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江原大学(J-Friends of KNU)コミュの留学体験記(3)

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江原大に交換留学していた学生の体験記を紹介します.

第3回目は,富山大学の交換留学生として来ていた,やすさんの体験記です.

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≪韓国での留学体験≫

3月25日に韓国に到着してから早1年が経ってしまいました。留学する直前に大学の下見も兼ねて韓国旅行に来ており、又、富山大学でも1年間韓国語の勉強をしていたのでこちらに来ても圧倒されることはありませんでした。ただ、日常の風景やどこに行っても韓国語が飛び交う様子を見て「あ〜、ついに自分も韓国に留学したのだなぁ」と実感する場面がよくありました。普通の人ならそういったことを実感する度に不安と緊張で押しつぶされそうになるのでしょうが私は違いました。韓国の地に降り立った瞬間から私の胸は期待でいっぱいでした。

韓国の大学は3月から開始なので、私も着くなり履修登録をしなければならず忙しい日々が続きました。手助けをしてくれる友人や先輩がいたのでなんとか履修登録をし、授業を受けたものの全く内容がわかりません。韓国人にとっても易しい内容ではないのだから理解できないのが当然なのですが、そのままにしておいてはいけないと思い、負けず嫌いの私は一生懸命、勉強しました。付け焼刃とは分かっていてもしなければならないと思います。外国で生活する場合に特に重要なことは、勉強に対する姿勢だと思います。言葉ができない分、他の面で補わないといけませんからね。

ただ一つ忘れてはならないのは、留学生にとっての勉強とは家や図書館にこもってテスト勉強をするということだけではないということ。

<留学生にとっての勉強>

・何よりもまずその国の言語を習得する

これが一番大切な勉強です。私の場合は経済学部間の交換留学ですから、何よりもまず経済学を勉強しなければならないと考える方もおられると思いますが、そうではないと思います。言語を習得して初めてその国の文化に適応でき、他のことをする余裕も生まれるのですから。

<外国語を学ぶ際に重要なこと>

・遊ぶこと!

私の経験上得た教訓です。友達をたくさん作り、韓国の場合一緒にお酒を飲みながら遊ぶ。遊ぶというと不謹慎のようですが、外国人にとってはこれがすなわち勉強だと思います。韓国語の教科書を読みながら家で勉強することは日本でもできます。私は日本で1年間ハングルを勉強したので多少の会話はでき、通じることは通じました。しかし、そういった勉強方法では生きた韓国語を学ぶことができないのです。始めのうちは家で勉強することを捨ててまで遊ぶことは良くないことだと感じてしまうのですが、遊ぶことも勉強だと思えばいいのです。私は留学中に正直、家で勉強するよりも外で友達と会うことが多かったです。学校の行事や趣味を通じてたくさんの友達を作りました。遊びながら学ぶのですからもちろん家に帰って復習のようなこともしました。そういった日々が続いたのですが、いつの間にか韓国語が流暢に話せるようになっていたのです。その時は本当に不思議でした。およそ3ヶ月で、最低限の会話はできるようになったので、それ以後は勉強においても遊びにおいても交友関係が広まりました。このように私の留学生活は非常に充実したものとなり、1年がアッという間に感じるほどでした。

<留学生にとっての一つの山場>

・夏休み
・冬休み

このような長期の休み期間が訪れると、たいていの韓国人は実家に帰ってしまうので遊ぶ人がいなくなってしまいます。その期間をどう過ごすかは自分次第です。休み中に韓国語能力が伸びる人もいれば、伸びない人もいますからね。

<オススメの過ごし方>

・友達の実家で一緒にすごす
・旅行に出る

韓国に留学して学んだことは、外国語の学び方です。そして異国の地で一人で暮らすことで考え方が変わり、広い世界を見ることができるようになりました。若いうちに外国に出るのは本当に良いことだと思います。私は韓国で1年間生活することにより日本を客観的に見ることができるようになり、自分の国をより深く知ることができました。そして又、自分の国をほとんど知らないということを痛感させられました。韓国人は愛国心が強く母国について非常に豊富な知識を持っています。韓国では「ウリ ナラ」という言葉を非常に良く使いますが、これは「私達の国」という意味です。自分の国について知ることは当たり前の様に聞こえますが、私たち日本人、特に私の世代の人達はその当たり前のことができていないと思います。例えば、竹島問題や靖国神社参拝問題など日本に関する政治問題について韓国人は非常に関心をもっています。「竹島についてどう思う?」、「小泉首相の靖国参拝についてどう思う?」と聞かれたとき私は何も応えることができませんでした。というか、その問題自体を知らなかったのです。応えられないことに恥ずかしくもありましたが、そういうことを通して韓国人が日本についてどう考えているかという事を学びました。そして「韓国人から見た日本はこう見えているのだなぁ」と、初めて母国を客観的に見る事ができたのです。

礼儀においても韓国の人は目上の人を非常に敬い、言葉使いも丁寧です。日本人は礼儀知らずが多いような気がして恥ずかしくなります。

このように日本から失われつつある文化が韓国にはたくさん残っています。見習う部分はたくさんあると感じました・・。そして、韓国の多くの男性は20歳前後で軍隊に行きます。分断国家であるため軍人として訓練を積み、絶えず国を守れるようにしておかなければならないからです。私の友達も軍隊に行ってしまい非常に寂しい思いをしました。義務とはいえやはり若者たちにとっても嫌な現実です。

近くて遠い国といわれ続けてきた韓国・・・最近では徐々にそんな言葉も消え去り、韓流と呼ばれる言葉が誕生するほど韓国ブームですがやはり反日感情は少しありました。過去にあった日韓の歴史問題の為、そう簡単に反日感情は消えないのだと思いました。

この様に日本では経験できないことがたくさんありました。いくら近い国といってもやはり外国ですね。相違点はたくさんあり、精神的にしんどい時もありました。しかし、この留学を通して人間的に一回り成長した様な気がします。春川の江原大学での生活は本当に充実したものでした。これからも韓国語を一生懸命勉強して夢に突き進んでいこうと思います。

私にとって韓国に留学することは一つの夢でした。高校3年の夏に初めて韓国人と出会い、その方と話したいが為に勉強し始めた韓国語。ささいなきっかけではありましたが、一年間で得たものは非常に大きかったです。私を支えてくれた家族、そして奨学金で私を支援してくれた日本国に感謝の気持ちを心から捧げます。

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