イーグルスファンコミュの楽天　借金最多の１４に　３連敗中は計４得点

楽天　借金最多の１４に　３連敗中は計４得点　田代コーチ「もういいだろ」


交流戦 楽天１―６広島 （6月18日 マツダ）


楽天は投打に完敗で借金は最多の１４に膨らんだ。川井は低めに集める持ち味の投球ができず、７安打５失点で３回も持たなかった。

自身５連敗を喫し「序盤で大量失点してチームに申し訳ない。何とかいい流れを引き寄せたかったが…」と嘆いた。

佐藤監督代行は「投げているところが悪い。早い回でつかまっちゃうのは…」と制球難に苦言を呈した。

打線は零敗を免れるのがやっとだった。３連敗中は計４得点。

田代打撃コーチは「きょうはもういいだろ」と言葉少なだった。



佐藤監督代行　川井の序盤大量失点嘆く


先発川井が２回２／３、７安打５失点でＫＯされた。打線は、広島野村に７回５安打１失点に抑えられた。

川井について、佐藤義則監督代行は「高いよ。投げているところが悪い。早い回でつかまっちゃう」と序盤の大量失点を嘆いた。





川井３回途中７安打５失点で降板


先発の川井は２回３分の２、７安打５失点で降板した。

立ち上がりから制球に苦しみ、勝負球が高かった。１回、丸の三塁打などで２点を失った。

３回にはエルドレッドの２ランなどでさらに３点を失い、マウンドを降りた。

「試合の序盤に大量失点してしまい、チームに申し訳ないです。なんとか流れを引き寄せたかったのですが」と、うなだれた。







松井稼が美技で封殺！先発川井を援護


松井稼頭がスーパープレーで先発川井を救った。

１回に２点を先制され、迎えた２回の守り。１死一塁で、広島倉の打球が速いゴロで三遊間を襲った。

これに三塁手松井稼が反応。遊撃寄りの斜め後方に走りながら捕球すると、二塁ベースカバーに入った藤田へ向かってバックトスで送球した。山なりで推定約２５メートルの距離を放り、一塁走者の広瀬を二塁で封殺した。

バックネット裏で観戦していた元南海の広瀬叔功氏（７７＝日刊スポーツ評論家）も「プロ野球を６０年近く見てきたが、三塁手がバックトスをするのは初めて見た。二塁、遊撃はやるが」と驚いた。“歴史的プレー”だった。




松井裕　先発復帰　マエケンと勝負「実力差は目に見えている」


松井裕が１９日の広島戦（マツダ）で４月２３日以来の先発を務める。１８日、予告先発として発表された。

プロ初勝利を懸け、エース前田と投げ合う。この日はキャッチボールなどで調整し「実力差は目に見えている。胸を借りて、しっかりやりたい」と等身大で意気込んだ。









マー君“プレーボール被弾”も１１勝目、６回１失点　川崎から２三振


ア・リーグ ヤンキース３―１ブルージェイズ （6月17日 ニューヨーク）


ヤンキースの田中将大投手（２５）が１７日（日本時間１８日）、ブルージェイズ戦に先発し、６回５安打１失点１０奪三振で両リーグ単独トップとなる１１勝目（１敗）を挙げた。防御率は１・９９。

ヤンキースは連敗を２で止めた。

田中は初回の１球目をレイエスに右翼席に運ばれる“プレーボール本塁打”を浴び、その後も２死一、二塁とされたが６番ナバロをスプリットで三振に切って取りピンチを脱出。３回にも１死一、二塁とされたが、５番ローリーを左飛、再びナバロをスプリットで三振に仕留めた。打線はその裏、ガードナーの２ランで逆転した。

５回は２番からの上位打線を圧巻の３者三振で勝利投手の権利を手にし、６回も２死から二塁打を許したが８番川崎を二ゴロに打ち取った。６回を１０４球、１４試合連続のクオリティースタート（６回以上、自責点３以下）を達成。田中のあとは救援陣が無失点でつないだ。

メジャー再昇格で「８番・二塁」で先発した川崎とは３度対戦し見逃し三振、空振り三振、二ゴロだった。川崎は９回２死の第４打席でロバートソンから三塁打を放った。

イチローは「７番・右翼」で出場し、４打数無安打だった。





マー君「我慢して低めに投げた」１４回連続ＱＳ、防御率は１点台に

メジャーデビュー戦以来２度目の対戦となるブルージェイズにヤンキース・田中はいきなり苦しめられた。

初回先頭打者レイエスへの初球、甘く入った高めの球を右翼席に運ばれ失点、デビュー戦でもカブレラに先頭打者弾を浴びておりブルージェイズのトップバッターに２度やられてしまった。

その後も２死一、二塁までピンチを広げたが、ナバロをスプリットで三振に切って取りピンチを脱出。３回も１死一、二塁とされたここもスプリットで切り抜けた。

走者を出してからが田中らしさ全開となるが、この日も１、３、６回に得点圏に走者を置いてから踏ん張った。「（全体的に）良くなかった。我慢して低め低めに投げた」と意識し、初回の１点以降は本塁に還さなかった。

序盤で球数がかさんだこともあり、６回１０４球での降板となったが「（先頭打者に初球本塁打され）いつものリズムで投げるのは難しかった。切り替えていこうと言い聞かせた。２回以降は普通に投げられた」と１４回連続となったクオリティースタート（ＱＳ＝６回以上、自責点３以下）を振り返った。

これで防御率は１点台となった。２度目の対戦といえば、先月２０日のカブス戦でメジャー初黒星を喫したが、今回はきっちり白星を挙げた。今後は次々と“２度目”が控えるが、ここまでの安定感を見せつければさらに白星が積みあがりそうだ。