イーグルスファンコミュの浅村、４年連続３０発以上に挑戦　２球団で通算１００本塁打以上なら史上２１人目

涌井が実戦初登板で２回無失点、開幕投手争いに「投げたいです」

涌井秀章投手が２６日、ヤクルトとの練習試合（浦添市）に先発し、
２回無安打無失点に抑えた。

今季の実戦初登板を振り返り「ストライクが入るかの確認だけなので、
入ったからよかったと思います」。直球のできについて問われ
「最初の登板はストレートのできとかではなく、しっかり投げられるかの
確認でした」と説明した。

次回登板の課題について「修正は、まだ全然でてくるところではないので。
次は多少なりとも違う変化球を投げると思うので、その確認をしたいです」と明かした。

開幕投手候補は、自身を含め、田中将、則本昂、岸の４人。
大役について「それは投げたいですけど、監督が決めることだと思うので。
しっかり結果を残して、『こいつに任せた』と思ってもらえるように
投げるだけです」と気を引き締めた。

浅村、４年連続３０発以上に挑戦　２球団で通算１００本塁打以上なら
史上２１人目

浅村は昨季３２本塁打を放ち、楽天では２００７年の山崎武司（４３本）以来
１３年ぶり２人目の本塁打王に輝いた。今季は球団初となる２年連続での
タイトル獲得に挑む。

西武在籍時の１８年から３２→３３→３２と３年連続で３０本塁打以上を放っている。
現役選手で継続しているのは、巨人・岡本和真（３３→３１→３１）と浅村の２人だけ。
４年以上続けて３０本塁打をマークしたのは、１９年の王貞治
（１９６２−８０年、巨人）を筆頭に過去２４人（２６度）。
１６−１９年のバレンティン（４年、ヤクルト）が最後で、
和製大砲では０５−１０年の小笠原道大（６年、日本ハム、巨人）以降出ていない。
通算本塁打は２１２本で、所属球団別の内訳が西武で１４７本、楽天で６５本。
楽天で３５本を打てば、１００本塁打に到達する。
２球団で通算１００本塁打以上なら史上２１人目となる。


まー君　高いコミュニケーション力　期待・重圧の中で…順調な滑り出し

8年ぶりに復帰した楽天でのキャンプ、田中将大投手の笑顔の絶えない様子が
伝わってきた。投手の守備練習ではよく声を出し、いじりも、いじられ役も買って出る。
日本一になった13年当時から選手の顔ぶれは大きく変わったが、
古巣にもう溶け込み始めている。

コーチやブルペン捕手とのキャッチボールが多かったが、珍しく選手でパートナーを
務めていたのが5年目、24歳の西口直人投手。
「初めて一緒にキャッチボールした時は、何かイベントみたいな感じで
フワフワしてました」と振り返る。

馴れ初めが時代を感じさせた。田中将が6日にキャンプ合流するまで面識はなかったと
いうが、実は先にスマホの中で共演していた。
人気バトルロイヤルゲーム「PUBG　MOBILE」。
「田中さんがアメリカにいた時に、一度だけゲームを一緒にやらせていただいた」。
数人でチームを組んで競うPUBGは、チャット機能で会話して作戦を立てながら戦う。
他選手を通じて生まれていたそんな接点も手伝った。
「自分みたいな選手でも話しかけやすいオーラを出してくれる。
凄い方だなと思います」と恐縮するように話した。

2週間の隔離期間を経て、21日に合流した3年目の救援右腕ブセニッツは、
初日に「僕のアメリカンジョークを、田中だけが理解してくれた。
しばらく誰とも話せてなかったし、うれしかった」と笑顔だった。
ツインズ時代の18年4月には同じ試合に投げて対戦した経験もある。
「これからもっと仲良くなって、いろんなことをシェアしていきたい」。
まだ来日できていないが、新加入の救援左腕コンリーも、
マーリンズ時代の18年8月にインターリーグ（交流戦）で同じ試合に登板。
ヤンキースのライバル球団であるレッドソックス出身のカスティーヨは、
14、15年に計4打席対戦し、3打数1安打だった。

「まだ野手の方々がどういう感じなのかは正直分かっていないですが、
投手は一緒に練習して何となく雰囲気は分かってきました。
みんな明るくていい子たちばかりだなと思います」と田中将。
期待が高い分、重圧も大きい。嫌でも注目を集めるシーズン、
チームメートとの良好なコミュニケーションも大事な要素だし、
そこへ向けての滑り出しもすこぶる順調に映る。