ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

演劇舞台■観劇した思いを語ろうコミュの猟銃

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
日程:2011/09/07〜09/10 USINEC(カナダ・モントリオール)
   2011/10/03〜10/23 PARCO劇場(東京)
   2011/10/29〜10/30 兵庫県立芸術文化センター(兵庫)
   2011/11/06 りゅーとぴあ・新潟市民芸術文化会館(新潟)
   2011/11/18〜11/19 キャナルシティ劇場(福岡)
   2011/11/23〜11/24 名鉄ホール(愛知)
   2011/11/27 京都芸術劇場 春秋座(京都)


原作 : 井上靖
翻案 : セルジュ・ラモット
日本語台本監修 : 鴨下信一
演出 : フランソワ・ジラール
出演 : 中谷美紀
ロドリーグ・プロトー

中谷美紀初舞台!
文豪井上靖の恋愛小説『猟銃』をカナダ人演出家
フランソワ・ジラールが舞台作品として創作。
一人の男を通して描く三人の女のラブストーリー。

アカデミー賞受賞歴を持つ映画監督であり、NYメトロポリタンオペラも手がける演出家フランソワ・ジラールが、日本が誇る文豪井上靖の名作『猟銃』を日本人女優・中谷美紀を起用して完全舞台化。日本とカナダで創り上げる国際プロジェクト。
『レッド・バイオリン』(1998年公開)でアカデミー賞を受賞するなど、数々の作品で賞を受賞し、映画監督としても世界から注目を集めるカナダの演出家フランソワ・ジラール。日本でロングラン3年目に突入したシルク・ドゥ・ソレイユ『ZED』も彼の演出作品。映画にとどまらず全てのエンターテインメントに秀でた才能を持つフランソワ・ジラールが井上靖の『猟銃』を日本のトップ女優の中谷美紀を迎えて舞台化します。
中谷美紀の凛としたその姿と力強い目線は、スクリーンを通して私たちにその圧倒的な存在を与える。その力強い存在感は女性層から圧倒的な支持を得ています。そしてあこがれの女性でもあります。その彼女が演じるのは三人の女性。ある男の13年間にわたる不倫の恋を通して、その男の妻であるみどり、愛人の彩子、そして愛人の娘、薔子。一人はその不条理を怒りにぶつけ、一人は自らも嘲りながら哀しみとともに力強く、そしてもう一人は井戸の底のように静かに・・・・。
万華鏡のように変幻する女たちの心を中谷美紀が演じることによって、「女性」の中にある愛と憎を浮き彫りにしていきます。どうぞご期待下さい!

http://www.moon-light.ne.jp/news/2011/05/hunting-gun.html
http://www.parco-play.com/web/play/huntinggun/

コメント(6)

10/3(月)夜公演 ★初日 PARCO劇場
X列(最前列) サイドブロック

中谷美紀さん初舞台の初日を観てきました。
演劇会の注目度としては、久しぶりの盛り上がりを感じました。
チケットの売れ行きも好調のようで、追加公演が3回も出るほど。
それでも全公演完売の状態です。

演出は、アカデミー賞受賞歴を持つ映画監督であり、
NYメトロポリタンオペラも手がけるカナダ人の演出家フランソワ・ジラール。









匂い

見事です。


世田谷パブリックシアターで上演された『春琴』のサイモン・マクバーニーもそうでしたが、
外国人の演出家の方が、日本らしさや日本の良さを、
上手に引き出しているようで不思議です。

『猟銃』は、まさに『春琴』と同じ衝撃を味わいました。
「似てる」と思う人も多いかもしれません。

まだ初日が明けたばかりで、あまり詳しく書くのは控えますが、
最初のナレーション(ちょっと聞き取りにくかった)を除けば、
中谷美紀さん、90分間しゃべり続けます。
しかもかなりの早口で。
それは演出上の早口であり、けして嫌ではありません。
感情が表れていて、むしろ心地よい感じです。
その台詞量は恐ろしく膨大だと思います。
圧巻です。

カーテンコールは多くのスタンディング・オベーション。
スタッフもたくさん登壇し、千秋楽のような盛り上がり。
いえ、素晴らしい作品の初日はこういうものですね。

今年の舞台作品の話題作(問題作? いや重要作品)であることは間違いありません。
当日券は発売されるようです。
本当に観ておくべき作品です。
最初は彼女とわからなかった。

いや、その言い方は適切ではない。
彼女は以前の彼女そのものだったし、
私は彼女の芝居を観るためにそこに行ったのだから。

それでもなお、これはかつての彼女によく似た他人だという印象が捨てきれなかった。
なぜなら 最近テレビや映画で活躍する彼女は、こんなにも小さく弱い女性を演じてはなかったからだ。

大切なものを失った彼女はとても小さく早口で、このまま何も変わらないのではと思わせるほどだった。



一瞬にして、彼女は別の人格に入れ替わる。
小さかったはずの彼女は、一瞬で傲慢で気位の高い女性へと表情を変える。
それは全て彼女の演技力がなせる術であるとわかっていても、
その変貌ぶりは、彼女が多重人格なのではと思わせるほどの見事さであった。

最後の手紙は、母であり密通の相手である彩子からのものである。
みどり(妻)とは、正反対と思えるような性格の彼女は、静かに自分の半生を語り始める。
それはとても穏やかな時間である。

彩子の衣装には色がない。
彩子の色は彼女の心秘める何かによって色づけられ、失われたとき無となる。
全てが不要となった彼女は、ただの白い斑点を持つ蛇となる。


ぜひ、観てください。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

演劇舞台■観劇した思いを語ろう 更新情報

演劇舞台■観劇した思いを語ろうのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング