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小林正観さん、ありがとうコミュの金の卵を産むアヒル

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 正観さんとあまり関係ないかもしれませんが・・・なんか皆さんの意見が聞きたくて。



 金の卵を産むアヒルは、これまでだいたい1日1個の金の卵を産んでいました。アヒルの飼い主は、それで十分満足していて、アヒルを可愛がり大切にし、アヒルも幸せでした。

 飼い主がアヒルを大切にしたからでしょう、アヒルは1日に2〜3個の卵を産むようになりました。飼い主は大喜びし、アヒルもうれしくて、毎日せっせと卵を産み続けました。

 やがてアヒルは、何かの拍子に1日に5つもの卵を産みました。飼い主はこれには驚きました。そしてこの日からアヒルが産んだ卵の数の記録をつけ始めました。

 記録がたまっていくと、飼い主は、今日の産んだ卵の数を、前の週や、前の月の数と比較したり、卵の数について統計的な分析したりし始めました。そして、いつの間にか、その記録と数字の分析に熱中し、アヒルを顧みなくなっていきました。

 飼い主は、「先週より少ないぞ」「先月に比べて落ちているぞ」「今月は○個産むように」等などとアヒルに言うようになりました。

 飼い主はアヒルにあげるエサの量と卵の関係を分析し、与えるエサの管理を始めました。そして、産んだ卵の量が多いときは豪華なエサを与える代わりに、少ないときは悲しいぐらいに貧しいエサしか与えないようになりました。

 アヒルは悲しい想いをしていました。以前は卵を産むたびに自分を抱いて優しい言葉で愛情を示してくれた飼い主が、数字の書かれた紙だけを見て、自分の方を見てくれなくなったからです。飼い主が自分を抱き上げて頬ずりをしてくれなくなってからもうどれくらいたつでしょうか…。

 アヒルは命を削るようにして卵を産み続けました。きれいだった白い羽毛はくすんだ灰色に変わり、やがて抜け落ちていきました。ぱっちりとして輝いていた瞳も光を失い、遠くへとうつろな視線を向けているばかりでした。

 飼い主は何をしていたのでしょうか?飼い主はアヒルの産んだ金の卵で、豪邸を構え、社交に耽り、美酒美食を貪る贅沢な暮しをしていました。そしてこれらの富をすべて自分が築いたものだと信じて疑いませんでした。

 やがて少しずつ少しずつアヒルの産む卵の数が減ってきました。飼い主は、毎日卵の数を記録に取り、それを読み、分析していましたが、それに気づきませんでした。卵は永遠に産まれ続けるものと信じて、事実を見ることが出来なくなっていたのです。アヒルがかわいそうだ、このままではダメだよ、と注進してくれる人もいましたが、そんな声はいつの間にか忘れ去られていきました。

 アヒルは飼い主の姿を見なくなりました。飼い主がアヒルの世話係を雇ったからです。その人はアヒルに一片の愛情も示さず、ただ今日産むべき卵の数を告げ、産んだ卵の数を調べて記録して、袋に入れて持ち去っていくばかりでした。アヒルは毎日独りでした。

 アヒルの産む卵の数が、短い間に急に落ちました。さすがの飼い主もこれには気がつきました。飼い主は激しく怒りました。そしてアヒルのもとへ行き、アヒルを罵り、今までの倍の数の卵を産むようにと厳しく叱りつけました。アヒルが飼い主の姿を見たのはこれが最後でした。

 叱りつけたからといってアヒルがそれだけの卵を産めるはずもありません。それどころか、逆に卵の数はどんどん落ちていきました。飼い主は焦りました。他に金の卵の産めるアヒルはいないかと、その富の大半を使って世界中を探し回りました。そして何羽かの金の卵を産むアヒルを見つけましたが、すでに飼い主がいて、どんなにお金を積んでも譲ってはくれません。仕方なく、飼い主は普通のアヒルが生んだ普通の卵を金の卵に見せかけることを始めました。

 見せかけはうまくいきました。本当に金の卵に比べて、偽物の金の卵は簡単にたくさん出来るので、偽物の金の卵によって飼い主はさらに大きな富を得ることが出来ました。だから、本当の金の卵を産むアヒルはだんだんと忘れ去られていきました。

 ある日、ほんのつまらないことから、飼い主の卵が偽物であることが分かってしまいました。偽物の上に作られた偽物の富ですから、飼い主の持っていた富は、まるで水が蒸発するように消えていきました。偽物を使っていた飼い主も偽者とみなされ、誰も彼を相手にしてくれなくなりました。

 飼い主はここにきて、本物の金の卵を産むアヒルを思い出しました。彼はアヒルの名前を呼び、アヒルを探し回りましたが、アヒルはもうどこにもいませんでした。


 ちょっと前の不二家、最近の、コムスン、NOVAの事件、もしかしたら社会保険庁の問題も、皆、上の寓話と同じなのでないか。つまり、その会社なり集団の、本当に価値を生み出しているものを忘れ、それをないがしろにして、その結果に過ぎない数字に目を奪われ、やがて偽物を価値と見間違い、最後にはすべてを失ってしまう…。

 価値の源を見失う、そして偽りの価値を追い求める…これが企業破滅の方程式かもしれない。

 なぜ、こういうことになるのでしょうね?


コメント(19)

切なくなりますねたらーっ(汗)

欲に目がくらむとそうなるのかな?

別にお金や富が悪いのではない。
そのものに目を奪われて真理が見えなくなったことが一番の問題なんでしょうねexclamation
小林正観さん流に言えば、人に喜ばれることをしていれば会社にしろ個人にしろお金はたくさん入ってきます。
逆に人に喜ばれないことをする会社、個人は一時的にお金が入ってきたとしてもなくなります。
簡単な宇宙法則ですね。
従業員を大事にしない会社、消費者、お客さんを欺く会社がうまくいくわけがありません。

ちなみに正観さんのお話に倒産する会社の共通項ってのがありますが一言で言えば会社の駐車場、庭等の掃除が出来ていない、汚いということですね。
以上。
小林正観さん前世での一番弟子(自称)こうたろうより。
正観さんの宇宙の法則によると、『数字を追う者』が癌で亡くなるワースト3たらーっ(汗)
なんとなく若者の恋愛のもろさにも似た印象を受けて読みいってしまいましたw
恋愛以外でもいえるかもしれませんが、最初にもらった愛と同じものをもらい続けると人間の欲って加速しますよね(笑)
最初は、ちょっとしたことでも「あ〜優しい!会ってくれて嬉しい!」って思ったのに、月日が経つと「え?そんなので喜ぶと思うの?なんで会えないの?」ってなっちゃいますよね(笑)

上のお話で言うと、幸せな状態におかれてることに感謝しなくなったんでしょうかね。
せっかくご主人ユートピアにいたのに、パラダイスに行っちゃったんですね^^;
>連也さん

 恋愛では、恋人が与えてくれた愛を受けとって、その愛が本物であるかどうかを確かめるために、ちょっと高いハードルを定めて「さぁ、あなたの私への愛が本物ならば、これ、跳べるわよね?」と微笑みながら聞くのですね。

 そして、恋人が跳んでみせると、「じゃあ、これは?」とまたちょっと高いハードルを示すのです。そして少しずつ少しずつハードルを高くしていき、ついに恋人が跳べなくなると「あなたの愛はにせものなのね」と言って責めたりするのです。

 そうすると疲れ果てた恋人は「もう無理だ、やってられない」といって去っていくのです。そして彼女は恋人を失ってしまうのです。男の場合も形は少々違うけど同じでしょう。

 今このとき与えられているものに感謝せずに、もっともっと、と貪っていると、やがてその与えてくれていたものを失ってしまうのですね。

「足るを知る」と「感謝」という気持ちを 思い出すことが できました(^-^)
ありがとうございます(^-^)

わかっているけど すぐ忘れてしまうんですよね(^-^)

あひるの話を読んで、今の「学校」を連想しました。

教師たちは、生徒たちに愛情を与え、信頼関係で結ばれようと思い教師になったはずなのに。
生徒たちに成績をつけ、評価し、数値化することで、生徒の持っている本当の価値をみられなくなってしまう。
「競わず 比べず 争わず」(きくあの法則)
今の学校は「競わせ、比べ、争わせて」いる様に感じてしまいます。
現場の教師が正観さんの志をもっていようが、システムがそうなっているのでどうしようもない。
学校は社会の縮図だと思いました。

本当の価値を見失わない人間になりたいと思います。
ありがとうございます。
>トモヤンさん

レスありがとうございます^^
そうですそれですw
若ければ若いほど男女の交際において、こういう傾向は強いんじゃないかと思いました(笑)
「私はこんなに好きなのにどうしてあなたは私を愛してくれないの?!」なんて暴走したり^^☆

逆に僕は聞き返しましたけどね
「そんなに好きな俺をどうしてそんなに責めて困らせるの?」

なんてね(笑)
あ、愚痴じゃないですよ^^ナシナシ
みなさまこんにちは
@agehaといいます

話が少し逸れるかもしれないのですが

わたしには片思いですが
好きなひとがいて、むかしは好きになって欲しくて苦しい思いもしました

彼はモテる人なので、今でも焼きもちを焼くこともありますが

彼に出会えたこと
彼を好きになれたこと
彼と同じ時間を過ごせることに
少しずつ感謝できるようになれました

そしたら、彼から
「ありがとう」の言葉を聞けることが、なんだかふえました

彼の存在そのものが
わたしには感謝です

最後まで読んでくださいまして

ありがとうございます。
agehaさん

大事な事を思い出させて頂きました。
非常にタイムリーにコメントを読めた事に感謝します。
ありがとうございます。

今、すでにあるもの、あって当たり前になっているものへの
感謝。ついつい忘れてしまいます。

トモヤンさん
素敵なお話をありがとうございます。
忘れていた大切な気持ちに気付くきっかけをくれた事に本当に感謝します。

この話をたまたま聞くって事は、タイミングなんだと思いました。
話を聞いて、最近傲慢で自己中になっていた自分にも気付きました。
自分の思う様にいかなくてイライラして、周りに迷惑をかけて…自分の御都合だったと思います。

今日からこの気持ちを忘れずに、感謝を大切に1日1日を過ごしていきます。

ありがとうございます(^O^)
とても風刺が利いた辛口のお話だなあと感じました。

今私の目の前にあるPDFファイルを開けない・すぐ固まる(笑)など色々問題を抱えたパソコンでさえ元々無かった物ですね。

テレビも新聞も今朝いただいた朝食も何もかもがアヒルが産んだ卵といえるのかな?自分に不都合な貧乏生活もいつも愚痴ばっかりこぼしている○○さんもアヒルが産んだ金の卵といえるのかな?

遅ればせながら感謝!感謝!ありがとう!

トモヤンさんトピックスのみなさん ありがとう。

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