★津山～TSUYAMA～★コミュの津山に欠けているもの①

私は20歳から41歳まで埼玉に住んでいました。

子供の頃から津山に馴染めず、外に出たいと思っていて、
就職先を探すとなったとき、たまたま埼玉の会社からの募集に引っ掛かって、
迷い無く向こうに移り住みました。（寮生活ですけどね）

津山にＵターンして、色々違和感を感じました。
ノールールと言いますか、
自分がルール、そういう感覚の人が多過ぎます。
いるなぁ、を遙かに通り越して、too many.です。

私が勝手に思うに、これは田舎の人特有です。
道もそう混まないし、歩行者も自転車も殆どいないし、
畑や田んぼも多いので近所の目もあまり気にならないし、
夜になると車も人も極端に減るので、更に人の目が気にならなくなり、

自然と、自分がルールになるんだと思います。

これは、私たちの前の世代、更に前の世代の人たちが作り上げたものじゃないかと思います。

高度経済成長で、仕事が幾らでもあって、お金も入ってきて、
なぁなぁでなんとかなったり、
談合してうまい汁を吸って、
少々の事は目をつぶってもらった時代を過ごしてきた人が、
マイルールを作って、それが蔓延して、
ノールールになっていった。

良い例が、車の運転です。

停止線でちゃんと止まらない人が多過ぎ。
赤信号で交差点に突っ込む人が多過ぎ。
横断歩道の真上で信号待ちする人、多過ぎ。
歩行者や自転車が横断歩道に差し掛かっても無視する人、多過ぎ。
対向車が右折待ちしてても無視して譲らない人、多過ぎ。
有名なところでは、ウィンカー出すの、遅過ぎ。
ウィンカー出さない人、多過ぎ。
スマホ弄りながら運転する人、多過ぎ。

これは、その人の運転というものに対する責任感の無さ、いい加減さがどれだけ酷いかを表していると思います。
これも、過去の遺産だと思います。
親から受け継いでいると思います。
子供を乗せて、上記のような運転をしますよね？
その子供達は、同じように運転する事になるとしても不思議じゃないですよね。

津山は歩行者や自転車が少ないので、人をひき殺す事故が必然的に少ないんじゃないかと思います。
だから油断して気を抜いて運転してるところがあるんじゃないでしょうか。

でも、もし、自分や自分の子供、家族が、そういう危ない状況に遭遇したとき、
めちゃ怖い思いをするだろうし、めちゃ怒るんじゃないですかね。
でも、自分が運転する立場になると、そういう運転をしてませんかね。

これは、自分を客観的にみられてないからじゃないかと思います。
Ｕターンして思ったんですが、津山の人は、客観性がすごく薄い気がします。

人からどう見られているのか、あまり気にしない気がします。
人から自分の行動を見られる時間が少ないからかもしれません。

まず、津山の人は、道を歩きませんよね。
歩くのは、駐車場からお店までの間と、お店の中。
殆どの移動は車でしょう。
車の中にいると、人からどう見られているのか、気にならないんです。
もしこちらのミスで誰かに怖い思いをさせても、車の中でペコっとしてそれで終わり、みたいな。

車というバリアーに守られるので、自分がどこの誰で、顔もあまり分からないままその場をやり過ごせるので、喉元過ぎれば熱さを忘れる、という感覚になるんじゃないでしょうか。

日本全国、色んな街に観光や仕事で出掛けて思ったのですが、
これは津山に限ったことではなく、車社会だからこその異常な文化だと思います。

車の運転に限って言うと、香川県は津山より酷いと感じたし、北九州や秋田もたいがいでした。

見通しの良い交差点で、青信号の横断歩道を渡る中学生が車に轢かれるんですから。
マイルール、それを通り越して、ノールールじゃないでしょうか。

津山に欠けているもの、それは自分がどうなのか、正しいのか、という客観性じゃないでしょうか。

それが欠けていると、自分を直していこうという意識は生まれないと思います。