イーグルスファンコミュの逆転勝ちで６連勝

楽天６連勝　９回２死無走者から逆転、藤田連日Ｖ打！ロッテ止めた

楽天５―３ロッテ（5月10日ＱＶＣ）

５連勝中の楽天は、８連勝中で首位のロッテと対戦。

試合はロッテが３回２死満塁から６番鈴木の押し出し四球で先制すると楽天は５回無死一、三塁から６番銀次の中前打で同点とした。ロッテはその裏１死一塁から４番サブローの右中間二塁打で勝ち越したが、楽天は６回２死一、二塁から５番マギーの右前適時打で再び追いついた。その裏ロッテは１死三塁から９番岡田の左犠飛で勝ち越した。

楽天は先発の唐川、つないだ服部、松永にあと一本が出なかったが、９回２死無走者から守護神の益田に連打と四球で満塁の好機を築くと、前日も決勝打の２番藤田が中越え３点二塁打を放って一気に逆転。土壇場でひっくり返した。最後は青山が締めて６連勝。球団記録まであと１とした。

藤田　守護神益田討ちで連日の殊勲打　６連勝に「雰囲気は最高」

１点ビハインドで迎えた最終回、２死から連打と四球で築いた好機に打席を迎えたのは２番藤田。前日、日本ハム戦で決勝２点二塁打を放ちこの日も６回に中前打を放っていた。カウント１―１から、ロッテ守護神の益田の直球を振り抜くと走者一掃となる中越え３点二塁打、一気に試合をひっくり返した。

「まず同点にと思ったが、結果が良かった」と連日の試合を決める一打を振り返った。楽天はこれで６連勝。過去２回記録している球団記録の７連勝まであと１、首位ロッテ、西武には２・５ゲーム差に迫った。

「雰囲気は最高です」と乗りに乗るチームは一気に首位戦線に躍り出る勢い。藤田は最後に「これからどんどん（調子を）上げていって上を目指します」とキッパリ宣言した。

９回２死から逆転！藤田、満塁一掃二塁打で６連勝

楽天が逆転勝ちで６連勝。２―３の９回２死から嶋、鉄平の連打と松井の四球で満塁とし、藤田が走者一掃の適時二塁打を放った。ロッテの連勝は８でストップ。主導権を握り、リードして終盤を迎えたが、抑えの益田が詰めを欠いた。

２―３の９回２死。嶋、鉄平が連打で出ると、松井が四球でつなぎ満塁。ここで藤田が走者一掃の適時二塁打を放ち、逆転に成功した。ヒーローは「２死からつないでくれて、最後まで諦めない感じが出ていた。自分は流れに乗りました」と笑顔で勝利の味をかみしめた。

中堅から本塁方向へ強い逆風が吹く中でも、外角の直球を鋭く振り抜いた打球が伸び、中堅の頭上を越えると二塁上で喜びを爆発させた。

前日にも勝ち越し二塁打を放っており、２試合連続の殊勲打。「ロッテとの３連戦、３連勝するつもりでいきます」と口にしていた言葉を見事に体現した。

銀次５回「コンパクト」適時打

楽天銀次内野手（２５）が１点を追う５回、同点の適時打を放った。無死一、三塁から唐川のスライダーをはじき返し、中前に運んだ。

「フライを上げないように、コンパクトにセンター返しを意識して打ちにいきました」とコメントした。

マギー同点打「強くたたこうと」

楽天ケーシー・マギー内野手（３０）が、勝ち越された直後に同点打を放った。５回に１点追加されたが、６回、２死一、二塁から唐川のカーブを右前に運んだ。

同点適時打の場面を「無理に引っ張らずにセンター返しで強くたたこうと思っていたんだ。ヒットになって良かったよ」と振り返った。