ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

大橋翠石コミュの東京美術倶楽部の鑑定

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
なんでも鑑定団に大橋翠石の屏風一隻が出て、このコミュも増えてきました。
大橋翠石の名を高めるために作ったコミュであり、管理人としてもうれしい限りです。
ところで
今回はヤフオクに東京美術倶楽部鑑定のついた虎画が出品されております。

http://page21.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/j89995769

以前にも東京美術倶楽部鑑定がついてた作品を見て、おかしい、あやしいと疑問を持った作品がありました。
早々に東京美術倶楽部に問い合わせると、鑑定の詳しいことについては非公開であるとの返事をもらいました。
東京美術倶楽部といえば日本を代表する鑑定機関。
大橋翠石の鑑定は東京美術倶楽部しか行われていないのが実情。

今回出品された作品も、大橋翠石の作品とは言いがたいところが多々あります。

虎の顔
虎の口ひげがないこと。
首周りの虎の縞の朦朧態が雑なところ
虎の胴体の中に使われている赤
下草の表現
款記の点石
印影
どの点を見ても疑わしいことがあります。 

現代では最高の鑑定機関の証明があるのが真筆といわれているので、私が非難することは問題かもしれませんが、もし誤った鑑定がされるのならば大橋翠石作品を守るためにも何らかの活動をしなければならないと思います。




コメント(5)

希望落札価格で落札されず、再出品されたようですね。
一目見て「本物だろう」と思ってしまった自分はまだまだ甘いですね。
このトピックを見ずに、お金に余裕があったなら入札していたかもしれません。

口ひげが無いのも気になりますが、仮にもしも贋作であったのなら、ここまでの贋作を今まで見たことがありません。東京美術倶楽部が真筆というのも納得さえしてしまいます。
鑑定士は、作品の第一印象を大事にするといいますが、この作品の場合、自分の第一印象は「真筆」でした(自分は鑑定士ではありませんが)
しかし、裏付けとしてレコード&パウエルさんの気になる点を見た場合は・・・??

作品としては良く描けていると思います。
最後にもうひとつ気になったのは、耳の描き方が甘く感じました。
実物未見ではありますが、私はこの作品を真作と考えています。軽々に贋作と断じることはできません。

〉虎の顔

確かに巷間しばしば見られるところの翠石の虎の顔とは異なっていますが、制作時期が相当に早いことを考慮しなくてはいけません。早い時期の翠石作品には基準作がないのですから、遺族所蔵の資料をもとに真作を同定しなければいけませんが、この種の顔は実は作例としてあります。

虎の口ひげがないこと。

口ひげの描写に用いられる白色の顔料「胡粉」は極めて剥落しやすいことを考察の前提として知っておく必要があります。前回の展覧会で出展された作品でも、相当数の作品で胡粉は剥落が見られました。


首周りの虎の縞の朦朧態が雑なところ

 「雑」と言えば言えますが、一概にそうとも言えないのではないでしょうか。腕の部分の筋肉が盛り上がって、縞の間隔が狭まっているところを描いているように感じました。なお「朦朧態」は「朦朧体」が正しい表記で、縞などの表現について使用するのは本来の意味とは大きく異なっています。


虎の胴体の中に使われている赤

 胴体への赤色の彩色は、中年から晩年に見られる特色であるということを前提としてのご見解かと思いますが、程度が強まるだけであって、かなり若年期の時点でもこれくらいは使用されています。


下草の表現

 これはあまりよくわかりませんでした。この種の描写で叢中の様子を表現するのは、翠石の作品にはしばしば見られると思うのですが……

款記の点石

 これも特段の問題はないように思います。

印影

 この款記と印影の組み合わせはしばしば見られるところであり、どこに問題を見出しておられるのかがよくわかりませんでした。

 「贋作を真作とすることよりも、真作を贋作とすることの方が問題である」と、田能村竹田が書き残しています。限定的な情報をもとにした言説が発表されてしまうと、翠石研究の進展の足枷になってしまう懼れもありますので、この種の情報をお書きになる場合には、もっともっと慎重であっていただければ……と思っております……申し訳ございません。
甲山外史さん
真筆との見解を確認してみましたが、口ひげのことについては
出品者に質問をしましたが返答が以下のようでした。

Q この画には口ひげがないようですが、口ひげがもともとないのでしょうか?それとも色落ちしたものでしょうか?

回答
5月 13日 12時 4分

作品に色落ちはございません。以前出品した同画伯の作品にも同じような問い合わせがありました。立派なおひげの他の画家が描いたトラのイメージでお考えでしょうか? 翠石画伯の虎作品は画伯の感性で描いてあります。

とのことでした。

胴体の赤ですがどの時期から使われるのでしょうか?若年期というのは大垣制作時期であろうと思いますが、その点をお教えください。

点石時代の作品には下草は葉のみを描くことが少なくありませんか?茎や植物の形が分かるような作例が多くみられます。むしろ大地を緻密に描くことが多いと思います。

款記については石の 口の文字がかなり斜めになっていることが、疑問点でした。

印影については 大橋翠石印ですが この印は古くから用いられている印ですが、この印の4辺とも綺麗に押されています。
この印については明治末の使用印でも角印の左側が欠けています。
このように鮮明に押されているところに疑問点がありました。

甲山外史さんのいわれるように真作を贋作というのは問題ですが、私なりに以上のところが解決されない限り真作とは言い難いと考えております。

やはり実物を見てみないと分かりませんが、今回の記載は東京美術倶楽部の鑑定があればすべて真作であると考えるのが問題であるという問題提起をしたことです。

実際に贋作でも東美の鑑定が通っているのを見ておりますし、東美の鑑定を通すために利用する業者があるということも分かっております。












こうした場で、お二方の意見が違うのも研究者らしい考えに基ずく事であると感じました。

良く、オークションで見かけるのは「鑑定書付」の絵画ですが、実際に鑑定されて鑑定書そのものも偽物であった例があるそうです(東美のものでは無いですが)
こうなったら、知識ある方でない限り何を信じたらよいのか分からなくもなってしまいますね・・。

翠石さんの描く虎は、並大抵の技量では描けない作品が多いですが、やはり現物を見ない限りは意見も合致しないと思いました。

今回のように、ネットでは引っかかるような点があるなら入札は控えるべきと思います。真贋も大事ですが、現物の見れないネット上であるからそうするべきだと感じました。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

大橋翠石 更新情報

大橋翠石のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング