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名古屋☆星の王子様☆フランス語コミュの第2回ウラ読書会(復習編) 記録 2009/06/19 - 詳細

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詳細編:

いくつかポイントを記す(自分にとって難解だった箇所)。


<1>
Et comme je n'avais avec moi ni ... ni ..., je me préparai à essayer de réussir, tout seul, une réparation difficile.

* se préparer à essayer de réussir の解釈が難しかった。

池澤訳:
〜も〜もいなかったし、ぼくは故障修理というむずかしい仕事を自分一人でやらなければならなかった。

河野訳:
〜も〜も乗せていなかったので、むずかしい修理をひとりでやりとげるしかないと、僕は覚悟を決めた。

内藤訳:
〜も、〜も、そばにいないので、ぼくは、むずかしい修理をひとりでやってのけようとしました。


<2>
Or mon petit bonhomme ne me semblait ni égaré, ni mort de fatigue, ni mort de faim, ni mort de soif, ni mort de peur. Il n'avait en rien l'apparence d'un enfant perdu au milieu du désert, à mille milles de toute région habitée.

* mort de... を間違って解釈していた。
Etre mort de + 無冠詞名詞で、「死ぬほど〜だ。」

* ne .... en rien : どの点でも〜ない。まったく〜ない。

池澤訳:
それなのにこの子は道に迷ったようには見えなかったし、疲れや、飢えや、渇きや、怖さなどで死にそうにも見えなかった。つまり、人の住むところから1000マイルの砂漠の真ん中で途方に暮れた子供という感じはぜんぜんなかったのだ。

河野訳:
それなのにその男の子は、道に迷ったのではなさそうだし、疲れてくたくたでもなければ、死にそうなほどおなかがすいていたり、のどが渇いていたり、こわがったりしているわけでもない。どう見ても、人の住む地から千マイルもかなたの砂漠のまんなかで、迷子になったという様子ではないのだ。

内藤訳:
だのに、ぼくのぼっちゃんは、道にまよっているようすもないし、つかれきっているようすもないし、おなかがへってたまらないようすもないし、のどがカラカラになっているようすもないし、こわくてたまらないようすもありません。どこからどう見ても、およそ人の住んでいるところから千マイルもはなれている砂漠のまん中で、とほうにくれている子どもとは、とても見えないのです。


<3>
Quand le mystère est trop impressionant, on n'ose pas désobéir. Aussi absurde que cela me semblât à mille milles de tous les endroits habités et en danger de mort, je sortis de ma poche une feuille de papier et un stylographe.

* oser + 不定詞 = 思い切って〜する。
oser は否定形で、さらに「従わない」という否定の意味の動詞が重ねられ、二重否定 = 強い肯定になる。

* aussi + 形容詞 + que + 接続法 = [譲歩] いかに〜であろうとも。

池澤訳:
あまり大きな謎に出会うと、人はあえてそれに逆らわないものだ。おかしなことに、人里から1000マイル離れたところで死の危険を目前にしているというのに、言われるままぼくはポケットから1枚の紙と万年筆を出した。

河野訳:
不思議なことでも、あまりに心を打たれると、人はさからわなくなるものだ。人の住む地から千マイルものかなたで、死の危険にさらされているときに、ばかげていると僕は思いながらも、ポケットから一枚の紙と万年筆をとりだした。

内藤訳:
ふしぎなことも、あんまりふしぎすぎると、とてもいやとはいえないものです。人が住んでいる、どんなところからも、千マイルもはなれていて、それに、いつ死ぬかもしれないところで、ヒツジの絵をかくなんて、とてもばかばかしい気もしましたが、ぼくは、ポケットから、一まいの紙と、万年筆をとりだしました。


<4>
Comme je n'avais jamais dessiné un mouton je refis, pour lui, l'un des....

ここは、次のようにコンマがあると理解しやすかった。
(コンマがないために、しばらく文の意味が分からなかった)

Comme je n'avais jamais dessiné un mouton, je refis, pour lui, l'un des....


<5>
Alors, faute de patience, comme j'avais hâte de commencer le démontage de mon moteur,,,,,,

* faute de + 無冠詞名詞 = 「〜がないので」

池澤訳:
そこでぼくの忍耐の限界が来た。早くエンジンを分解しなければと思って焦っていたのだ。

河野訳:
僕はとうとうがまんできなくなった。早くエンジンを分解してみなくちゃならないというのに。

内藤訳:
ぼくは、もうがまんしきれなくなってきました。それに、モーターのとりはずしをいそいでいたので、大ざっぱにこんな絵をかきました。


以上。
 
* スペルミス等を発見されたらご指摘ください。
 

コメント(2)

難所を拾って訳をいくつか並べてもらえると比較しやすくてありがたいです。

clairさんが<1>であげられてる
je me préparai à essayer de réussir une réparation difficile.
のところが僕もとりわけひっかかります。

ここでà essayer de réussirと不定詞を二つ重ね、動詞を連続して三つ並べています。意味自体はそれほど難なく把握できますが、難しいのは動詞三つ並べられていることの過剰さをどう取るかなのだろうと思います。
例えばまどろっこしいほどの不定詞の連続には、難しい修理を前にしてためらっている感じ、気おくれしつつもやらなければ、といった感じがこめられているような気がしなくもありません。
それから、se preparerやessayerなどは、言い訳がましい子供が使いそうな動詞、reussir も小学生がよく使いそうな感じと取るとすれば、この動詞を三つ並べた箇所に子供っぽい愛嬌を見て取ることも、それほど不可能ではないかもしれません。

意味は簡単ですが、難しいですね。どの訳も工夫してあって、苦労した跡が感じられます
宇宙さん、凄すぎる。。。

「まどろっこしいほどの不定詞の連続には、難しい修理を前にしてためらっている感じ、気おくれしつつもやらなければ、といった感じがこめられているような気が……」なんて、僕の発想の中にはまったくありませんでした。

凄いわ。。

「se preparer や essayer などは、言い訳がましい子供が使いそうな動詞、reussir も小学生がよく使いそうな感じと取るとすれば、この動詞を三つ並べた箇所に子供っぽい愛嬌を見て取る……」う〜〜ん、感心するばかりです。

意味を取るのがやっとなのに、そこまで深読みできるなんて!!
脱帽です。

その視点で、どうぞこれからもよろしくです。
単に読むだけじゃなくて、世界が広がりますね。


あ、でも勉強会当日は、僕は和訳本は持って行かないことにします。
考える前に先人たちの和訳を読んでしまうと、良くも悪くも影響されますから……
 

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