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難病患者の独り言コミュの「手術当日」

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闘病記の続きです。


「手術当日」

朝は何時もと同じ変わりない目覚めで、不思議に良く眠れたかな。
記憶には無いのですが、もしかしたら良く眠れるようにと看護師に
薬を貰ったような気はしますが・・・
不思議と気持ちは落ち着いていました。

確か昼からの手術で、私の前にもう1人手術を受けられる人が
いたようには聞いてました。
時間が迫ってきて、これに着替えて準備の方をお願いしますと
言われてからは、少し実感してきて緊張してきたように思います。

お迎えが来て、ストレッチャーに乗り換えてから手術室まで行った
ような気はするのですが、はっきりとは覚えていません。
手術室に入ったときは、4〜5人のスタッフがいたような・・・
麻酔を掛けるので横を向いてくれますかと、私は腰から麻酔を
入れたのですが、入りますよと聞こえた後は何も意識がありません。

気がついたのは、手術後に入る回復室です。慌ただしく周りが随分
ざわめいていたようなそんな中声を掛けられたように・・・
何気なく意識はあるものの、起きているのか、寝ているのか、夢の
中にいるのではと言うような感覚だったように、やたらと気だるくって
ゆっくりとしたいという感じ、そんな中幾度と声を掛けられたのです。

お願いだから声を掛けないで、ほっておいて・・・
早く帰ってなんて思ったところで声は出ません。
何やかんや言われているうちに意識ははっきりしてくるのですが、
お願いだから寝かせて下さいと心の中では・・・

親が必死に声を掛けてきたのには分けがあったのですね!
どうやら、私の前に手術した方が亡くなられたようで、親は
はじめ手術の失敗でもあって私が亡くなったと思ったようです。
回復室前では、ザワザワと人が寄りかかっていた上に、誰かが
亡くなったとしか情報が入ってこなく、時間的には私と同じ
時間帯だったので、私の声を聞くまでは落ち着かなかったようです。

夢うつつ状態でザワザワ騒がしかったのがそのせいだったのかと
後で分かったのですけどね。

当時の大学病院で亡くなられる方は、年間に五名いなかった様に
聞いてます。助かる見込みの無い方を手術はしないでしょうし、
今回亡くなられた方も、ほんの少しでも助かる可能性があれば
と言う方だったのでしょう。良くある仕組みで、助からない患者は
大学病院には置かずに、関連病院に廻すのですよね。廻らなくって
済むのはお金持ちか、政治的等圧力の有るお方かな?

つづく


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