イーグルスファンコミュの逃げ切り勝利！松井裕、自己最長８回を投げて４勝目！

楽天　逃げ切り勝利！松井裕、自己最長８回を投げて４勝目！


パ・リーグ 楽天３―２ソフトバンク （9月23日 ヤフオクＤ）


楽天は少ないチャンスをものにして３安打３得点でソフトバンクに勝利した。

　初回に岡島の適時打で先制するも３回に同点にされた直後の４回、２死一、二塁の場面で岩崎が今季初打点となる左翼線への２点適時二塁打を放ち、勝ち越しに成功。このリードを守り切った。

先発の松井裕は今季最長となる８回まで投げて６安打２失点。９回にファルケンボーグのリリーフを仰ぎ、前回登板した１６日のロッテ戦に続くプロ初の連勝で４勝目を挙げた。



４勝目の楽天・松井裕　自己最長８回も「完投は難しいな」

松井裕がソフトバンク打線を相手に自己最長８回を投げて６安打２失点で今季４勝目を挙げた。

　「完投は難しいな」。それがプロ入りして初となる８回を投げ終えたルーキーの第一声だった。

　「調子は良くなかったが、嶋さんが励ましてくれた」と松井裕は７回まで３安打１失点の好投。

しかし、続く８回に鶴岡と中村に連打を許して無死一、三塁とすると今宮の犠飛で１点差に迫られた。

それでも、粘ってこの回最後の打者である柳田を三振に斬って取り、マウンド上で雄叫び。

　「長いイニングをできるだけ投げたかった。最少失点に抑えられてよかった」。そう最大のピンチを振り返った左腕は「要所のボールが決まらずに球数がかさんでしまった。これからはそれが課題」とこの日の１３０球に反省を見せた。

　最後に「いつも怒られてばかりなので、いいところを見せられるように頑張りました」。星野監督が退任を発表してから初となる自身の白星に白い歯を見せた。


松井裕、８回２失点で４勝目！星野監督に捧げる白星


松井裕が自己最長の８回を投げ、被安打６、２失点（自責点１）の好投で４勝目。自身初の連勝を果たし、辞任を発表した星野監督に捧げる白星を挙げた。

１―１で迎えた４回、岩崎の今季初打点となる２点二塁打で勝ち越し、９回は守護神・ファルケンボーグが締めくくった。

　４勝のうち２勝を、優勝争いをするソフトバンクから挙げた。星野監督は「立派だったよ。

ストライク先行をしていればボール球も振ってくれる。覚えてほしいな」と今後の成長を期待した。



岩崎が決勝打「振ったら当たった」

岩崎がバットで大仕事だ。

　４回２死一、二塁、カウント１−１からの内角スライダーを引っ張った。打球は三塁線を破る２点適時二塁打。

７月５日ソフトバンク戦で五十嵐から中前打して以来、今季５安打目。今季初長打にして今季初打点が、貴重な決勝点となった。

　「狙い球というか、振ったら当たっただけです。やっと出ましたね。松っちゃん（松井裕）が頑張っていたし、（松井）稼頭央さんが歩かされて『よし、打ってやろう』と気合いれました」と笑顔で引き揚げた。




岡島が先制打「魂で打った」


岡島が先制打を放った。

１回１死二塁で、ソフトバンク大隣の低めの真っすぐを中前に落とした。
二塁走者をかえし「（カウント２−２と）追い込まれていたので、変化球にも対応できる準備をしていました。
良いところに落ちてくれましたね。打線の流れを切らさないように必死でやっています。魂で打ちました」と話した。



銀次　右膝痛で欠場「大事を取ってです」２４日以降は状態次第


首位打者のタイトル争いをしている楽天の銀次が右膝痛で欠場した。

球団によると２１日の日本ハム戦での走塁中に痛めたという。病院に行く予定はなく、２４日以降の出場は患部の状態を見ながら決める。

　試合後、銀次は「捻挫の類い。大事を取ってです」と話して引き揚げた。


銀次が欠場も軽傷強調「大丈夫」


銀次が欠場した。２１日の日本ハム２２回戦（コボスタ宮城）９回に二盗を試みた際のスライディングで右ヒザを痛めていた。

　リーグトップの打率３割２分８厘と、チームにとって不可欠な存在だが、大事をとって欠場した。

試合後「僕としては大丈夫なんですが」と軽傷を強調。明日の出場について問われると「出番があれば、自分の役割をするだけです」と話した。




ジョーンズ　四球＆三振２年連続３桁！史上初の珍記録


楽天の４番、アンドリュー・ジョーンズの今季打撃成績が異彩を放っている。

四球が１０７、三振が１３１で、ともに２年連続で３桁。慎重さと粗さの両面を持つ元メジャーの本塁打王が、今季も不思議な数字を残しそうだ。

ジョーンズは来日１年目の昨季から、２年連続で１００四球の大台を超えた。

既に昨季を上回る１０７四球で、９８年片岡（日）の持つ１１３四球のパ記録更新は時間の問題だ。

一方で、喫した三振はリーグ２位の１３１。四球と三振がともに３桁に達した打者は９人目（１２度目）で、２年連続ダブル３桁はジョーンズが史上初となった。

　こうなると、打撃指標もかなり極端になる。打率は・２２６でリーグ最低。一方で出塁率は・３９３と、リーグ３位につけている。

その差は実に・１６７。この２つの数値がこれ以上離れたのは、過去に王（巨＝４度）だけしかいない。

現時点で可能性は低いが、最低打率のまま出塁率のタイトルを獲れば、こちらも史上初の珍事になる。

　今季のジョーンズのようにリーグ最低打率ながら、最多四球を選んだ打者が過去に１人だけいる。

７４年のクラレンス・ジョーンズ（近鉄）。打率・２２６は最低で、１１２三振、９６四球、３８本塁打はいずれもリーグ最多だった。日本では本塁打王を２度獲得し、引退後はブレーブスで９８年まで打撃コーチを務めた。

当時のブ軍で才能を開花させたのがアンドリュー。４０年の時を経て、接点のある同姓の打者が同じような成績を残しているのは奇遇といえる。




田中復帰　楽天選手ら、喜びと期待

田中と昨季まで共にプレーした東北楽天の選手や首脳陣も復帰登板を喜んだ。

田中を５年間指導した佐藤投手コーチは「（映像は）見ていないけど、投げたみたいだな。

良かった」と教え子の吉報に一安心の様子。

昨季の新人時代、一緒に試合に出たり練習したりした則本は「さすがですね。本当にすごい。

楽しみが増えました」。尊敬する先輩が復帰戦を白星で飾ったことを喜んだ。


　星野監督は「（投球内容は）まあまあだな。来季だよ」と来シーズンの完全復活を期待した