イーグルスファンコミュのハワイ優勝旅行に出発

優勝旅行に出発　マーは混乱避け不参加

球団創設９年目で初の日本一に輝いた楽天は１１日、仙台空港からチャーター便で米ハワイへの優勝旅行に出発した。米大リーグへの移籍が注目される田中は混乱を避けるため不参加。チームは１７日に帰国する。

ハワイ優勝旅行に出発

楽天の選手とチームスタッフ一同が１１日、ハワイ優勝旅行に出発した。

５泊７日で、現地では優勝記念パーティーやゴルフコンペなども行い、バカンスを楽しむ予定。チームの大黒柱としてリーグ優勝、日本一に貢献した嶋基宏捕手（２８）は、「初めてのハワイなので楽しんできます」と笑顔を見せた。

立花球団社長「残ってほしい」マーと週明けにも面談

楽天の立花陽三球団社長は１０日、米大リーグ挑戦が注目される田中将大投手（２５）と週明けにも面談し、意思確認する意向を示した。面談は現在失効状態のポスティングシステム（入札制度）に代わる新移籍制度の成立を待って行い、同社長は「うちにとって重要な投手。来年も残ってほしいという話をする」と語った。

　田中がメジャー移籍する場合は、近く成立する新移籍制度を利用することになり、獲得する米球団から受け取る上限が２０００万ドル（約２０億６０００万円）と設定されている。同社長は「低いという意見は出ているが、システムはシステムとして受け入れるしかないと思っている」と話した。

島内、左肩リハビリ専念　Ｖ旅行は辞退

左肩痛からの復活を目指す楽天の島内宏明外野手（２３）が１０日、“マイペース調整”を続けていくことを明かした。９月に負傷した肩は、塁間の距離でのキャッチボールができるほどに回復。この日もＫスタの室内練習場で意欲的に汗を流した。１日も早く試合に出たい気持ちはあるが「時々（左肩に）痛みはある。完璧な状態で試合に出られるように、リハビリを続けていきたい」と話した。

　１１日からチームは、優勝旅行先のハワイに向けて出発する。Ｖ旅行に行くための“条件”は「今年、どんな形でも１軍の試合に出た選手」。当然、９７試合に出場した島内にはハワイ行きの航空券が用意されたが、辞退した。「チームメートにも『一緒に行こう』と誘ってもらいましたが、今はけがを治すことが最優先なので」。すべては１日も早く戦力として復帰するためだった。

　秋田コンディショニングコーチは「少しずつ良くなってきている。メニューも予定通りにこなせている。開幕には間に合うと思います」と話した。思い切りのいい打撃は、星野仙一監督（６６）も評価するところ。連覇というチームの目標に貢献するため、今後もリハビリに専念する。