関東国際高校陸上部コミュの陸上部史上最大の謎。

私が卒業して６年と半が過ぎている。本当ならば卒業後も「喝」を入れるために中央公園に足を運ぶべきだったのだがカナダに愛の逃避行をしてしまい今の今まで実現しなかった。後輩のみんなにはすまないと思っている。出世払いでお許し願いたい。

本日はあの伝説的コーチについてお話したいと思う。

私にはハッタリが多い。ハッタリといっても自分の存在をアピールする自慢的なハッタリではなく人の名誉を毀損するハッタリである。今かなり自分を正当化してみたがタイピングをしていて後者のほうがアクドイことに気づいた（笑）。だいたいは下ネタ的ハッタリである。

陸上部に属しているものならば知っていると思うが月に何回かは４００Ｍのトラックが無料で借りられるＮＨＫ前の「織田競技場」という場所で練習をしていた。そこにはもちろん更衣室もあって皆そこで着替える。我が部のコーチ（体育講師兼任）も無論そこで着替える。あれは高校一年の春・つまり初めて織田競技場に行った日だった。当然学校では生徒と先生が一緒に着替えるなんてことはない。同じ空間で着替えることに少々抵抗を感じていた。幸い更衣室は込んでなかったので私を含め男子部員３人は別々の場所で着替えることにした。しかし所詮は更衣室。少し移動すれば見えるのだ。誤解しないでほしいのは着替えるのが恥ずかしいから離れたわけではなくコーチ（先生）と面と向かって着替えるのが気まずかっただけだったということ。自分はＴ-シャツ短パンから制服に着替えて颯爽と外に出ようとした。そのとき私の視界にいかにも３０代の体育教師らしい肉体が見えた。目立つ白ジャージー！間違いない。そして私の横目も気にせずズボンを下ろした。見てはいけないものと察知したが草食動物のように視界が広がっている私には彼の存在が十分すぎるほど確認できていた。白のジャージー・・順序からすれば次はパンツであろう。きっとやつのことだ。ブリーフ！！だがそのブリーフの形を確認できない。靴を履くそぶりをしながら、さりげなく腰をまわす。なんか黒い物体が見える。何あれ？私は怖くなってその場から急いで退出した。ドラマでいえば殺人現場を目撃した主婦。謎と恐怖心。そのあと冷静に考えた結果・・私はその黒い物体をヤクルトの捕手が現在治療中であるものと同一のものと判断した。あまりに一瞬だったので確認はしていない。いや・・確認なんぞできないししたくもない。しかしながら数日たてばそのおぞましい物体への恐怖も薄れ笑いのネタにしてしまうのが私。「○○先生はノーパン」という噂が陸上部内はもちろんクラスに浸透するのにも時間はかからなかった。だが今考えて見ればあれは本当にあれだったのか？それとも黒ブリーフ？それとも影か？ただ残念なことに私の未確認の誤報によって多くの友人が「○○はノーパン」と３年間思い続けていたことだ。今更ながら「○○ノーパン」から「○○ノーパン説」と名称を変更させていただきたいと思う。

そして伝説のコーチにこの場を借りて謝罪したい。