史跡コミュのケンペル、ツュンベリー記念碑

　長崎県長崎市出島町６

　1960年07月13日、長崎県が史跡に指定。

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　エンゲルベルト=ケンペル(1651～1716)はオランダ商館医として元禄３(1690)年から二年間に亙って日本に滞在し、ヨーロッパにおいて日本を初めて体系的に記述した『日本誌』を著した人物です。
　カール=ペーテル=ツンベルク(ツュンベリー；1743～1828)はスウェーデン人の植物学者で、安永４(1775)年から一年間オランダ商館医として日本に滞在、吉雄耕牛等に梅毒の水銀療法を教授するなど蘭学発展の端緒を作り、『日本植物誌』も著しています。
　この碑は、フィリップ=フランツ=バルタザール=フォン=シーボルト(1796～1866)が二人の先学を讃えるため文政９(1826)年に出島花畑へ建てた物で、シーボルト自筆の文字が刻まれています。明治17(1885)年の出島整備により、この碑は上西山町の長崎公園内へ移されましたが、昭和31(1956)年に現在地へ戻されました。
　その文からシーボルトが日本研究に寄せた心情を読み取る事が出来、この記念碑はシーボルトその人の記念碑ともなっています。

＊出島和蘭商館跡
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＋デジマノキ
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