そうだ、お茶会へ行こうin関西コミュの第３回『おっとこ前が誘うお茶と能の雅な世界』にご参加くださった皆様及び関係者皆様への管理人からのお礼

皆さま、こんにちは。

２０１２年のＧＷも空け、
またいつもの日常生活が始まられたことと存じます。
お天気の日は、もう夏寸前という陽気の日もありましたね。


さて、
先日は『第３回おっとこ前が誘う、お茶と能の雅な世界』にご参加くださいまして、誠にありがとうございました<m(__)m>。

お礼が遅くなってしまい、申し訳ありません。

当日は朝から曇り空
お天気は午後からは崩れるとの予想


やはり、催し後半より雨が降り出しましたが
お帰りのころには雨脚も弱まり、とてもラッキーだったと思ってます。(*^_^*)

これも、日頃行いが良くていらっしゃる皆様の願いが
天に通じたのだと思い、感謝しております。


今回は

お能は能楽師さんがお三人さん

茶会は、若宗匠を中心にお家元様初めご家族の皆さま

前回、前々回以上にお世話になりました。



お能は

小さな能楽師さんの仕舞とお父さん能楽師(吉田)さんの謡

紋付袴の吉田さんの仕舞

仕舞体験　

謡体験

能衣装着付け

能装束をまとった能楽師さんの仕舞

質問タイム

と盛り沢山でした。


着付けは
武将の恰好

一番下に肌着をつけ
「厚板」という着付けに
「大口」という堅そうな袴をつけ
「長絹」という上着をを肩脱ぎにしてました。


烏帽子は右に倒れてたら平家で、左が源氏

能ではお面は「おもて」といい、
また読みますが、こちらいついても教わりました。






茶会は

待合から路地草履を履き、

若宗匠自ら

お庭を拝見しながら、路地を通り
腰かけ待合での作法や蹲の使い方、
茶室への入り方などを教えてくださり

また、実際に蹲も使わせて頂き、

茶室へ


茶室ではお菓子の頂き方や速水流の歴史
速水流のお茶の作法や心得などを教えて頂きました。

また、
かわいい若宗匠の奥さまがお運びをしてくださり、華やかでした。


実は、私も今回３回目にお世話になりますのに、お勉強不足で知らないことも多く
新たに沢山の事を教えて頂けたように思います。

　　

茶道で教わったこと・・・

【敬和静寂】の四教の理念
　　　敬以為質（敬は以て質と為す）
　　　和以行之（和は以て之を行う）
　　　清以居之（清は以て之に居る）
　　　寂以養志（寂は以て志を養う）

　　

お庭にもありました光悦垣

【光悦垣】
速水宗汲の作
その姿から臥牛（ねうし）垣と呼ばれ徐々に高さの変る独特のもの。

【速水宗汲】
速水流４代目家元
幼少期より石に魅力を感じ、後に「庭の宗汲」と称され、大正年間に光悦寺をはじめ名茶庭をいくつも作庭。


十二単の「襲の色目」から考案された【袱紗】は鱗型二色でした。


他にも、

成夏に使われる普通の平茶碗よりもはるかに大きい【大茶碗】

貴人台として使われる【小掛台】

貴人点前に使われる【畳紙】

杓無しの点前【脱杓点法】

も速水流の特徴です。


席中では、
お正客さんが薄茶を一服頂いたときに、
「おいしかったよ」と、いう気持ちをこめてお点前さんのお顔を拝見する
→ことなども
速水流のお茶の頂き方でした。


蹲の使い方では、
つくばって（しゃがんで）手や口を清めることからその名がついたこと、

柄杓を使っての清め方も
口に含むための水をすくった左手に、もう一度水をかけてから、
残った水を柄杓の柄にかけ元に戻すところも、他にはない作法ですね。

私はなんだか、こんなとこに公家風な品を感じておりました。　


次に懇親会

今回も前回同様、お二人様には大変講演に熱心に取り組んで頂け・・・(~_~;)

時間が延長しておりまして、

最後までいて頂けない方もいらっしゃいましたが

質問タイム(^o^)/
自己紹介(〃'▽'〃)
があり



最後に
お二人から・・・


伝統芸能を引き継ぎ、守り、伝えていく者として
私達にメッセージを下さいました。
m(_ _)m


それは、
日本人として、
日本を愛し、日本の持つ素晴らしさを知り、それを見聞し感じ、
周りに、後へ続く若者や子供達
に伝えって行って欲しいという願いが
込められていました。


御蔭で、
楽しくありながら、
感動も頂け(〃'▽'〃)
また、日本人として考えさせられることが聞けた貴重な時間になりました。


また、今回、私は裏方に徹しておりましたので、
すべて見聞き出来てない分もございます。

ですが、その分
演者さんだけでなく、
速水流のお家元はじめ皆さまの暖かい心遣いを
沢山目にすることが出来ました。

始まる前の打ち合わせもお家元が自ら率先だって配置を考えて下さったり、
ふすまを移動させて下さったり、

催し中は

能楽師さんの控室を覗くとと、
一人で待ってる小さい能楽師さんのお相手をして下さってたり、

足をお怪我されてる方の事を伝えると、お椅子を自ら持ってきて下さいました。

また、
何回もお庭に出てこられ
中の両席中やお天気、蹲やお庭をチェックしてくださってました。

案の定雨が降り出した時も、真っ先に出てこられ、草履を移動させるよう指示くださいました。

また、奥さまや若奥様も、雨の中、傘もささずに雑巾を持って濡れた床などを拭きに
飛び出て下さいました。

速水流の皆さまの暖かいお人柄と、さりげない心遣いにとても感動しました。


最後に長くなりましたが、

あの日、あの場所で、あの時間を
皆さまと、ご協力くださった方々とともに過ごせたこと、
心より感謝いたします。

また、まだまだ未熟者で、
こんなイベントをさせて頂くには何十年も早いような至らぬ私の
イベントにご参加くださったお客様、
主催者サイド皆さま、
お手伝い下さった皆さまに
重ねてお礼申し上げます。

本当にありがとうございました<m(__)m>