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黒猫コミュの黒猫は、いたのか。

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「黒猫は、いたのか。」

黒猫フリークの方ちょっと気になりませんか?

こんな文字が躍る素敵なポスターを見かけました。

以下長くなりますが、よろしければお付き合いください。



ひろしま美術館30周年記念・広島銀行創業130年記念
30倍楽しむ まるごとひろしま美術館展?
http://www.hiroshima-museum.jp/marugoto2_gaiyou

ひろしま美術館の所蔵する絵画、ゴッホ≪ドービニーの庭≫1890年、に関しては、黒猫が描かれていた、いないという「黒猫問題」がありました。(スイス、バーゼル美術館所蔵の同じタイトルの絵(同じく1890年)には「黒猫」が描かれています。)

黒猫は生活のすべてを弟テオに依存していたゴッホが、自身を黒猫に置き換えてテオが住んでいたドービニーの庭に描きこんだといわれており、この「黒猫問題」は、画家の絵画制作の深遠に迫る美術史上重要な問題です。


今回のひろしま美術館の展覧会ではこの黒猫問題の調査結果を発表するのだそうです。

結果は「黒猫はいた」
後世の画家によって黒猫が塗りつぶされていたのです。

以下はその新聞記事(2つ)

10月4日の新聞やweb新聞
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20081004-OYO1T00264.htm?from=main3

ゴッホの黒猫、広島にもいた!…ひろしま美術館が確認

猫を入れてCGで再現したひろしま美術館の「ドービニーの庭」の一部=宇那木健一撮影
 オランダ生まれの画家、ゴッホ(1853〜90)の名画「ドービニーの庭」を所蔵する、ひろしま美術館(広島市中区)は3日、X線調査の結果、絵の具で塗りつぶされた下に、スイス・バーゼル美術館にあるほぼ同じ構図の作品同様、猫が描かれているのを確認したと発表した。
 作品は、ゴッホが自殺する直前に描いた。スイスの作品には左下に黒猫があるが、広島のものにはなく、美術愛好家からは「自殺を決意したゴッホが『厄介な存在は消える』との意味を込めて描かなかった」との推論も出ていた。
 ひろしま美術館は、絵の具の成分から、第三者が塗りつぶした可能性が強いとしている。古谷可由・主任学芸員は「猫がいないこととゴッホの自殺を結びつける意見は論理が飛躍していたと思う。ゴッホはまだ絵を描く意欲は失っていなかっただろう」と話す。
(2008年10月4日 読売新聞)
http://www.sanyo.oni.co.jp/newsk/2008/10/03/20081003010009161.html

やはりいた「庭の黒猫」 ゴッホ作品の謎解ける


 「黒猫」は、やはり庭に隠されていた−。所蔵するゴッホ(1853−90年)の油彩画「ドービニーの庭」をめぐる“謎”の解明に挑んでいた「ひろしま美術館」(広島市中区)は3日、「ゴッホが原画に描いた黒猫を死後、別の画家が消した」とする調査結果を発表した。
 1890年夏に描かれた最晩年の作品。スイス・バーゼル美術館に現存するほぼ同じ構図の作品には、庭を横切る黒猫が左下部に描かれており、同じ部分を赤っぽく加筆した形跡のあるひろしま美術館の絵をめぐっては、専門家の間でさまざまに議論されてきた。
 調査は、作品に低レベル放射線を照射、放出されるエネルギーから顔料の種類を推定するエックス線非破壊分析法で、黒に近い青緑で猫が描かれていたと判明。さらに文献などから、1901年に別の画家が猫を塗りつぶしたとほぼ断定した。
 担当の古谷可由主任学芸員は「一見『いいかげん』に描かれたように見える猫が、当時の感覚で作品の評価が下がるからと加筆したのではないか」と推測している。
(10月3日20時3分)山陽新聞



ゴッホが自分を黒猫に仮託したのがワタクシにはとても、かわいらしく、うれしく思えて成りません。

お近くの方、是非一度この期間にひろしま美術館をおとづれてはいかがでしょうか?

写真は
ひろしま美術館が所蔵するゴッホの「ドービニーの庭」(上)と
CGで復元された「黒猫」が庭を横切る「ドービニーの庭」(下)

長々と失礼いたしました。

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