ナンヨウアブラギリ油をエステル交換によるバイオディーゼル生産の原料として用い,水酸化ナトリウム,水酸化カリウムまたはナトリウムメトキシドを触媒としてそれぞれ追加した。最適条件が得られた。即ち,メタノール対油は6: 1,反応温度60℃,反応時間80分,撹拌強さ600回毎分,NaOH,KOH又はCH3ONaの触媒濃度は油重量の1.2%であった。バイオディーゼル油の収率は97%を超えた。得られたバイオディーゼルの物理化学的指数は,USAのASTMおよびドイツのDIN Vと合致した。経済的利益の予備的分析を通して,非食用ナンヨウアブラギリをナンヨウアブラギリ栽培の全産業チェーンに基づく原料として用いることで原料コストが低く経済的利益が大きい。穀物の土地と競わない利点もある。 Data from the ScienceChina, LCAS.