ブライアンとロジャーの在籍していたバンド「スマイル」がクイーンの母体となった。 スマイルは、1969年9月にシングル「Earth」(B面は「Step On Me」)をリリース。これはまったく成功せず、ボーカル兼ベースのティム・スタッフェルが脱退。その後任として、フレディ・マーキュリーが加入。1970年7月12日のライブよりクイーンと名乗り始める。何人かのベーシストが加入と脱退を繰り返し、最終的にメンバーの紹介だがオーディションの形で加入したのが、ジョン・ディーコンであった。1971年2月のことである。
また、楽曲がシングル盤のB面に収録されると、それだけで、A面のヒット曲と対等の著作権料が得られることから、誰の曲を収録するかでメンバー間でもめていた。この時期に至って、ロジャー作の『Radio Ga Ga』が、スマッシュヒットを飛ばし、その結果によって、作曲面で全員が対等となり、『ミラクル』以降での、全曲全員クレジットが実現する。