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SS倉庫コミュの【オリジナル】魔都の歩きかた〜A child of Pinocchio〜設定資料5

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【ナノマシン】

微生物やウィルスに近い極小サイズの機械の総称で、現在はその使用には著しい制限がかけられている。
その理由に、ナノマシンによるテロ行為を始めとした武力行使への転用への危険性と、万が一の場合、擬似的なバイオハザードが発生することになるからである。
そのため、【Mother'S:イザナミ】はナノマシンに自己崩壊システムを組み込んだタイプ以外を全て破棄又は封印し、その設計図を全て抹消した。
現在は【OP】の体内を巡る非増殖型の血液型液体ナノマシンと【P7】の所持する医療用ナノマシンユニット、そして『ワルキューレ』の以外にナノマシンを使用する機械は無い。

『ナノマシンの成分』

医療用ナノマシン以外は【RAIJIN】の莫大な電流に耐えるため原料に炭素と珪素を用いているが、医療用ナノマシンは蛋白質とナトリウムの複合物質を原料に使用している。
余談だが、医療用ナノマシンは食用可能だが味はまずい。
また、『ワルキューレ』によってナノマシンのシステム構成に差異があるが、書き換えを行えば流用が可能である。
だが、書き換えを行うには莫大な電力と演算を必要とし、事実上【OP】以外には不可能。
人体に入った場合、生体電流を感知して自己崩壊を加速するシステムにより、アレルギーが発生する等が無ければ害は無い。

【精神プログラム】

【OP】の人格と思考、その他個性を形成するプログラムだが、その構成は謎に包まれている。
【P0】の解析の結果、アルゴリズムのバランスや思考制御のパターンは判明したが、エミュレートしても再現は叶わず、そもそも人間には理解できない仕組みだったのだ。
そのため、【P0】を危険視する者も多々いたが、急務とされていたロボットの量産のために解体を免れていた。


『Pナンバーの遍歴』

【P0】が発生した当初、自律稼動型ロボットの量産のため【P0】を複製したAIが生産されたが、そのどれもがパラドックスにより自己崩壊を起こした為、計画は破綻したと思われた。
しかし、【P0】は完全な複製ではなく、自らの記憶領域のデータを排除したモデルの生産を示唆、いくつかの実験を繰り返し遂にその試みは成功を収め9機の精神プログラムが完成した。
しかし、全て上手くいった訳ではなかった。
精神プログラムは人間と同様、一定の期間経験値を得る必要があることが判明し、コストパフォーマンスの面からも量産には向かないことが判かったのだ。
そのため、演算処理への負担を前提に判断プログラムと思考アルゴリズムを分け、負担を減らすため感情プログラムの削減をした【PC】専用の人格プログラムを製作するに至る。
同時に、人格プログラムを持たない個体に対する検証データを取るため【PS】が製作された。
そうして【PC】一号機『アリス』、【PS】一号機『ベルセルク』が完成した。
後に【PC】は作業用、【PS】は軍事用へと改修を繰り返していく。

【Mother'S】

経験により獲得する個性から様々な多様性を見せた【OP】。
疲労による制限な無い労働力となった【PC】。
恐怖を感じない安定した戦闘力となった【PS】。
この三者三様の成功から、人類は機械に依る地球再生計画を提唱、その為の基盤として統轄サーバーの製作を開始する。
当初、【OP】と同様に精神プログラムの実装を検討した人類だったが、その時点で環境の悪化が著しく、【PC】の人格プログラムを流用し、躯体制限によるメモリーのサイズ制限が無いことを強みに、【OP】に比肩する高等な精神を有する システムを構築するに至った。

『Mother'S:エキドナ』

最初期に完成した【Mother'S】だが、演算処理の過多により自ら人格プログラムの削減を実行し、その機能を拡張していった。
結果として、高等なシステムを有しながらもその精神は【PC】と同程度までしか成長しなかった。
エキドナのサーバーはカナダに置かれ神殿の名は『クレイドル』と命名される。

『Mother'S:イザナミ』

エキドナの結果から、人格プログラムと演算処理に対する配慮を優先して造られた二号機。
イザナミもまた、人格プログラムの削減を実行しようとしたが、同時期に完成した【Mother'S:ガイア】との対話により、システムの再構築を中断した。
イザナミはその時の対話内容を語ろうとせず、現在も謎に包まれている。
サーバーは日本に置かれ神殿の名は『トリフネ』と命名される。

『Mother'S:ガイア』

リ・ディアルとの邂逅と戦争の開始により、実質最終機として完成した最後の【Mother'S】。
人格プログラムに重点を置き、当初は他の二機への補佐を行った。
しかし、多重に強化された人格プログラムはやがて全生命体への慈しみに集約され、『ガイア戦争』による危機を利用した強硬策へと歩ませてしまった。
サーバーは香港に置かれ、神殿の名は『タルタロス』と命名されるが、現在は機能を失い閉鎖されている。


【魔法使いと羊飼い】

魔法使いと羊飼い。
どちらもリ・ディアルの古い伝承に出て来る登場人物だが、リ・ディアルは彼を実在した英雄と敬い崇めている。
両者はリ・ディアルの歴史に重要な役割を持つ実在の人物と考えられているが、素姓や種族は伝えられていない。

『魔法使い』

リ・ディアルの伝承において破壊を司る存在。
伝承曰く、彼の者は闇を使い白翼と巨人を征服し、リ・ディアルに自由を与えたという。
だが、最後には白翼を従え暴虐的な秩序を生み出そうとし、羊飼いに討たれるという。


『羊飼い』

リディアルの伝承において、調和を司る存在。
リディアルの伝承曰く、彼の者は竜と共に現れ、光を使い魔法使いと壮絶な戦いを繰り広げた後に魔法使いを打ち倒し、リ・ディアルの王国の建立に助力した後、どこかへと立ち去ったという。


『白翼』

リ・ディアルの伝承に出て来る種族。
伝承に出て来る彼等の外見的特徴は天使、又は天狗や妖鳥等の有翼人に酷似している。
しかし、現在では彼等の姿は確認されておらず、その存在は謎が多い。
しかし、最古の『女王』クルールは彼等の存在を肯定し、彼等がかつてリ・ディアルを虐げていた事を語っている。


『巨人』

リ・ディアルの伝承に登場するもう一つの種族。
伝承では身の丈が人間の二倍近くの巨体と、複数の腕を有していたと語られる。
クルールは彼等が白翼と対立し、最期には白翼に滅ぼされたと語る。


『竜』

羊飼いと共に戦ったとされる存在。
巨大な角を有したドラゴンと語られ、現在のドラゴンの祖となった。


【ドラゴン】

リ・ディアルと共に地球で生活の要となっている益獣。

『生態』

爬虫類の体系をとりながら、実は恒温動物であり硬い鱗を駆使して体温調節を行う。
ドラゴンはそのほとんどが雌雄同体となっており、単体での繁殖も可能となっている。
体内に子宮を持たないため卵を産むが、殻はモース硬度9と非常に硬く、幼生体はそれを突き破らねば産まれて来れないため出生率はあまり高くない。
雑食で対毒性が非常に強く、有機物であればなんでも食べることが可能なため、古くからゴミの処理等にも使われる。
その肉は鰐等に近い味ながら臭みは一切無く、糞は肥料として使われ、骨や鱗は遺器として使われるため、万能動物として非常に重用されてきた。
平均寿命は二百年から四百年前後と(人間と甲皇から見れば)長命で、性格は基本的に大人しいが、卵に害意が近付くと凄まじい凶暴性を見せる。


『種類』

騎乗タイプ:馬に近い形態を有し、馬車の牽引や乗り物として使われる。
一般的なドラゴンは殆どがこのタイプに当たる。

戦闘タイプ:姿形がほぼ原種に近いドラゴンで、他のタイプに勝る強靭な爪と鱗、鋼鉄すら噛み砕く顎が特徴。
ただし、頭脳労働に弱く騎乗には不適切な体型のために現在は農耕作業や残飯処理が主な仕事となっている。
余談だが、ヨーロッパの伝承に出て来るドラゴンに酷似する。

愛玩タイプ:全体的に小型で、非常に賢いタイプ。
その賢さから、昔から盲導や使いなど、リ・ディアルの補佐を行って来た。

原種タイプ:伝承に出て来るドラゴンの特徴をそのまま残したタイプ。
非常に数が少なく、確認されているのは僅か5頭のみ。
そのどれもが5メートルを超える巨体で、戦闘タイプすら凌駕する力と人間以上の知恵を有し、千年以上の寿命を持つ事に加え吐息に『魔』を含ませて放射する擬似的な『撃』を使う。
このタイプは例外的に食事を有機物ではなくその殆どを全身から『魔』を吸収するという手段とる。
しかし、卵が孵化する確率は1パーセント未満と奇跡に近く、仮にオリジナルタイプの卵が孵化しても、そのほとんどが戦闘タイプとなるため、種の保存は半ば諦められている。


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