逆転Ｖへ連勝不可欠 東北楽天、先発きょう岸、あす田中将 パ・リーグの優勝争いは混戦模様となっている。
東北楽天は１２４試合を終えて５７勝５３敗１４分けで、
クライマックスシリーズ（ＣＳ）進出圏内の３位につける。
１日からの２位ロッテとの３連戦（楽天生命パーク宮城）は初戦が雨で流れ、
２連戦となった。
９連敗中と苦戦している難敵に連勝することが、
逆転優勝に望みをつなぐための関門になりそうだ。
３・５ゲーム差で追いかけるロッテとは２１試合で６勝１４敗１分け、
同一リーグで唯一負け越している。
７月から３度あった３連戦は全敗し、浮上を逃す要因となった。
リーグ最多５２４得点の相手打線をいかに抑えるかが鍵になる。
東北楽天は対戦別で最多の１試合平均４・７点を奪われている。
９本塁打を浴びている主砲のレア−ドをはじめ、対戦打率４割で１５打点の中村奨、
同３割４分５厘のリードオフマン荻野を勢いづかせないことが投手陣に求められる。
２日は岸が先発し、３日は田中将の見込み。岸は登板４試合で１勝３敗の成績だが、
防御率は３・４２と決して悪くない。
「最後の最後で一番大事な試合になると思う。足を使ってくるし長打もある。
あたふたせずに自分の投球を貫いていければいい」と意気込む。
田中将は登板４試合で１勝０敗、防御率１・２９と好相性だ。
全試合でクオリティースタート（６回以上で自責点３以下）を達成しており、
打線の援護に懸かっている。
打線はロッテ戦で１試合平均３・４得点。
対戦打率３割台の茂木と岡島が好調なのは心強い。
ロッテ戦で３本塁打の主砲浅村は「もう内容じゃなく、
勝つためにやらないといけない」と力を込める。
東北楽天は首位オリックスと３試合、４位ソフトバンクとは最多の６試合を残す。
リーグの上位争いは最終盤までもつれる可能性がありそうだ。
【楽天】立花陽三球団社長退任、後任は米田陽介氏３８歳は球団最年少 https:/
楽天・立花陽三球団社長が今年限りで退任し、
来年１月から米田陽介氏が球団史上最年少で社長に就任することが１日、
明らかになった。米田氏は桃山学院大から０７年に楽天株式会社に入社し、
１９年４月に執行役員、同年１１月に楽天モバイル株式会社執行役員に就き、
この日付で球団の取締役副社長に就任していた。
立花社長は１２年８月に球団社長に就任し、今年が１０年目。
１３年の球団初のリーグ優勝と日本一も社長として達成した。
ドラフトでは松井や安楽の交渉権も引き当てていた。
１６年には本拠地にスマイルグリコパークをオープンし、
日本の野球場で初となる観覧車も設置。
昨オフは田中将の８年ぶりの復帰にも尽力した。
また、米田氏の就任会見は後日行われる予定となっている。
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