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キャリア開発実務家の労働情報コミュのテーマ別■社会的排除

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「社会的排除」に関する新刊を見つけました。関連する既刊とともに本の概要や目次をご紹介します。

『社会的排除―参加の欠如・不確かな帰属 』(有斐閣Insight)

岩田 正美 (著)

【内容紹介】
ホームレスやネットカフェ難民,長期失業の若者や日雇い派遣など,福祉国家の制度からこぼれ落ち,呻吟する人々。彼らはなぜ,どのようにその拠り所を失ったのか。貧困研究の第一人者が「社会的排除」概念の意味と役割をクリアに示し,日本のリアリティに鋭く迫る。

内容(「BOOK」データベースより)
ホームレスやワーキングプア、ネットカフェ難民、日雇い派遣、孤独死や自殺など、福祉国家の制度からこぼれ落ち、呻吟する人々。彼らはなぜ、どのようにその拠り所を失ったのか。グローバリゼーションとポスト工業社会において、深まるばかりの社会分裂を、どのように分析するか。曖昧に使われてきた「社会的排除」概念を、社会参加と帰属に焦点を当てて、理論的にクリアに示し、データとフィールドワークを駆使して、日本の今のリアリティに迫る。

単行本: 206ページ
出版社: 有斐閣 (2008/12/18)

【目次】
はじめに
序 章 社会に参加するということ
第1章 「社会的排除」とは何か
第2章 社会的排除vs.貧困
第3章 社会からの「引き剥がし」と「中途半端な接合」──路上ホームレスからみた2つの経路
第4章 若者と社会への「中途半端な接合」──ネットカフェ・ホームレスの場合
第5章 周縁──地域空間と社会的排除
第6章 セーフティネットからの脱落──福祉国家と社会的排除
終 章 社会的包摂のあり方
あとがき
引用文献
さらに読み進む人のために

『社会的排除・包摂と社会政策』(シリーズ・新しい社会政策の課題と挑戦)

福原 宏幸 (著)

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
福原 宏幸
1954年生まれ。大阪市立大学大学院経済学研究科教授。社会政策、労働経済論専攻
単行本: 269ページ
出版社: 法律文化社 (2007/12)

【目次】
「社会的排除/包摂」は社会政策のキーワードになりうるか?
第1部 社会的排除/包摂論のパースペクティブ(社会的排除/包摂論の現在と展望―パラダイム・「言説」をめぐる議論を中心に
社会理論からみた「排除」―フランスにおける議論を中心に
シティズンシップと社会的排除
イギリスにおける社会的包摂政策とボランタリー組織の役割―近年の社会的企業への支援政策に着目して)
第2部 日本における社会的排除の現状と課題(現代日本の社会的排除の現状
日本における無年金、無保険世帯の実態と課題
ホームレスの人びとに対する居住支援・住居保障
学校教育における排除と不平等―教育費調達の分析から
日本における若者問題と社会的排除―「適正な仕事」「活性化」「多元的活動」をめぐって)
補論 日本の経済格差と貧困―研究の蓄積
内容(「BOOK」データベースより)
社会的排除・包摂、現代社会を読み解くキーワード。登場してきた背景から概念、定義、政策展開までを検証。日本における社会的排除の状況を多面的に明らかにする。


『ワークフェア―排除から包摂へ』 (シリーズ・新しい社会政策の課題と挑戦)

埋橋 孝文 (著)

内容(「BOOK」データベースより)
ワークフェア(雇用志向社会政策)は貧困克服の有効な手段となりうるか。登場してきた背景からその特徴、波及効果と帰結までを検証。ワーキング・プアや就職困難者など今日的課題にせまる。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
埋橋 孝文
1951年生まれ。同志社大学社会学部教授。専門は社会政策・社会保障論
単行本: 273ページ
出版社: 法律文化社 (2007/11)

【目次】
ワークフェアの全体像把握を目指して
第1部 国際的動向と理論的諸問題(ワークフェアの国際的席捲―その論理と問題点
規律訓練型社会政策のアポリア―イギリス若年就労支援政策からの教訓
ワークフェアと所得保障―ブレア政権下の負の所得税型の税額控除の変遷
アメリカにおける福祉離脱者とワーキング・プア―ワークフェアとの関連で
非正規(非典型)労働の国際比較―経済のグローバル化と非典型労働増大)
第2部 日本におけるワークフェアとワーキング・プア(日本における母子家族政策の展開―福祉と労働の再編
日本における障害者福祉と就労支援
生活保護改革論議と自立支援、ワークフェア
就職困難者問題と地域就労支援事業―地域から提案されたもうひとつのワークフェア
究極のコスト・パフォーマンス=「雇用のない経営」―拡がる「労働法のない世界」)


『排除型社会―後期近代における犯罪・雇用・差異』

ジョック ヤング (著), Jock Young (原著), 青木 秀男 (翻訳), 伊藤 泰郎 (翻訳), 岸 政彦 (翻訳), 村澤 真保呂 (翻訳)

出版社/著者からの内容紹介
排除はつぎの3つの次元で進行している。(1)労働市場からの経済的排除、(2)市民社会の人々のあいだで起こっている社会的排除、(3)防犯・安全対策の名の下に進められる犯罪予防における排除的活動。

本書は、こんにち(後期近代)の社会が、70年代までの安定的で同質的な「包摂型社会」から、変動と分断を推し進める「排除型社会」へと移行したと捉え、その構造とメカニズムを分析している。そしてこの悪夢のような現状をどのように克服するかを検討している。

いまや、逸脱や犯罪の原因を追求し更正させるといった包摂型の政策は重視されなくなり、リスク評価を基準に、不審者の「奴ら」をあらかじめ排除・分断・隔離するといった、保険統計的な犯罪予防政策が主流となった。本書はこのような排除型の政策を厳しく批判する----「シングルマザーやアンダークラス、黒人や放浪する若者、麻薬常習者、クラック常習者などの、コミュニティで弱い立場にある人々が、針で突つき回され、非難を浴びせられ、悪魔のように忌み嫌われるようになった。このような新たな排除の世界にあって、本当に革新的な政治をおこなおうと思えば、私たちを物質的な不安定と存在論的な不安の状態に置いている根本原因、すなわち正義とコミュニティという基本問題を避けて通ることはできない」。

だからといって、かつての包摂型の社会を懐かしんでも気休めにもならない。
ノスタルジーにふけり、かつての包摂型の政策をそのまま復活させることは、いっそう息苦しい社会を招きかねないからである。わたしたちが取り組まなければならない課題は、新たな形態のコミュニティ、市場の気まぐれに左右されない雇用、八百長のない報酬配分----これらをどう実現するかなのである。

この排除型の社会にあわせて生きていくしかない...などと、決して諦めてはいけない(これこそ著者が最も強調している点である)。

単行本: 541ページ
出版社: 洛北出版 (2007/03)

【目次】
第1章 包摂型社会から排除型社会へ
第2章 後期近代における犯罪と不協和音
第3章 カニバリズムと過食症
第4章 他者を本質化する―「悪魔化」と怪物の創造
第5章 不寛容の犯罪学―ゼロ・トレランス政策とアメリカにおける刑務所拡大の試み
第6章 まとまりのある世界とバラバラの世界
第7章 カオスを放置する―軽く接しあう他人たちの秩序
第8章 後期近代―矛盾に満ちた世界


『後期近代の眩暈―排除から過剰包摂へ』

ジョック・ヤング (著), 木下 ちがや (翻訳)

【内容紹介】
文化的包摂と構造的排除。テロリズムへの不安、移民、暴動、厳罰化。仕事やコミュニティや家族の急速な変化。セレブリティとワーキングプア―― 『排除型社会』 で社会的排除を尖鋭に描いた社会学者が、経済的・社会的な不安定さと剥奪感をもたらす 「過剰包摂」 の問題を摘出し、新たな政治への理論基盤を提示する。

内容(「BOOK」データベースより)
テロリズムへの不安、移民、暴動、厳罰化。仕事やコミュニティや家族の急速な変化。セレブリティとワーキングプア―『排除型社会』で社会的排除を尖鋭に描いた社会学者が、経済的・社会的な不安定さと剥奪感をもたらす「過剰包摂」の問題を摘出し、新たな政治への理論基盤を提示する。

単行本: 426ページ
出版社: 青土社 (2008/8/23)

【目次】
第1章 境界線を越えて
第2章 ゆらぐ二項対立ビジョン
第3章 復讐心の社会学/違犯の犯罪学
第4章 カオスと秩序の再編
第5章 労働の衰退と不可視化された使用人
第6章 社会的包摂と労働をつうじた代償的救済
第7章 境界を越える―風雨吹きすさぶ海岸に
第8章 テロリズムと「反テロ」というテロリズム―悪の凡庸
第9章 排除型コミュニティ
結論 他の場所への道

コメント(4)

なかなか興味深い書籍ですね。

「ホームレスやワーキングプア、ネットカフェ難民、日雇い派遣、孤独死や自殺など、福祉国家の制度からこぼれ落ち、呻吟する人々。」といういったテーマに関連するニュースがmixiでもアップされ、そのニュースに対する日記やレビューがmixiで展開されています。

しかし、かっがりするくらいに、このてのテーマとなる人々に対する偏見や差別意識が露骨なくらい多く見受けられます。

こういった日本人の偏見や差別意識こそが、「社会的排除」への第一歩につながるんだろうなと感じました。
>1 Jionさん

コメントありがとうございます。

>偏見や差別意識が露骨

そうですね。mixiにしろ、2ちゃんねるにしろ、むき出しの差別意識に辟易させられますね。多少なりともメンタルヘルスに関る人間として、私はフィールドワークのつもりで時々2ちゃんねるを覗いて観察したりしてます。

でも、あのどす黒いネガティブな感情の渦に触れると、とても嫌ァな気分になりますね。

他人を貶めることによってしか、自分の存在価値を認識できない人が増えているのでしょうか。願わくば一部のコンプレックスの強い人たちだけであってほしいものです。

良識あるサイレントマジョリティの皆さんがもっと勇気を持って健全な書き込みをしてくださればバランスがとれるのになあとも思ったりします。

偏見や嫉妬は感染するので、ワクチンが必要でしょうね。

もしかすると、偏見や差別意識をむき出しにする人自身が、救いを求めているのかもしれないですね。自分は「弱者」とは言われたくない。けれども「強者」と言えるほどの経済力も家柄も学歴も教養も能力もない。自分より弱い人よりも強いのだと誇示することによってしか、自分の存在価値を確認できない。本当は、精神的に非常に脆弱な人たちであり、それゆえに人間のネガティブな感情の増幅の中に身を置くことで安心感を得ようとするのではないでしょうか。

なーんて私は思ったりしますが、皆さんはいかがでしょうか。
下記のニュースになっている坂本哲志総務大臣政務官の発言を支持する愚か者が、このmixi内に意外と大勢存在します。

mixiの日記でレビューしている輩は、2ちゃんねると異なり、それなりの信念と思想があるのでさらに質が悪いです。
思わず、その日記にコメントを残そうとしましたが、不毛な展開になりそうなので、止めましたあせあせ

しかし、このての輩の偏見こそ修正しないと世の中がおかしくなりそうだと憂いています。

「働こうとしてる人か」派遣村
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=712361&media_id=4
>3 Jionさん

コメントありがとうございます。

坂本哲志総務大臣政務官の発言は、本当にひどいですね。実際に派遣村に行って自分の目と耳で確かめての発言なんでしょうか?こういう人物は政治家の器じゃないですね。

実は、総務省と厚労省は国の労働政策でぶつかり合っていまして、その文脈で考えると興味深い発言です。

たとえば、総務省はハローワークの完全民営化を狙っているけれども、厚労省は官営維持派というか、自治体に任せるにしても公営の職業紹介機関は残すべきだという立場で争っているようです。

拡大解釈すると、企業における人事部(労務管理部門)VS人材開発部門の争いに少し似ているような気がしています。

景気が悪くなると企業の教育投資は広告費とともに削られる傾向にあるようですが、どうなるでしょうか……。

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