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THE 感動する話コミュの「ウサギとカメ」 の真実

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コピペ ○ドバシカメラ採用チームブログより。
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「ウサギとカメ」の真実

「カメを見習っちゃダメだろ。」

足の遅さをウサギに馬鹿にされたカメが、ウサギに駆け比べを挑む。
勝敗は、ウサギが途中で居眠りをしたためカメが勝つ。
だれでも知っているこの童話。
秀でた才能をもっていなくても、地道に努力すれば報われる。
そんな教訓を伝える逸話だという。
幼いころ、私はどうしてもこの話に納得がいかなかった。

馬鹿にされたことに腹を立てたカメが、どう考えても勝ち目のないムチャな勝負をウサギに挑む。
そして勝算のないまま、なんの工夫もせずに走り始める。
ウサギがたまたま途中で寝たから良かったものの、そうでなかったらボロ負け。

「もう一度勝負したら、絶対にウサギが勝つじゃないか。」

大人たちにこの疑問をぶつけてみた。
かえってくる答えは、決まっていた。
「どんなに有利なときでも油断してはいけないという教訓だ。だから、確かにもう一度勝負したらウサギが勝つだろうが、それは問題ではない。」

地道に努力をすれば報われる、という結論よりは納得できた。
あの童話は、「地道にがんばろう」ではなく、「油断するな」という話なのか。
しかし、なにかスッキリしない。それなら、なぜウサギが主人公でないのだ。
反省したウサギがカメに再戦を挑み、ぶっちぎりで勝利する後日談がないのはなぜだ。
ウサギとカメの童話は、なにか別の大事なことを伝えようとしているのではないか。
モヤモヤした気持ちは残った。

時は過ぎた。
私はヨドバシカメラに入社した。
子供のころ感じた童話に対する違和感など、頭をかすめもしない忙しい日々。
唐突に「答え」を得た。

四半期ごとに行われる、全社会議。
全国の店舗から店長やマネージャが集まり、本社各部署の責任者と社長も出席して行われるこの会議で、競合店が行っているお買い得キャンペーンの話題が持ち上がった。
ある店長が、社長に対し、当社でも同じキャンペーンを行ってはどうかと提案した。
それに対し、社長はこう言った。

「ウサギになっちゃいかんよ。」

皆、キョトンとした。
「カメはウサギに勝った。なぜ勝てたのだと思う?」と社長。
問われた店長は、突然の童話の話題にとまどいながらも、「ウサギが油断して居眠りしたから・・・だと思います。」と答えた。
「まあ、それも間違いではない。が、本質は別の点にある。」
−それだ。私が知りたかったもの。あの童話の本質。


「簡単なことだ。ウサギは、カメに勝てばいいと思って走った。カメは、ゴールを目指して走った。この違いだよ。」

−それだ!
ウサギとカメの違い。それは、「目的意識」の差だったのだ。
競走の本質は、できる限り速く走りゴールにたどりつくことだ。
ウサギは、その本質を捉えていなかった。仮にウサギが「最速でゴールする」という目的意識をもっていれば、カメなど問題にせずぶっちぎりの勝利を収めたはず。
−目的を正しく認識すること。それが「ウサギとカメ」の真実なのだ。

会議室の片隅で、幼いころの疑問の答えを得た私をよそに、社長の話は続く。
「ライバル店がやっているからウチもやる、というなら、ライバル店がそれをやめたら、ウチもやめるのか。お客様がヨドバシカメラに何を望んでいるのかを真剣に考え、そこから生まれる知恵で勝負するのがヨドバシカメラだろう?ライバル店の顔色をうかがうウサギ流ではなく、お客様満足というゴールを目指してまっしぐらに走る、カメ流発想でいこうじゃないか」
全員の意識が、ひとつにまとまった瞬間だった。

コメント(3)

すごい!
たしかにこの童話が教えようとしていることって皆受け取り方は違うと思うけどこの社長の考えは世の中を見てきた立派な大人じゃないと出てこない考えだと思う
なるほど〜、そういうお話だったのかあ。
すごい説得力。
他人に引け目を感じている私にも応用できる。
みんながいう「ふつうの生活」送りたい、健康が羨ましいと思っていた。できるだけみなと同じようにみえるようにと思ってた。

でも違うんですね。「自分がきつくない状態、苦しくない日常生活を送ればいい」。
私は力みすぎでした。
私のゴールは、相手あってのものじゃない。自分の道をテクテクのろのろ歩いていけばいいんだなと思えました。
ありがとうございます。

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