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大河ロマン小説 屍山血河コミュの序章

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広大なリベルダーデ大陸には五つの国家があった。

最強最高のグルーネ帝国。

帝国に背いたクラウスが国父となったハーゼンハイデ公国。

名君、シャルル率いるレオンブルム王国。

マーナ人だけで構成されるマーナ族同盟。

そして、滅亡寸前のアルカトラス共和国。

共和国の救世主はマクスリード・パルテア。通称マックス。

この物語はマックスが17歳で軍に入隊し、

28歳で戦争終結にいたる過程を描いた小説である。




大陸歴155年、大陸には50を超える都市国家が存在し、

戦争が絶えることはなかった。

戦争をなくすには一つにまとめればよい。

識者の提案で、各国の首脳が話し合い、民主主義国家連合が発足した。

これに異を唱えたのは、ヨハン・グルーネである。

すぐれた軍人であったヨハンは自ら優秀な人材を集め、

グルーネ帝国、初代皇帝の椅子に座った。

連合軍は12万の大軍を送り、帝国に天誅を加えようとしたが惨敗。

ここから歴史は大きく変動する。

ヨハンと同じく軍人のシャルル・レオンブルムは王国を建国し、確固たる地位を築いた。

さらに少数民族、マーナ属は同盟を作り、連合は消滅。

結局、民主主義はアルカトラス共和国だけとなった。

大陸歴378年、帝国の重鎮であったハーゼンハイデ公爵クラウスは

時の皇帝、グレゴールに反旗を翻し、ハーゼンハイデ公国を立ち上げた。

グレゴールは激怒。8万の兵を送り、一気に叩きつぶすはずが、見事に返り討ち。

クラウスの才能もさることながら、密教になぞらえ、四天王と呼ばれる

優秀な将軍たちに全く歯が立たず、帝国は滅亡寸前まで追い込まれた。

だが、クラウスは天下取りに一切興味を示さず、

弱者救済に精力を注ぎ、大陸の英雄となった。

その後、各国で優れた人物が現れると「クラウスの再来だ」と言われたが、

誰一人として彼をしのぐ人材はいなかったのだが……

大陸歴544年、共和国軍のウィリアム・ジョー・エリオット元帥が

彗星のごとく舞台に立ち、最弱共和国軍の救世主となった。

こと戦術に関してはクラウスをしのぎ、名将の中の名将と呼ばれた。

その系譜を継いだのがマクスリード・パルテアである。

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