Guerlain✿ฺParfumコミュの『アプレロンデ』

1906年
にわか雨の後
『Apres l'ondee（にわか雨の後）』
パヒューマー：ジャック　ゲラン
香調：フローラル、パウダリー

トップノート：ベルガモット、アニスノート
ミドルノート：バイオレット
ラストノート：アイリス
イメージ：優しい、デリケート、新奇な、微妙な
香りの変化：パウダリーなフローラルブーケの旋律。それは、露に濡れた下草の香り。明るい森の散策をイメージさせます。

雨上がりの陽射しに香るロマンティズム
にわか雨が上がって、下草のはえた明るい森の中を散歩する。
きらきらと眩しい光がこぼれ、露にぬれた草や花が、芳香を放つ。
心地よさに、心は躍動し、あらゆる感覚が目覚めていく。
そんな自然の美しさを讃えた香りが、アプレロンデ＜にわか雨の後＞です。
さわやかなベルガモットとアニスが、やわらかな陽射しを想わせる
バイオレットとアイリスに包まれていく香調は、フローラルパウダリー。
天然香料をふんだんに用いた処方、あふれ出るような情動的な表情。
ジャック・ゲランの才能が存分に発揮された、ゲラン家の歴史に残るフレグランスです。
「アプレロンデ」はまた、自然主義の芸術や印象派の絵画を想わせます。
この上なく繊細に描き出された香りの情景は、豊かな色彩に満ち、
どこまでもロマンティック。ジャック・ゲランは、
印象派の画家達が光あふれる美しい色彩を用いて自然を表現したように、この香りを創り出したのです。