Etawaの町から車で約二時間半のところにサンカシアがあり、その隣村がJosrajpurといい、そこにあるShakya Muni Buddha Viharaというお寺が、今回のリトリートの会場です。ごらんのように、まわりは畑のみ!じゃがいも、小麦、そして黄色いお花畑になっているのはマスタードです。当然電線がここまでは来ていなくて、朝晩30分ほどディーゼル発電機をまわして、井戸から屋上の水槽に水をくみ上げたりしています。その30分間が携帯電話を充電する時間でもあります。ただ今回は大勢が寝泊まりするので、太陽光発電のパネルを屋上に設置して、そこから灯りをとっていました。シャワーも井戸水ですが、冬の井戸水が温かいことはご存じですか?朝の冷気のなかの水浴びのなんと気持ちのよいこと。終われば身体が内部からぽかぽかしてきます。実際のリトリートの坐禅、歩行禅、法話の様子もごらんください。インドのお坊さん達もたくさん参加してくださいました。
以上の写真をスライドショーなどでご覧頂ければ、何が行われたかご理解頂けたでしょう。それにしても今回ほど「聖地」という言葉の本当の意味を知ったことはありませんでした。リトリートが終わった次の日(12月12日)の朝、我々は朝靄のなかサンカシア向けて歩き出しました。約30分ほどの距離です。その道すがら、今回のリトリートを主催してくださったYBS(Youth Buddhist Society)のプレジデント、Suresh Bauddhaさんがサンカシアの話しをしてくださいました。現代の釈迦族の方達がどういう深い思いをサンカシアに対して抱いているのかが、始めて実感としてわかりました。