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十詩十想コミュの詩【夜明け】-ゾル-

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ふくろうが鳴く頃
それはひっそりと芽を出した
わずかな残り火、風と雨と土
誰にも気づかれることなくひっそりと
小鳥が運んだのか、風が飛ばしたのか
知る者は誰もいない
ただひっそりと息をはじめた


雀がついばむ頃
それは太陽に焦がれた
霞のむこう、灼熱の日射しを期待して
雲が隠すなら、雨を期待して
雨の向こう、照らす陽を信じて
もやが晴れるのを待ち遠しく、光を待った


獣が行き交う頃
それは雲を呪った
雨の中でも足音はこだまする
すべては過ぎたことだ
ただ、そうつぶやきながら
雨の中を繰り返した
ただ無為に時を待つのはつらく
それは雲のない空を夢想した


明かりが灯る頃
それは夜のことを考えた
いずれ、闇が来て
そしてふくろうの声とともに闇は消える
それはふくろうの声を
待ち遠しく思った


明かりが消える頃
明日のことを考えた
その時にはすでに
何も煩わしいものはなかった

コメント(1)

俺もワッキーのように、まとめた方がいい?
管理人が管理しやすいようにするよ?

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