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必殺シリーズ賞味期限なしコミュの【第19弾】必殺仕事人III

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1982年10月8日−1983年7月1日 全38回

■キャスト
中村主水…藤田まこと
飾り職の秀…三田村邦彦
三味線屋・勇次…中条きよし
加代…鮎川いずみ
西 順之助…ひかる一平
おりく…山田五十鈴

中村せん…菅井きん
中村りつ…白木万理
筆頭同心・田中…山内としお

コメント(4)

自分自身、思い入れの強い作品です。
中学1年の時、必殺好きの友人から勧められて見た、第16話「饅頭を売って稼いだのは加代」が私の必殺ライフの始まりでした。

時を経て、改めて全体的なものを見てみると、新仕事人の香り(良いところ)を引きずりつつ、新参である順之助の立ち位置を決められず、どうしてやろうか?という迷いがあちこちで見られますね。

秀が「寡黙な青年」になり、勇次は中途半端なニヒルさを前面に押し出し、主水は纏め役に徹している……。
どこか揺らいでいる?
でも、安心して見ていられる………

仕事人3には、そんな少し違う意味での「安定感」を感じます。
18話「月の船を待っていたのは秀」
仕事人3を語る上で、やっぱり外せないこの話。
主要キャラが必要以上に情を見せ、ゲストキャラと交わる事により相乗効果を上げる吉田シナリオ。

時折、必殺というダークワールドに、反則をぶっ混んでくる功罪者ですww

ここでは「月の船」をキーワードに、秀と少女達の邂逅を描いている。
秀が少女達に向ける優しい眼差しと、いかに自分が、世知辛い世の中を歩み続けて「夢を見ること」を忘れていたか……という悔やみにも似た思いを、切々と紡いでいく物語は、正に吉田節といったところか?

殺陣のトリは、やはり秀。
その燃え上がる怒りは、後期と言われるこの時分には、殆ど見られなくなった「眼」の断続的なショートカットで表される。
そして……「怒り」という演出が難しい簪のアクションを、「刺す場所」を変えることで、秀のやり場のない怒りを表現するところは流石!

以降、この話のプロットは映画「必殺5黄金の血」に受け継がれますが、やはりオリジナルには勝てませんな。


3話「アルバイトしたのは同級生」
名言録から流れで…http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=4237909&page=1&id=77204644

ラスト、順之助の始末を主水に託された秀。
コロさんが指摘される通りに、あそこで「まぁ、言われたら間違いなく殺るだろう」と思われる勇次ではなく、秀に託したのは、ある意味「主水の優しさと悪がしこさ」なんでしょうね。

その後、西家まで後をつけ、順之助と母の何気ない平穏なやりとりを聞いた秀の、なんともやるせない表情が印象に残ります。
孤児同然の自分と、順之助の境遇を比べてみて「ここにある幸せを俺は奪えない……」と言いたげな切ない顔ですよ。ここに、秀のキャラ文芸の「仕事人3」での完成型が見えたような気がします。

以後は、前述の「月の船を〜」など、弱い者に対する慈愛の眼差しと、計り知れない優しさで「仕事人の良心」キャラになっていきますが……。
やはりこの作品での彼の立ち位置は、ベテランでドライな主水・勇次と、弱者の立場からの目線で物言う若輩の順之助、その間を埋めるべき中立なものなのではないかなぁ……と感じます。
それが、この場面に如実に現れているかと。

>>[003]
メタな話をすると、本来秀を演じる三田村邦彦は新仕事人最終回で降板する予定だったのを、ファンからの強い要望のためとは言えゴリ押しで出演継続させられたのでしたね。

そんな三田村へのある意味贖罪意識でか、新仕事人以前の秀とはどこか違う要素を入れようとした意図もあったかも知れませんね。

それを突き詰めたためか、次作IVではお民というもっと露骨に秀の優しさに焦点が当たり、裏稼業についての葛藤を与えるキャラを用意してましたしね。わーい(嬉しい顔)あせあせ(飛び散る汗)
しかも偶然かも知れませんが、新仕事人最終回の頼み人同様に、かつて秀が手にかけた者の身内という設定までつけて……。あせあせ

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