなわち、お話の中の人物の感情を言語化することができる。

では、感情を言語化する能力は必要でしょうか。
それが出来なくて上手くコミュニケーションできずに孤独に苦しんでいるおとながたくさんいるように思います。

では感情を言語化する能力があれば人生の諸問題を解決出来るでしょうか。

それには論理的思考と客観視の能力が必要です。
1.感情を言語化できるほど自分の心を管理できること。
2.論理的思考力。
3.人間を愛する気持ち。

この3つがあれば人間は幸せを掴むことが出来る。
自分らしい人生を自分で切り開くことが出来る。
と私は思います。

話が飛躍してごめんなさ～い。

落語を演じる中でその場面を想像して感情を確かめること自分の心で感じることは大切ですよね！という話です。

[8] mixiユーザー 09月28日 11:10

> つっちーさん

学ぶ動機がセットでついてくる学習法とは･･やるなあ英語落語。。

そやねん、そやねん、
なかなかやるでしょ。
英語落語。

おまけに教える側の自己探求や自己改革までついてくる。

望めば、だけど。

[9] mixiユーザー 09月28日 11:21

> けんママさん

お返事遅くなっちゃってすみません！

＞あの後とても疲れましたが、気持ちは元気がでました。パワーっていうのか、やる気というのが。

それはとても嬉しいです。
身体や神経は疲れても、心に前向きなエネルギーがみなぎるときは、
「きらきらの波動」に触れたときですね。

おとな寄席に参加された先生方は、教育のために自己研鑽の努力をされる先生方です。
つまり愛のかたまり。

だから、きらきらのかたまり。
その場にいる人の心の中のきらきらも、引き出されていく。

だから、清々しく、熱く、楽しく、やる気がみなぎるんですよね。

私も皆さんから、エネルギーを頂いてまっせ～。

＞寄席を経験することで、子どもたちが寄席に出るときの気持ちがわかってあげれるので、子どもに落語を指導するうえで、とてもプラスな経験です。

英語の先生の鏡です！

＞私は落語をすることで、人と話をしたりするのがより楽になった気がします。

そうなんですかあ！
私も生きるうえで自分のどっちでもいいこだわりや小さなプライドをどんどん削ぎ落とすことが出来て楽になりました！

落語の神様はそういう影響を与える方ですなあ～。

[10] mixiユーザー 09月28日 11:42

> Naoko　Loriさん

めくり！！
ほんまにありがとうございました！
丁寧で迅速めちゃめちゃ仕事が出来る女、ということが今回発覚いたしました！

いや本当に感謝しています。今後も協会を見捨てずめくり作成お願いいたします！

＞がめら先生のおっしゃった
「笑いが取れた」事で評価する、という事、私自身も「笑いが取れた」と言うことで成功かどうかを判断していたところがありました。
なので、とても考えさせられました。

考えて頂いて嬉しいです。実際に笑いが欲しいという動機もありますから否定していいわけではありません。

つまり「言語を用いて人の心を動かす体験」なんですね。

驚いたり悲しんだりお話の中に引き込まれたり、喜んだり笑ったり…

笑いはそのうちのひとつ。

おちがある文芸である以上、笑いは目標になりますがそこだけを目標だとこどもたちに思わせることはよくない。
もっと言えば危険です。

「日本語で人の心を動かす」
本当の人間教育はそこに行き当たります。

みなさんでもっともっと考えて考えてディスカッションしていくカルチャーを作りましょう。

考えることは価値を創造すること。

それが教育に携わるものの存在価値だと思うんです。

＞けれど、実際高座で演じているときに、笑いも取れて嬉しかったですが、
それよりも、最前列で座っているがめら先生が時折「うんうん」と
頷いてくれている姿に勇気づけられました。

頷いていたことは記憶喪失していますが