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We all have AIDS.コミュの[韓国発]7宗教団体代表が助長する『差別』

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こんななかで、来夏、韓国の釜山で開催予定の
第10回アジア・太平洋地域エイズ国際会議は開催できるのだろうか。
地元の組織委員会にエールを送りたい。
彼らが掲げたテーマはそれに逆行するようなテーマ。

Diverse Voices, United Action.
第10回アジア・太平洋地域エイズ国際会議
http://www.icaap10.org/

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7宗教団体代表が助長する『差別』
[寄稿]差別をあおる韓国宗教指導者協議会の共同声明の廃棄を

キム・ドクチン(カトリック人権委) 2010.12.28 09:05

レイバーネット
http://www.labornetjp.org/worldnews/korea/knews/00_2010/1293552258561Staff

社団法人韓国宗教指導者協議会という団体がある。大韓民国を代表するという七つの宗教団体の代表者が1997年に創立総会を開き、当時の文化観光部傘下の社団法人に登録し、活動を始めた団体だ。『大韓民国宗教文化フェスティバル』という宗教博覧会のようなイベントを開いたり『宗教間の和合と紐帯を増進し、各宗教の根本理念に基づき民族社会に正しい価値観を提示し実践していくことで民族の発展と統一の精神的、道徳的基礎を構築する』ことを目的とする団体だ。

現在は保守キリスト教を代表する韓国キリスト教総連合会(以下、韓キ総)代表会長イ・カンソン牧師が共同代表議長をしており、27の仏教宗教団体で最大の宗教団体であり、事実上、仏教を代表する曹渓宗の総務院長のチャスン僧侶、韓国カトリックにたった5人しかいない大主教のひとりで韓国カトリック主教会の教会一致および宗教間対話委員会委員長で、宗教間の連帯ではカトリックを公式に代表するキム・ヒジュン大主教、円仏教のすべての行政と人事を総括する教政正員長をしているキム・ジュウォン教務、韓国社会家父長の最先鋒である儒教を代表する成均館の28代チェ・グンドク館長、有名な人乃天思想を中心に一時は30万の信徒の教勢を誇った韓国うまれの宗教、天道教のイム・ウンギル教主、日帝下でいんちき宗教と言われながら、独立運動の一軸を担い、今では『14の民族宗教』が集まった社団法人韓国民族宗教協議会のハン・ヤンウォン会長などが共同代表をしており、事実上韓国宗教界の集りの中で最大で結束力がある団体といえる。

そんな7大宗教の代表が先週『大韓民国宗教指導者隣宗教体験聖地巡礼』という題名でキリスト教の聖地であるエルサレムとベツレヘムなどを巡礼、バチカンの法王庁を訪問して、法王と面談し共に写真も撮った。宗教間の共生と平和のために宗教指導者たちが順次他宗教の聖地も訪問し、他国と違う『宗教の自由の天国』大韓民国の宗教間和合を世の中に知らせる目的があるようだ。ところがこれらの宗教指導者が巡礼を終えて、とんでもない「大韓民国宗教指導者隣宗教体験聖地巡礼宗教界声明書」という題名の共同声明を発表した。7大宗教の指導者たちが意見を集約して声明を発表するのは非常に異例でもあるが、その共同声明の内容には絶対に見過ごせない内容あるので、勇気を出して、あえて大韓民国の宗教指導者に文句をつけることにした。

共同声明書は「多文化・多民族・多宗教社会に進む大韓民国では、人種、文化、宗教その他、いかなる分野でも差別や嫌悪による社会的な不平等があってはならず、これを防ぐための憎悪(嫌悪)犯罪法などの立法的な措置が取られることを強く要請する」という文章で始まる。この文章までは差別に反対する人権親和的な文章といえる。7大宗教という難しく多様な立場がこれほど調和がとれた文章で表現されることは驚きでさえある。だがとても深刻な問題はまさにその次の文だ。

「しかし社会的少数者の人権保護を口実に『同性愛差別禁止法』のような私たちの社会の伝統的な思想的根幹と社会的通念を崩す立法には積極的に反対する」という荒唐無稽な文章を読むと衝撃を受けざるをえなかった。直前の文章で「いかなる分野」でも差別や不平等があってはいけないといいながらすぐ次の文章で、その「いかなる分野」には『同性愛差別』が該当事項でないことを明らかにしているのだ。

いかに矛盾して恥ずかしい立場だろうか。その上『同性愛差別禁止法』に反対する根拠が本当に驚かされる。同性愛差別禁止法が制定されれば『社会の伝統的な思想的根幹と社会的通念が崩れる』という。これまで「嫁が男だなんて、とんでもない」とか「私の息子が軍隊に行って、同性愛者になってAIDS患者になったらSBSが責任を取れ」などの幼稚なスローガンは、新聞広告でも接したことがあったが、『伝統』という概念を使って同性愛に反対するとは真に驚くべきで衝撃的だ。

伝統がすべて良く、ただそれを維持し敬わなければならないのなら、十数人の後宮をおいた歴代王朝の王様の豪華な伝統や、両班と賎民に分れて、一生その出身により誰かは代々遊んで暮し、一度も足を土につけずに暮し、誰かは奴婢になって、そいつらにまでその惨めな未来を譲らなければならなかった残酷な伝統も保存しなければならないのだろうか。「男は空で女は地」、「いやしい者とは飯も一緒に食べられない」という考えが、私たちの歴史で最も重要な『伝統的な思想的根拠』ではないのかということだ。

2005年の発表によれば、当時、大韓民国国民の半分の24970766人が宗教を持ち、それらの宗教がすべて7大宗教に含まれるので、今回の韓国宗教指導者協議会の共同声明は大韓民国の国民の半分を『指導』する人々が発表した共同声明だ。そんな共同声明で遠慮なく同性愛者は差別しても良く、認められないと言うのだから、今この国の同性愛者は本当に大変なことになってしまった。大韓民国の国民の半分が今、彼ら『指導者』の言葉通り、遠慮なく同性愛者を差別し始めれば、どうしてこの土地で暮せるだろうか。

人権運動陣営の長い願いだった差別禁止法制定は、性別、障害、兵力、年齢、言語、出身国家、出身民族、人種、肌の色、出身地域、容貌などの身体条件、婚姻の有無、妊娠または出産、家族形態および家族状況、宗教、思想や政治的意見、前科、性的指向、性アイデンティティ、学歴、雇用形態、社会的身分などを理由とする政治的・経済的・社会的・文化的生活のすべての領域で行われる合理的な理由のない差別を禁止して予防しようということだ。17代国会で、法務部はこのうち出身国家、言語、家族形態または家族状況、犯罪および保護処分経歴、性的指向、学歴、兵歴など7つの領域を除く政府立法を進め人権運動陣営と対立した。その時も一部のキリスト教陣営を中心に『性的指向』の部分を含めるなという強い圧力があり、結局法務部は卑怯な決定をしてしまった。

同性愛を見る視角の変化は全世界で革命的に始まっている。すでに2009年2月、アイスランドでは同性愛者と公式に表明したヨハンナ・シグルザルドッティルが総理になり、今年の6月にはずっと以前からの恋人と正式に結婚式を挙げた。ドイツの外務部長官で自民党党首のギド・ウェスターウェレ(48)も同性愛者だと自ら明らかにし、いつも自分の同性愛人と一緒にいてこの前結婚した。また、ヨーロッパ国家の中でも保守的なカトリック信者が多いことで有名なイタリアでも、同性愛者であることを公式に表明したニキ・ヴェンドラ(52)プーリア州知事が『イタリアのオバマ』という称号を受けながら、次期大統領選挙走者に急浮上しており、パリとベルリンでも同性愛者が市長に当選し、ノルウェーの財務長官も同性愛者の恋人と結婚した。

当然存在する同性愛者に対して『合法化』という表現を使うことは適当ではないが、オランダ、ベルギー、ドイツ、デンマーク、ポルトガル、ハンガリー、フランス、ノルウェー、ロシア、アイルランド、スウェーデン、フィンランド、アルゼンチンなどの国家がすでに法的に同性愛者の地位を保障する『合法化』をした。米国でも同性愛を合法化する州が増えており、最初のレズビアン連邦検事も誕生した。また、ハーバード大のドルー・ファウスト総長をはじめとする知識人が同性愛者への法的保護、軍隊内の同性愛許容などを主張し、同性愛の合法化が大勢だと証明している。なぜ韓国だけがこのように国際的な歴史の流れに逆らうのだろうか。なぜ韓国の保守主義者はこのように同性愛者を追い出せず、やきもきしているのだろうか。

その上、今回の共同声明で言及された北朝鮮の人権に関する韓国宗教指導者協議会の立場も非常に憂慮される。共同声明は「政府が北朝鮮人権回復のために具体的な北の同胞の人権回復活動をしろ」としている。これは、李明博政権が政権の始めから今までの3年余りにわたり、継続的に国家人権委員会を圧迫して揺さぶってきた論理ではないか。国家人権委員会を『北朝鮮委員会』にして、北朝鮮住民の知る権利のために対北朝鮮放送を再開し『ビラ』を撒けと勧告した今の国家人権委員会に力を貸す言葉ではないのか。人権運動陣営と市民社会が粘り強く辞任を要求しているヒョン・ビョンチョル国家人権委員長に突然、宗教指導者という人々が力を貸したわけだ。

その上、盧武鉉政権時代に全面休業も辞さず、宗教界が先頭に立った『私学法改正反対立場』をまた持ち出して、私学法廃止を要求した。政権が変わるとまた、全て自分たちのものだった私立学校を何の干渉もなく一人占めしたいのか。もちろん、北朝鮮に人道主義的支援をしろとか、民間の南北交流を保障して、慈悲と愛の対話で人類の平和と人間の尊厳を守れという耳に快い声もなくはない。だが誰がなんと言っても今回の共同声明の核心は、同性愛反対、北朝鮮人権活動、私学法廃止といえる。

国民に慰安と平和を与えるべき宗教が、最近の韓国ではむしろ国民の心配事になることがたびたびある。もちろん世界史的にも宗教による紛争が数多くあったが、銃刀を持つ戦争でもないのに、これほど国民を疲弊させる宗教は韓国の宗教が記念碑的だ。韓国宗教指導者協議会の代表は単にひとりの宗教家でない。自分たちが話すように、彼らは各宗教団体の公式な代表で彼らの言葉はつまり各宗教団体の立場になる。そんな重要な地位にある宗教指導者がためらうことなく差別を助長し、韓半島の平和を揺さぶる言葉を言う時、宗教はもはや国民の愛を受けられない。

宗教が立ち上がって政治的立場を明らかにする時は、不当な権力がその公権力と力で国民を抑圧しようとする時、国民の力ではとてもその不当な権力を相手にすることが難しい時、そんな時、宗教が国家に制約を加え、国民を保護する時だ。李明博政権の4大河川事業のように、五千年よりはるか前からゆうゆうと流れてきた美しい川を破壊し、生命を威嚇する時、社会的弱者である撤去民や非正規職労働者が公権力の棒で、盾で殴られ街頭に追い出される時である。

韓国の国民はなぜ尊敬される宗教指導者を持てないのか。国民の詰まった胸を晴す勇気ある宗教家、陽光のように暖かい助けで国民の涙を拭う宗教家。今、私たちの国民も国民の側に立って祈る三、四人ぐらいの『宗教指導者』を持つ時ではないかと思うのである。

原文(チャムセサン)
翻訳/文責:安田(ゆ)

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