イーグルスファンコミュの連敗４で止め３位浮上

連敗４で止め３位浮上

楽天９―２ソフトバンク（１８日・Ｋスタ宮城）　楽天が連敗を４で止め３位に浮上した。１回に失策で１点を先制し、２回は西田、藤田の適時打とジョーンズの３号３ランで計５点を奪った。美馬は８回途中２失点で２勝目を挙げた。

ソフトバンクは東浜が６失点と振るわず、連勝が４でストップした。

わずか１点に終わった前日と打って変わって１１安打で９点を奪い、連敗を４で止めた。

　１―０の２回。先頭の７番・鉄平が二塁打で出塁。嶋の進塁打で１死三塁とすると、９番・西田が中前へ適時打。その後も連打で１点を追加してなお２死二、三塁の場面で４番・ジョーンズが左中間へ３ランを運んだ。

　
来日後初のお立ち台に上がったジョーンズも「チームの調子が良くなかったので勝ったことが大きい」と勝利につながるアーチに満足げだった。　

美馬　２勝目にも反省ばかり「最後までゼロでいきたかった」

楽天の美馬は反省の言葉を並べた。１１安打を浴びながらも要所を締めて８回途中２失点で２勝目を挙げた。だが「最後までゼロでいきたかった。もったいない」と、本塁打での失点に悔しさをあらわにした。

８回を無失点で終えれば、点差もあったためプロ初完封への可能性もあった。だが昨季から終盤に本塁打を浴びて失点する姿が多く「何度も（完封の）チャンスをもらっているのに裏切り続けている。壁を突き破りたい」ともどかしそうだった。

藤田が適時打「流れに乗った」

楽天藤田一也内野手（３０）が適時打を放った。

２－０の２回１死一、二塁で、ソフトバンク東浜から左前打を放ち、３点目を加えた。「みんなつないで、つくってくれた良い流れだったので、その流れに乗って打てました」とコメントした。

西田先発起用に応える適時打

楽天西田哲朗内野手（２１）が適時打を放った。１－０の２回１死三塁で、ソフトバンク東浜から中前打を放ち、２点目を加えた。

スタメン起用に応える安打に「久しぶりです。打てて良かったです」と喜んだ。

ジョーンズ　ルーキー粉砕の３ラン「自分のスイングができた」

楽天のジョーンズが３号３ランを放った。２回、１―０から２点を追加してなお２死二、三塁。ソフトバンクのドラフト１位ルーキー、東浜のスライダーを左中間へ運んだ。

２試合ぶりとなる一発。米大リーグ通算４３４本塁打の実績を持つ主砲は「とにかく芯で打つことを心掛けて打席に入った。打てるゾーンにスライダーが来て、自分のスイングができたから良い結果になったね」と喜んだ

小山伸、気合のモヒカン刈り

楽天小山伸一郎投手（３４）が、連敗脱出へ気合のモヒカン刈りだ。

試合前練習で、田中と青山を従えて、満面の笑みでグラウンドに現れた。帽子を脱ぐと、サイドを青々と刈り上げてある。「今日、切ってきました。モヒカンです」と小山は言った。「北斗の拳」に出てきそうなヘアスタイルで「戦う気持ちを忘れてはいけません。それに楽しむ気持ちも。周囲がどう思おうとも、僕たちは前向きにやるだけです」。

前夜の敗戦で、４連敗＆最下位転落。投手陣のリーダーが、ナインを鼓舞すべく、気迫の散髪を敢行した。