イーグルスファンコミュの【楽天】「柔」の荘司と「剛」の小孫　投手陣の化学反応が楽しみ…担当記者が見た新人合同自主トレ

新主将・浅村栄斗が自主トレを公開　
最大の目標はリーグ優勝「しんどい時こそ全員で」

浅村栄斗内野手が１４日、沖縄県内で自主トレを公開。
今オフから自主トレメンバーに新加入したオリックス・杉本裕太郎外野手らと
汗を流した。

午前９時から約３時間程、キャッチボールとノック、打撃練習に取り組んだ。
杉本だけでなく、同球団の育成・大河原翔外野手も自ら志願し弟子入り。
昨年まで愛媛で自主トレを行っていたが「大先輩の熊代さんが引退されたので
心機一転違う場所に構えようと」と新体制での自主トレとなった。

新主将に就任した今季の目標には３０本塁打１００打点を掲げたが、
「最大の目標、リーグ優勝することだけを考えてやっていきたいです」と
覚悟は決めている。「そこ（３０発＆１００打点）をクリアすれば
率も上がると思うし、チームの順位も上がると思うのでクリアしたいです」と
語気を強めた。

石井一久監督からは先頭に立って闘争心を見せて欲しいとリクエストされている。
侍ジャパンでは２０１９年のプレミア１２、２０２１年の東京五輪で優勝を飾った。
大舞台での経験を糧に「自分がどういう気持ちでやっているとか、
そういうところを見てもらえればいいかな」と願った。

優勝への鍵は中盤からの失速を抑えること。
「しんどい時に弱いので、そこはみんな感じていると思う。
僕だけでなくみんなでやらないとチームも変わらないと思うので、
全員がしんどい時こそ全員でやるというのはやりたいです」と力強く話した。

島内宏明200足スニーカー愛対決“勝利”でにんまり　
中日小笠原慎之介に宣戦布告

スニーカー愛は負けない！　楽天島内宏明外野手が、
TBS系「ジョブチューン　プロ野球ぶっちゃけ祭り！」に出演した。

他球団の選手へ物申すコーナーでは、中日小笠原を指名。
「スニーカー好きって聞いた。スニーカー愛は負けないぞということを
言いたかった」と“宣戦布告”した。

番組には、21年打点王を獲得したご褒美に、石井監督からプレゼントされた
スニーカーを履いて出演。「Diorと（ナイキエアジョーダンの）コラボ」と紹介。
自宅には200足のスニーカーがあり、保管している自身のスニーカーが
写真で映し出されるたびに、にんまりと頬を緩めた。

小笠原は全部で150足のため、“勝利”。
島内が履いていたスニーカーを小笠原も持っているとし、
「プレミアの値段で200（万円）ぐらいする」と明かされていた。


【楽天】「柔」の荘司と「剛」の小孫　投手陣の化学反応が楽しみ…
担当記者が見た新人合同自主トレ

楽天の新人合同自主トレが１４日、仙台市内の２軍施設で第２クール初日を迎えた。
ドラフト１位・荘司康誠投手と同２位・小孫竜二投手がそろって初のブルペン入り。
即戦力ルーキーの球を楽天担当の長井毅記者が「見た」。

浮き上がるようなボールだった。荘司が投じた直球がミットに吸い込まれると
「パァーン」というミット音が室内練習場に鳴り響いた。
「傾斜に慣れる意識で。５、６割の力でした」と言いながらも、
指にかかった球は「これぞドラ１」と思わせるキレで、
下妻ブルペン捕手も「手元でしっかり伸びてくる。球質はいいです」と称賛。
しなやかで流れるようなフォームは岸のようにも映った。

一方の小孫は「松井裕樹さん、則本さんの真っすぐがかっこいいなと思う。
そこを目指して質を求めてやっています」という力投派。
チーム屈指の速球を持つ先輩を手本に磨いてきた直球は
社会人で最速１５５キロまで上昇した。

「即戦力」の看板はダテではなかった。昨年１２月２５日以来、
約３週間ぶりのマウンドで序盤は制球に多少のばらつきがあったものの、
徐々に内容は良化。テイクバックの小さなフォームから軽々投げているように
見えたが「バチーン」と鳴ったミット音は球質の重さを物語っていた。

横山ブルペン捕手も「すごくいい球。強いですし、まだ投げ始めで万全でもないなかで
おもしろい球でした。則本みたいな『ドーン』とくる重たい球質」と証言。
「でも、楽天にはあまりいない気がしますね」と付け加えた辺りに
今のチームにはいない“ニュータイプ”としての期待感が膨らんだ。

石井監督は新人投手を２月中旬から始まる練習試合でデビューさせるプランを描く。
荘司は「実戦で投げてみて、自分の課題やレベルを知ってからやることが
いっぱいあると思う。
長い目で見て焦らずやろうかなと思います」と自身の計画に沿ってマイペースで
調整を続ける方針。一方の小孫は「２月の中旬までにしっかり状態を上げて、
打者に対してもしっかり投げられる準備をしたい」と鼻息を荒くする。
「柔」の荘司と「剛」の小孫。楽天投手陣にどんな化学反応をもたらすか。
今から楽しみだ。