イーグルスファンコミュの５連敗　９回　痛恨の一発

楽天は５連敗　９回　痛恨の一発

パ・リーグ楽天２―３ロッテ（4月30日コボスタ）

楽天は今季最多の５連敗。今季初登板の上園が試合をつくったが、四球が失点につながり、阪神時代の１０年以来、４年ぶりの勝利はならなかった。

楽天は７回の枡田の犠飛、８回のジョーンズの左前適時打で追い付いた

９回ファルケンボーグが痛恨の一発を浴びた。

上園２失点降板「５回の四球が全て」

上園が今季初の先発マウンドに上がったが、４回１／３、４安打２失点で降板した。

　４回までは２安打無失点。四球もなかった。だが、０－０で迎えた５回、先頭のサブローに四球を与え、そこから走者をためて先制の失点を許した。

降板後「５回のフォアボールが全てです。先頭打者のフォアボールから始まり、ピンチを広げてしまいました。

４回までは良いペースで投げられていたので、悔しいです」とコメントした。

島内「９番左翼」１軍復帰即スタメン

島内が１軍復帰即スタメン出場を果たした。この日、今季初めて出場選手登録され、「９番左翼」で先発メンバーに名を連ねた。

打線が全体的に低調な中、起爆剤として期待をかけられた。試合前の練習中には「自分ができることをやります」と話した。

５連敗　星野監督「バッテリーが研究不足だな」

楽天は投打がかみ合わず、５連敗を喫した。１―２の８回にジョーンズの左前打で同点としたが、直後の９回にファルケンボーグがクルーズに本塁打を浴びた。

星野監督は「せっかく追い付いたからサヨナラという感じだったのに。バッテリーが研究不足だな」とため息をついた。

打撃好調の藤田を２番から３番にするなど打線を組み替えたが、わずか２得点。

投手陣も八回まで２失点と粘りながら勝利につながらなかった。指揮官は「勝負事はこんなもんだよ」と淡々としていた。

星野監督、打線組み替えも「全然だね」

　楽天が今季初の５連敗を喫した。打線を組み替え、連敗ストップをもくろんだ。１点を追う８回にジョーンズがチーム４４イニングぶりの適時打を放ち同点。しかし、直後の９回、ファルケンボーグがクルーズに決勝ソロを打たれた。

打線について問われた星野監督は「粘ったとは言えない。まだまだというより、全然だね」と、さらなる奮起を望んでいた。

横山が２軍で初先発「気持ちいい」

＜イースタン・リーグ：楽天１－８西武＞◇３０日◇利府

　ドラフト６位の横山が初先発し、５回７安打４失点と粘りの投球を見せた。

　威力ある１４０キロの直球で打者を差し込んだが、変化球で空振りを奪えない。直球を狙われ、３回には３連打を浴びるなどこれからの課題が明確に見えた。先発は大学２年以来で「先発は気持ちいい。

直球は良かったですけど、空振りを取れる変化球を磨かないと。それがあれば、ピッチングが変わってくる」と敗戦の中にも手応えを口にした。

大久保２軍監督は「上等だよ。課題は決め球。それが見えてすごい良かった。身になるゲームだった」と話した。

ドラ４古川１回０封「次も無失点で」

ドラフト４位の古川が７点差のついた９回から登板し、打者３人でしっかりと抑えた。

　最速１４２キロの直球と１３０キロ前半のフォークで空振り三振を奪うなど、今季２度目の登板だったが堂々とした投球だった。

高校時代は最速１４８キロだったこともあり「結果は悪くないですけど、スピードにこだわりたい。先発をやるなら１４０半ばを出していかないと。次も無失点、無四球でいけるように頑張ります」とさらなる成長を誓った。