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南紀の旅コミュの丹生酒殿神社

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 和歌山県伊都郡かつらぎ町三谷631

 丹生酒殿(ニウサカドノ)神社〔村社〕は丹生都比売命(ニウツヒメノミコト)が高天原から降臨した地だと伝えられ、昭和10(1935)年以後は丹生都比売神社〔紀伊国一宮〕〔延喜式名神大社〕〔官幣大社〕〔史跡〕〔史UNESCO世界文化遺産〕の境外摂社の扱いとなりました。丹生都比売命の外、高野御子命(タカノミコノミコト)・誉田別命(ホムダワケノミコト)・建御名方命(タケミナカタノミコト)も配祀されています。
 境内の大銀杏(オオイチョウ)は、幹周5.26m、樹高25mの巨木です。
 境内社榊山(サカキヤマ)神社は、近隣地区の明治以後の護国の英霊を祀っています。
 丹生酒殿神社の境内社の一つに鎌八幡宮があります。讃岐国多度郡風ケ浦に鎮座していた弘法大師の産土神を高野山に勧請した神社でしたが、明治2(1869)年の神仏分別の際、官費で当時の兄井村へ新殿を設立して遷座、さらに明治42(1909)年に丹生酒殿神社境内社となって再遷座するという複雑な歴史を歩んだ神社です。無病息災・子宝・受験等の諸々の願かけの御祭神として広く信仰され、昔は大和国・河内国の信者も多かったと伝えられています。
 鎌八幡宮の御神体は一位樫(イチイガシ;Quercus gilva)の木ですが、この木には無数の鎌が打ち込まれています。これに関しては、以下の様な伝説が伝えられています。
 昔、紀ノ川の上空を飛んでくる幡があり、紀の川べりの松の木に引っかかってハタと止まりました。それはそれは立派な旗でした。
 その後、今度は大きな白い竜が大きな口から火を噴きながら紀ノ川を上って来ました。恐ろしさに村人達は逃げ惑いますが、大畑の鬼五郎次郎という村人がしっかりと見届けていました。火を吹く竜はだんだんと小さくなって、やがて熊手に変身してしまいました。そこで、兄井村の神主がこの熊手を引き取り、神社の木に立てかけておきました。
 ところが、ある日、農作業をしていた村人が鎌を木に打ち付けて休憩をし、再び作業にかかろうとして鎌を抜こうとしたのですが、どうしても引き抜く事が出来ませんでした。
 この話を聞きつけた高野山の僧侶はきっと霊験のあるものだと、幡と熊手を高野山に持って行き、調査したところ、この幡と熊手は神功皇后が三韓征伐の時のお守りとして持って行った物で、讃岐の屏風ヶ浦の神社に祭られていた物であり、讃岐生まれの弘法大師空海を慕ってやって来たのだと判明したのです。
 そこで、幡と熊手は高野山のお守りとなりましたが、明治時代にの神仏分離令以後の変遷の結果、幡と熊手は丹生酒殿神社に奉納されました。幡は行方不明ですが、熊手は鎌八幡宮のご神体として神社に祀られています。
 そして、鎌八幡宮の御神体に鎌を刺すと、願いの叶う鎌は吸い込まれ、叶わない鎌はは落とされてしまうと伝えられているため、鎌を刺す人が後を絶たないのです。
 昼間でも鬼気迫る異様な雰囲気の場所です。

★丹生都比売(ニュウツヒメ)神社
 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=18093622&comm_id=420848

コメント(4)

左;拝殿
中;境内社榊山神社
右;本殿

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