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第106回歯科医師国家試験 対策コミュの重要用語解説

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ご利用者のみなさまから依頼があった「解説してほしい用語サーチ(調べる)」の解説をずらずらと〜

コメント(29)

【三方活栓】

サンホウカツセン
three-way stopcock

口腔外科

医療の分野において点滴等を行う際に使用されており、2つの分岐管から供給される薬液等を他の1つの分岐管に交互にあるいは同時に供給するもの

画像は株式会社トップの三方活栓
【先天性風疹症候群】

センテンセイフウシンショウコウグン
congenital rubella syndrome

小児歯科

【概要】

妊娠初期に妊婦が風疹に感染することによって、新生児にさまざまな奇形や障害をもたらす症候群のことで、母親が無症状であっても発生する可能性がある。

妊娠した女性が、風疹に対する抗体をもってないまま、初感染で風疹ウイルスに罹
患して、しかも妊娠初期の胎児の器管形成が体内で行われているときに、風疹ウイル
スによって胎児に先天異常をもたらす疾患のこと。


【予防方法】
これから妊娠する予定のある女性で、風疹罹患歴または風疹ワクチン接種歴のない方は、予防接種を受けることで先天性風疹症候群の発生を予防できる。


【罹患リスク】
妊娠4週目までに罹患した場合50パーセント以上(つまり受精から考えて)
5−8週で35パーセント
9−12週で15パーセント
13−16週で8パーセント
20週以降はほとんど影響はない。
つまりきわめて妊娠ごく初期の罹患リスクが高いと考えられる。


【症状】
典型的な症状は、心奇形・難聴・白内障である。


《参考:耳鼻科50音辞典 http://homepage1.nifty.com/jibiaka50/》
【ヘモジデリン】

ヘモジデリン
hemosiderin

基礎>生理学・病理学

【何か?】
ヘモグロビン由来の色素のこと。
鉄を含むため、黄褐色あるいは褐色の結晶様。
ベルリン青染色により青に染まる。
参考画像(http://www.chiringi.or.jp/k_library/chinsa_hp/hemosid.html)

【生成由来】
赤血球やヘモグロビンが細胞(マクロファージなど)に貪食されリゾソームで分解される過程で生じるもので、正常な状態でも脾臓や骨髄に認められる。
ちなみに、ヘモグロビンが分解される際、ビリルビンも生成される。

【代謝】
遊離ヘモジデリンは腎尿細管で再吸収される
鉄はヘモジデリンとして尿に排泄される
(溶血により遊離ヘモジデリン増加⇒尿におけるヘモジデリンは陽性となる)

【疾患】
全身性ヘモジデローシスにより、全身の臓器や組織にヘモジデリンが沈着する。
【特性X線】

トクセイエックスセン
characteristic X‐rays

歯科放射線

【概要】
各元素に固有な波長の線スペクトルを示すX線をいう。

内部転換電子が放出されたあと、空孔のできた軌道に外側の軌道から電子が落ち込み、軌道電子のエネルギー準位の差に相当するエネルギーが特性X線として放出される。K殻の空孔がL殻またはM殻の電子によって満たされた場合、それぞれKα−X線、Kβ−X線、L殻の空孔が満たされた場合、Lα−X線と呼ばれる。

《図解はこちら(http://www.hitachi-medical.co.jp/info/xtube/character.html)》
《参考:緊急被爆医療研修のHP:http://www.remnet.jp/index.html》

トラネキサム酸

トラネキサムサン
trans-4-(aminomethyl)cyclohexane-1-carboxylic acid

基礎>薬理学

【臨床的に…】
一次線溶亢進による異常出血に有効な止血剤である。
(フィブリン分解を抑制)
経口投与の際は、苦いためカプセルとして服薬される
最近、肝斑治療のために処方されることもある(薬剤名:トランサミン)。

【概要】
人工合成されたアミノ酸。
【結合組織(支持組織)】

ケツゴウソシキ(シジソシキ)
connective tissue

基礎>組織

【概要】
細胞、線維(膠原線維、弾性繊維、細網繊維)、および無定形基質からなる。後者2つをあわせて細胞外基質という。上皮と異なり、細胞外基質に数種の細胞が散在するという特徴を持つ。

【分類】
結合組織は線維の種類、量、配列などにより、以下のように分けられる。

1.線維性結合組織
       ・疎性結合組織
       ・密性結合組織
2.細網組織
3.脂肪組織
4.膠様組織

ただし、4.膠様組織は胎児のみに見られる。

【参考】
・疎性結合組織:膠原線維がまばらに不規則な走り方をする結合組織をいう。
【疎性結合組織】

ソセイケツゴウソシキ
loose connective tissue

基礎>組織

【概要】
膠原線維がまばらに不規則な走り方をしており、組織液が貯留している結合組織をいう。

【分布】
皮膚や粘膜の下(皮下組織、粘膜下組織)、神経や血管の周囲(外膜)、腺の周囲(線維鞘)、腺の葉や小葉の間(葉間、小葉結合組織)などに広く分布している。

【種類】
疎性結合細胞に該当する細胞は、
・線維芽細胞
・脂肪細胞
・自由細胞
・遊走細胞
・色素細胞 などがある。

【参考】
・膠原線維:結合組織の細胞間質のもっとも重要な要素である。コラゲンからなっており、腱や靭帯はこの線維の集束である。

・線維芽細胞:膠原線維や弾性繊維の前駆物質を産生する細胞である。
・脂肪細胞:脂肪を蓄えるために特別に分化した細胞である。
【膠原線維】

コウゲンセンイ
collagen fibers

基礎>組織


【概要】
結合組織の細胞間質のもっとも重要な要素である。コラゲンからなっており、腱や靭帯はこの線維の集束である。骨や軟骨にも大量に含まれている。張力に対して強い抵抗性を示す。光学顕微鏡と電子顕微鏡で見える差で、膠原原線維と膠原細線維とに呼び分けられている。

【構造】
膠原線維の1本は細い無数の細線維の集まりである。膠原細線維は太さと濃淡の違いによる周期的な縞(横紋)がみられ、その周期は約67㎚であり、これは隣接するトロポコラゲンが隣接するものと67㎚ずれているからである。また、約37㎚の間隔をあけて配列していることも縞模様形成に関与している。この膠原細線維の周期のことをD周期とよんでいる。

【形成】
膠原線維の形成には張力が大きくかかわっている。張力をかけられた組織内で線維芽細胞がその方向に長くなって並び、出来てくる線維の配列もその方向に沿う。作られる線維の量もまた、張力をかけることによって増す。


【参考】
コラゲン:生体の30%を占めているタンパクである。現在20種類近く( I 〜 XV )が知れている。
【コラゲン】

コラゲン
colllagen

基礎>組織

【概要】
生体の30%を占めているタンパクである。現在20種類近く( I 〜 XV )が知れている。

【定義】
(1)細胞間質の蛋白であること、(2)3本のポリペプチド(α鎖)がらせん状に集合したものであること、(3)他の細胞間質成分と結合し高分子複合体を作ることがあげられる。
Α鎖は約1000個のアミノ酸からなる。
コラゲンの中で普遍的なものは I 〜 IV 型である。

【参考】
I 型コラゲン:最も一般的なコラゲン。3本のα鎖が集まって膠原線維を作る。

II 型コラゲン:軟骨の細胞間質に見られる。3本のα1( II )鎖からなる。これは軟骨芽細胞によって作られる。細い線維となる。

III 型コラゲン:胎児の血管や皮膚に多くみられるコラゲンである。3本のα1( III )鎖からなり、これは線維芽細胞、平滑筋細胞によって作られる。細網繊維には特に III 型コラゲンを多く含まれている

IV 型コラゲン:基底膜の主成分を成すコラゲンである。
2本のα1( IV )と1本のα2( IV )からなる。
上皮細胞や血管内皮細胞によって作られ、会合しても線維状はなさず、網状構造を作って存在する。
【 I 型コラゲン】

イチガタコラゲン
collagen I

基礎>組織

【概要】
最も一般的なコラゲン。3本のα鎖が集まって膠原線維を作る。

【構造】
2本のα1( I )鎖と1本のα2( I )鎖からなり、集まって膠原線維を作っている。

【所在】
結合組織、骨組織、歯の象牙質などに見られる。それらの I 型コラゲンは、線維芽細胞、骨芽細胞、象牙芽細胞によって作られる。
【 II 型コラゲン】

ニガタコラゲン
collagen II

基礎>組織

【概要】
軟骨の細胞間質に見られる。3本のα1( II )鎖からなる。これは軟骨芽細胞によって作られる。細い線維となる。
【 III 型コラゲン】

サンガタコラゲン
collagen III

基礎>組織

【概要】
胎児の血管や皮膚に多くみられるコラゲンである。3本のα1( III )鎖からなり、これは線維芽細胞、平滑筋細胞によって作られる。細網繊維には特に III 型コラゲンを多く含まれている
【 IV 型コラゲン】

ヨンガタコラゲン
collagen IV

基礎>組織

【概要】
基底膜の主成分を成すコラゲンである。
2本のα1( IV )と1本のα2( IV )からなる。
上皮細胞や血管内皮細胞によって作られ、会合しても線維状はなさず、網状構造を作って存在する。
【線維芽細胞】

センイガサイボウ
fibroblasts

基礎>組織

【概要】
腺維細胞とも呼ばれる。
膠原線維や弾性繊維の前駆物質を産生する細胞である。

【形態】
細長い扁平な形をした細胞で、両端や側縁にとげ状あるいは、水かき状の細胞質の突起をもつ。
核は卵円形で、繊細なクロマチン網と、明瞭な12個の核小体を持つ。
細胞質にはかなり良く発達した粗面小胞体、多くの糸状のミトコンドリアと核のすぐ傍らに小さいゴルジ野がある。

【生成物質】
線維芽細胞は、他の一般的な蛋白分泌細胞と同じように粗面小胞体-ゴルジ装置系で分泌物である、プロコラゲンを産生する。これが、膠原線維の前駆物質である。
生成されたプロコラゲンはゴルジ装置由来の分泌小胞によって細胞外に放出される。
また、弾性繊維の前駆物質である、トロポエラスチンも生成する。

【参考】
プロコラゲン:膠原線維の前駆物質である。
トロポエラスチン:弾性繊維の前駆物質である。
【脂肪細胞】

シボウサイボウ
fat cells

基礎>組織

【概要】
脂肪を蓄えるために特別に分化した細胞である。

【形態】
径50μmにも達する丸い細胞で、肉眼では脂肪が光を反射して白く輝いている。
細胞体の中のほとんどが1個の中性脂肪の滴でみたされ、薄い細胞質の層がそれを包んでいる。
核は一つで、円盤状に押しつぶされて細胞の一側に偏している。
疎性結合組織には脂肪細胞が散在しており、組織の大部分がこの脂肪細胞で占められる場合、脂肪組織と言う。

【機能】
ホルモンや神経の影響を絶えず受けながら、脂肪の合成と分解を行っている。
【高エネルギーリン酸化合物】

コウエネルギーキンサンカゴウブツ

基礎>生理

【概要】
アデノシン三リン酸(ATP)やクレアチンリン酸のこと。

【詳細】
生体の活動に用いられるエネルギーの形態は、筋収縮の運動エネルギーや神経活動における電気エネルギー、生体物質合成の化学エネルギーなど多様である。
これらのエネルギーは、代謝によって得られる自由エネルギーが直接使われるのではなく、化学エネルギーとして蓄えられたエネルギーが利用される。

エネルギーはリン酸残基と特定の有機化合物のエステル結合に蓄えられている。最も重要な物質はアデノシン三リン酸である。ATPはアデノシンにα、β、γの3つのリン酸基が結合した物質で、βとγ間、αとβ間の水解に際して大きいエネルギー(約7.3kcal/モル)を放出する。このリン酸結合を高エネルギーリン酸結合といい、ATPは高エネルギーリン酸化合物と称される。すなわち、生体活動に必要ンなエネルギーのほとんどすべては、ATPの加水分解により得られることとなる。加水分解により末端のリン酸を失い、アデノシン二リン酸(ADP)となる。

また、クレアチンリン酸も高エネルギーリン酸化合物の1つである。クレアチンに高エネルギーリン酸が1分子結合しており、ATP過剰時にはそのエネルギーはクレアチンリン酸の合成に使われるが、ATP欠乏時にはエネルギー補給をしてADPからATPを生成する。すなわち、ADPはエネルギーを得て再びATPとなる。骨格筋では、クレアチンリン酸は重要な高エネルギーリン酸化合物である。
【クレアチンリン酸】

クレアチンリンサン
Phosphocreatine

基礎>生理

【概要】
高エネルギーリン酸化合物の1つ

【詳細】
生体の活動に用いられるエネルギーの形態は、筋収縮の運動エネルギーや神経活動における電気エネルギー、生体物質合成の化学エネルギーなど多様である。これらのエネルギーは、代謝によって得られる自由エネルギーが調節使われるのではなく、化学エネルギーとして蓄えられたエネルギーが利用される。

クレアチンリン酸は高エネルギーリン酸化合物の1つである。
クレアチンに高エネルギーリン酸が1分子結合しており、ATP過剰時にはそのエネルギーはクレアチンリン酸の合成に使われるが、ATP欠乏時にはエネルギー補給をしてADPからATPを生成する。すなわち、ADPはエネルギーを得て再びATPとなる。骨格筋では、クレアチンリン酸は重要な高エネルギーリン酸化合物である。

《参考:アデノシン三リン酸(ATP) 》
高エネルギーリン酸化合物の1つ。エネルギー供給において最も重要な物質。
【味覚神経】

ミカクシンケイ

基礎>生理

【概要】
味覚は、顔面神経の鼓索神経・舌咽神経・大浅錐体神経・上口喉頭神経に司られる。

【詳細】
いずれの味覚神経も各神経の支配領域に存在する味細胞の興奮をインパルス列として中枢神経系に送り込む。
各味覚神経は異なった味応答特性を示す。

(1) 顔面神経の鼓索神経:
茸状乳頭に分布し、舌前方部2/3を支配。
味覚を司り、特に糖、食塩、塩酸によく応じる。

(2) 舌咽神経:
葉状乳頭と有郭乳頭に分布し、舌後方部1/3を支配。
味覚を司り、特に塩酸とキニーネによく応じる。

(3) 大浅錐体神経:
顔面神経の非運動性の部分を司る。中間神経の枝であり、口蓋部を支配し、味覚を司る。
特に糖によく応じる。

(4) 上口喉頭神経:
迷走神経の枝であり、味雷に分布して味覚を司る。
特に、咽喉頭部に分布して、水の刺激で大きな応答を示し、のどごしの感覚に携わる。
【薬物の用量-反応曲線】

ヤクブツのヨウリョウハンノウキョウセン

基礎>薬理

【概要】
薬物容量と反応率の関係を示したグラフ。

【詳細】
容量の増大に伴って有効な反応の発現率はS字状に増加した後、最大値に達すると、転じて薬物の中毒的作用が現れ、再び発現率がS字状に増加した後最大値に達する。
一般にED50(50%に有効反応が出る)を目安に医薬品はつくられる。
【高リン酸エネルギー結合】

コウリンサンネネルギーケツゴウ
high−energy phosphate bond, energy−rich phosphate bond

基礎>生理

【概要】
ATPのアデノシンにα、β、γの3つのリン酸基間の結合。
結合が切れるときに大きなエネルギーを発する。

【詳細】
生体の活動に用いられるエネルギーの形態は、筋収縮の運動エネルギーや神経活動における電気エネルギー、生体物質合成の化学エネルギーなど多様である。これらのエネルギーは、代謝によって得られる自由エネルギーが直接使われるのではなく、化学エネルギーとして蓄えられたエネルギーが利用される。

エネルギーはリン酸残基と特定の有機化合物のエステル結合に蓄えられている。
最も重要な物質はアデノシン三リン酸(ATP)である。

【ATPについて】
ATPはアデノシンにα、β、γの3つのリン酸基が結合した物質で、βとγ間、αとβ間の水解に際して大きいエネルギー(約7.3kcal/モル)を放出する。このリン酸結合を高エネルギーリン酸結合といい、ATPは高エネルギーリン酸化合物と称される。すなわち、生体活動に必要なエネルギーのほとんどすべては、ATPの加水分解により得られることとなる。加水分解により末端のリン酸を失い、アデノシン二リン酸(ADP)となる。


《参考:クレアチンリン酸》
高エネルギーリン酸化合物の1つである。ATP欠乏時にはエネルギー補給をしてADPからATPを生成する。

【微生物の侵入による炎症】

ニセイブツノシンニュウニヨルエンショウ

基礎>免疫生物学

【概要】
微生物の侵入による炎症は微生物はマクロファージのTLRで非自己と認識されることにより、免疫系の反応により起こる。

【詳細】
微生物はマクロファージのTLRで非自己と認識される。
非自己を認識したマクロファージはサイカインを放出する。
このうち、IL−1、IL−6、TNF−αは発熱を引きおこす。IL−8は好中球、好塩基球、T細胞を感染部位に誘導し、これらが微生物を排除する。

白血球が感染部位に一時的に蓄積することで炎症となり、発熱・発赤・疼痛・更には機能障害が生ずる。
感染初期における主な細胞は好中球であり、炎症・感染局所に大量に動員される。
感染後期においてはリンパ球が関係する。この間、リンパ球は輸入リンパ管を介して感染部位から運ばれてくる抗原により活性化される。

局所的炎症は侵入してきた細菌の貪食は、細菌の表面上に結合した補体の活性化によっても引き起こされる。
C5a、C3a、C4aは局所の血管に直接作用して血流の増大、血管透過性の亢進、食細胞の血管内皮細胞への結合能の増加を引き起こし、炎症能を惹起する。
C5aはマスト細胞のヒスタミン化やTNF-αなどの伝達物質を産出することによって間接的に炎症惹起に関与する。
【エフェクターT細胞】

エフェクターTサイボウ

基礎>免疫生物学

【概要】
エフェクターT細胞とは、細胞性免疫における細胞障害性CD8T細胞とTH1細胞、体液性免疫におけるTH2・TH1細胞である。

【詳細】
エフェクターT細胞とは、細胞性免疫における細胞障害性CD8T細胞とTH1細胞、体液性免疫におけるTH2・TH1細胞であり、細胞性免疫応答は細胞傷害性T細胞による感染細胞の破壊、TH1細胞により活性化されたマクロファージによる細胞内病原体の破壊など、原則的に細胞内の病原体に対する感染防御に働く。
またTH1細胞は強いオプソニン効果を持つ抗体産生を促すことで体液性免疫にも貢献している。

一方、TH2細胞は、ナイーブB細胞を活性化しIgM抗体を産生させ、続いてIgG1、IgG3(マウス)やIgG2、IgG4(ヒト)などの弱いオプソニン化能をもつ抗体、またIgA、IgE抗体(ヒトおよびマウス)の産生を誘導する。これらの抗体はすべて体液性免疫に働き、基本的に細胞外の病原体に作用する。しかし、多くの病原体の感染防御機構では、両方の系が働く。
【Williamsの3基本型】

Williamsノ3キホンケイ

補綴

【概要】
Williamsは顔型を方型、卵円型、尖型に分類し、額が上顎中切歯切縁部と、オトガイが歯頚部と相似すると唱えた。

【詳細】
天然歯の形態は人種によって異なることが知られている。
日本人の歯冠形態の研究によると、正常型が65%、歯冠長の長いものが16%、短いものが12%であり、尖型、方型はなかったとしている。
また顔型と歯冠形態を対比したものでは顔型と歯冠形態の間には相関が見られなかったとしている。

これらの研究から、日本人の歯冠形態は顔型と直接的には関係のないことがわかる。しかし、歯冠形態は顔型にできるだけ近似させた方が審美的であることから、Williamsの3基本型を基準として前歯部人工歯を選択する方法が用いられている。
Houseはこれらの人工歯形態に加え、4つの中間型が存在するとして方円型、方尖型、尖円型、方尖円型を追加して7型に分類した。
【前歯部人工歯の色調選択の基準】

ゼンシジンコウシノシキチョウセンタクノキジュン

補綴

【概要】
前歯部人工歯の色調を選択する際には、人工歯のシェードガイドに従って、患者さんごとにふさわしい色調を選択する。

【詳細】
天然歯は歯冠の切縁部、中央部および歯頚部で色調が異なり、エナメル質には特有の透明度がある。天然歯は、光を透過する量が半減するような不透明体の性質を持った透明体であることから、半透明体といえる。また、天然歯の表面は光沢を有している。したがって、天然歯の色調を考えるときには、色相、彩度、明度と透明度と光沢を加味する必要がある。人工歯はこれらの要素を取り入れ、できるだけ天然歯に近い自然な色調、透明度および光沢が出るように仕上げられている。

【前歯部人工歯の色調を選択】
人工歯のシェードガイドに従って、患者さんごとにふさわしい色調を選択する。シェードガイドを使用して人工歯の色調を選択するときには、まず、鼻のそばに位置させて顔の皮膚色と対比させる。つぎに前歯部口腔前庭にシェードガイドを挿入し、上唇下縁から切縁部を露出させた状態で切縁の色調を観察する。
そして最後に、微笑んだときのように上唇を挙上させ、歯頚部だけが上唇で覆われている状態で観察する。

【前歯部人工歯の色調選択の基準】
(1) 若年者は淡く透明度が高く、高齢者は濃く透明度の低いものを選ぶ。
(2) 女性は男性よりも明るい色調のものを選ぶ。
(3) 繊細な感じを与えたい場合は淡い色調を、強壮な感じを与えたい場合は濃い色調のものを選ぶ。
(4) 側切歯は中切歯よりも明るくなりすぎないものを選ぶ。逆に明るすぎるととがった感じになるので注意する。
(5) 下顎は上顎よりもやや暗い感じのものを選ぶ。
なお、選択した人工歯を排列したろう(蝋)義歯を口腔内に試適する過程で、再度患者の同意を得ることが必要である。
【リップサポート】

リップサポート
lip support

補綴

【概要】
リップサポートとは前歯部によって口腔側から上唇を支えることをいう。

【詳細】
無歯顎者の口唇は、前歯部は、口腔側からの支えが失われているため、陥凹ししわが目立つ。
そこで前歯部人工歯を排列するときは、口唇に豊隆を与えて顔貌の回復を図る必要がある。

【リップサポートの重要性】
リップサポートは、口唇を形成する筋の緊張と活動を円滑に行わせるために重要である。
口唇を形成する筋は顔の表情をつくるとともに、発音時の口唇の動きに関与している。

人工歯が舌側よりに排列されると、口唇の緊張度が失われ、老人様の顔貌が人工的に作られるとともに、発語時の口唇の動きが不自然になるため、円滑な発語を行おうとする筋機能に支障をきたすことになる。
したがって、口唇の形態を支持しながら、機能時の口唇の動きと調和するような位置に前歯部を排列することが求められる。
【咬合床】

コウゴウショウ

補綴

【概要】
咬合床は基礎床と咬合堤からなる。

【詳細】
無歯顎患者おける咬合採得とは、喪失した歯や歯槽骨などに代わる咬合床を口腔内に製作し、その上下顎の咬合床を介して、上下顎模型の静的ならびに動的な位置関係を記録する。
このような上下顎顎間関係の記録に先立ち、まず標準順的な形状の咬合床を作業模型上で製作する。咬合床は基礎床と咬合堤からなり、仮想咬合平面決定、咬合高径の決定、さまざまな下顎位の記録、基準線の記録、人工歯の選択と配列位置および歯肉部と歯槽部の豊隆と形態への指標、ゴシックアーチの記録など多くの役割を担い、生体に適応した全部床義歯を製作するための重要な装置である。

【基礎床】
咬合床の基底部をなし、咬合堤を支える仮の義歯床として、最終義歯の外形線に沿って作られる。

【咬合堤】
顎間関係の記録と人工歯の排列位置などを目的とし、基礎床の上に歯列弓を想定して堤状に作られる。咬合堤の形態は、臨床操作において咬合高径をはじめ人工歯の選択と配列、蠟義歯の製作や試適などの非常に重要な役割を担っていることから、全部床義歯の人工歯の排列位置および歯軸の傾斜などが、個々の口腔内の条件に適合するように、標準的な形態と寸法であらかじめ準備した咬合堤をそれぞれの臨床操作において修正することが必要となる。
【基礎床】

キソショウ

補綴

【概要】
咬合床は基礎床と咬合堤からなる。

【詳細】
無歯顎患者おける咬合採得による上下顎顎間関係の記録に先立ち、まず標準順的な形状の咬合床を作業模型上で製作する。咬合床は基礎床と咬合堤からなり、仮想咬合平面決定、咬合高径の決定、さまざまな下顎位の記録、基準線の記録、人工歯の選択と配列位置および歯肉部と歯槽部の豊隆と形態への指標、ゴシックアーチの記録など多くの役割を担い、生体に適応した全部床義歯を製作するための重要な装置である。

【基礎床】
咬合床の基底部をなし、咬合堤を支える仮の義歯床として、最終義歯の外形線に沿って作られる。したがって、基礎床は最終義歯と同じ領域の口腔粘膜を覆い、口腔内で維持・安定が確保され、さらに上下顎の静的位置関係ばかりではなく、動的な位置関係が正確に記録できる材料や構造が必要となる。このことから基礎床用材料としては、義歯床下の粘膜面に対して基礎床が緊密に適合し、咬合採得中に変形が生じない、一定の強度を有する常温重合レジンが一般に用いられる。

《参考:咬合採得》
喪失した歯や歯槽骨などに代わる咬合床を口腔内に製作し、その上下顎の咬合床を介して、上下顎模型の性的ならびに動的な位置関係を記録する。

《参考:咬合堤》
咬合堤は、顎間関係の記録と人工歯の排列位置などを目的とし、基礎床の上に歯列弓を想定して堤状に作られる。咬合堤の形態は、臨床操作において咬合高径をはじめ人工歯の選択と配列、蠟義歯の製作や試適などの非常に重要な役割を担っていることから、全部床義歯の人工歯の排列位置および歯軸の傾斜などが、個々の口腔内の条件に適合するように、標準的な形態と寸法であらかじめ準備した咬合堤をそれぞれの臨床操作において修正することが必要となる。

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