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とちぎユースサポーターズネットコミュの【社会事業家紹介】NPO法人みらい 清野恵美子氏 [2009年07月29日(水)]

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「社会で生きにくさを感じている人たち(精神に障害を持った方等)を社会とつなぐ」 http://blog.canpan.info/tochigi-ysn/archive/59 特定非営利活動法人みらい
指定障害者相談支援事業所みらい
清野恵美子 氏 (7月31日の交流会のゲストです、気軽にお越しください)

日時:2009年7月2日(木曜日)
場所:コミュニティ茶論 みらい
インタビュアー:稲井田、高野、主計、高橋


1954年福岡県生まれ。国家公務員、主婦を経て2003年精神保健福祉ボランティアの養成講座に参加したことから、栃木市と小山市の精神障害者の作業所でボランティアを行う。1998年から栃木市の作業所に非常勤で関わる。2000年、作業をしない作業所「ラベンダーハウス」(小山市)、2002年障害の有無に関わらず来られる居場所「みらい」(間々田・現野木町)、2004年就労をメインにした作業所「カレーハウス」(野木町)を設立。精神障害者だけでなく、そこに含まれないボーダーの人たちを就労につなげることを目指す。


事業概要
「コミュニティー茶論 みらい」
事業内容:相談支援事業、居場所
料金:相談費無料
利用料一日100円
時間:火〜土10:00-18:00

「カレーハウス」
事業内容:レストラン、小規模共同作業所
メニュー:タイカレー(限定5食)、インド風カレー、ジャワカレー、ハワイアンカレー、キーマカレー、ハッシュドビーフカレー、特製欧風カレー、カツカレー、特製カツカレー(限定5食)等
料金:400〜700円
営業時間:11:00-14:00
訓練時間:10:00-16:00


現在の事業に至るまで
【作業所に行けない精神障害者の居場所】

精神障害者の方が社会で働く時は、ボールペン作りや箱作りなど簡易作業を行う小規模共同作業所(以下、作業所)が一般的である。清野さんは、栃木市の作業所で働いている際、当事者の「まだ作業所には行けないが、家の外に出たい」というニーズを知る。「朝起きて、顔を洗って、安心して外に出て来られる場所」の必要性を確信した清野さんは、作業をしない作業所(=居場所)「ラベンダーハウス」を作る。現在は、みらいの移転とカレーハウス設立に伴い、違うスタッフによる運営となっている。


現在の事業内容
【国が対応出来ない人たちが事業対象】

ラベンダーハウスで働くうち、清野さんは新たなニーズをとらえた。対人恐怖など、精神障害とは認定されないが社会生活に困難をきたす人たちもまた、居場所を必要としていたのである。よって障害の有無に関わらず来られる居場所「みらい」を作る。さらに、そのような人たちが社会に出て企業に就職するための練習場所が必要であると考え、就労をメインにした作業所「カレーハウス」を作る。家に引きこもっている人が一歩を踏み出せて、地域へ出て行くための踏み台を目指す。

?みらい

居場所は、飲み物を飲みながら気楽に会話が出来るようにソファーで囲まれた部屋で、三十人ほどが会員となっている。居場所に来るようになり、笑えるようになったという方や、人と話せるようになったという方がいる。障害者でないボーダーの人も対象にしているため、障害者自立支援法にかからず、認可されていない。

また「みらい」では、精神障害者の方や家族の相談を病院やNPOなどとつなげる「相談支援事業」を野木町から委託している。


?カレーハウス

食器洗いや店内の掃除、ウエイターやレジなどの仕事を通して、コミュニケーションや人に慣れるための練習が出来る。カレーを食べに一般客が訪れる地域開放型スペースであり、市民やボランティアが、構えずに、意識せずにNPOに入って来られる窓口にもなっている。離職したケースもあるが今まで二人の就労者がいる。現在は7人の精神障害者の方が働いており、質問されたときに何も言えなかった方が、受け答えが出来るようになり、ウエイターを避けていた方が、積極的に出来るようになった等の変化が見られる。

事業規模が小さいため認可されず、資金は自主財源で賄う。しかし売り上げは半分を給料、半分を材料費にしているため、安定した資金の確保が課題である。


現在の課題と解決法
【国のニーズにも応えることで資金獲得】
事業で利益はほぼとらないため、資金不足が課題となっている。対策として、認可の下りる「作業所」を作る事で資金を得る構想を持っている。


清野さんを動かしてきたものはなにか
【目の前にいる一人のために】
清野さんが進めてきた事業は、初めから考えていたモデルではなく、目の前に居る一人の人のニーズを真剣に受け止めてきた結果生まれたものだ。先例がなくとも、「この人たちをどうやって社会に出すか」を考え、ラベンダーハウス、みらい、カレーハウスと、必要とされている事業を作ってきた。様々な壁を乗り越えて来られたのは、その人たちの陰には、同じ境遇にいる、見えない人たちがたくさんいると信じてきたからだ。実際に、みらいを作るきっかけとなったボーダーの若者は、事業で力をつけ、現在カレーハウスの中心的な存在となっている。


清野さんの目指す社会
【多様な生き方・価値観を認める社会】
足が速い、料理が上手など色々な能力や価値観があって当たり前なのに、全員が高学歴・大企業を目指すような価値観の偏った社会になっている。ゆとり教育で個性をのばすと言いつつ、運動会では全員同時にゴールする学校など、逆に個性を消している。精神に障害を持った方と接するときの違和感を受け入れる社会を目指したい。
一方で清野さんは、みらいに来る人たちに、病気だということ・コミュニケーションが苦手だということを理由にして、努力することをあきらめてはいけない、と伝えている。社会に理解してほしいと訴えるばかりではなく、本人の働きたいという思いが大切だ。


社会事業家を目指す学生へ一言
【最初の思いを大切に】
NPO活動や社会事業を仕事にしようとしている若い人が増えているのを感じ、嬉しいです。必ず途中で失敗したり、自信を失ったり、自分のしていることを見失うことがあると思うが、最初の思いをずっと持ち続けて継続してください。


取材スタッフより
清野さんは、笑顔で頷きながら質問を聞いてくださる、やさしい雰囲気に包まれた方でした。話を聞くうちに、穏やかな雰囲気の中に、困難に当たっても最初の思いを信じて事業を進めてきた強さが見えました。

コメント(2)

第4回社会事業家と交流会 報告

皆さんこんにちは、ユーススタッフの高橋ですわーい(嬉しい顔)

「第三回社会起業家と交流会」の報告です。

2009年7月31日(火)
@宇都宮市内のカフェ・Fleur Blanc(フルールブラン)

クローバー今回のゲストクローバー
NPO法人みらい 清野恵美子さん
(詳しくは、ブログ内【社会事業家紹介】 をご覧ください)

学生や社会人の方々、8人(スタッフ含め13人)にご参加いただきました。
清野さん、来ていただいた皆さん、ありがとうございましたexclamation ×2

事業を作ってきた清野さんの思いが伝わり、
そして自分の思いも大事にしようと思える良い時間でした。

女性として働き、母親として人を育て、社会事業を行ってきた清野さんの
人間力が伝わり、スタッフ一同感動しました。
(泣きそうになったスタッフも多数。)

次回も学生スタッフ中心に、
皆さんに良い時間を提供できるよう頑張るので
楽しみにしていてください手(チョキ)

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アンケート集計
□今後、社会事業家ゲストとして呼んでほしい方や、呼んでほしい業種

子育て支援
民間の教育関係
外国人労働者などの生活支援
動物愛護や園芸セラピー

□意見・感想

・清野さんの貴重なお話、そして様々な分野で活動している方と交流でき
 大変良い時間でした。
・悩んでいる問題を共有でき、有意義な時間でした。
 もっと交流が広まっていけたらいいなと楽しみが増えました。
・貴重なお話を聞けて、これから自分が社会人になり、親になる上で大変参考になりました。
 「人一人育てる」事の重みを今からかみ締めたいと思います。
・清野さんの経験からくる話がとても共感でき、その想い、人柄がしっかりと伝わりました。
 もっと時間がほしかったです。
・ほんとうに明るい未来を感じました。
・人生の先輩方にたくさん出会えて良い刺激をたくさん受けました。
・大変勉強になりました。
・ゲストの方のお話が大変興味深く、楽しい時間がすごせました。
 ありがとうございました。

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とちぎユースサポーターズネットワークblog
http://blog.canpan.info/tochigi-ysn/

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