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THE 感動する話コミュのクラスメート

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阪神淡路の震災の時に一人の小学生が亡くなりました。名前はかず君。

5年生でした、かず君が亡くなった小学校では学校再開の時に黙祷をしてかず君を偲びました。

かず君の学校では修学旅行は広島に行く予定でした。日程が近づいてきてかず君の学年が広島へと行きました。

担任の先生はかず君の両親から写真を預かっていました、修学旅行に連れて行ってやってほしい、と。

そしてかず君の写真をチェックポイントで掲げました。クラスの子たちも一斉に写真を掲げました。クラスの子たちは個別で全員かず君の写真を持って行っていたのです。

かず君の両親に修学旅行の写真を見せると楽しそうに、でも涙を流しながらその写真を見ていました。

かず君の両親は新聞記者の人にこう聞かれた事がありました。


『息子さんは今はいませんが震災に負けないで頑張れたのは息子さんのおかげですか?』


『震災に負けるとはどういう事ですか?私たちは震災に勝っても負けてもいません。ただ息子を失っただけです。

それが負けと言うなら負けなんでしょう、ですが息子の友達は息子を忘れずに修学旅行に一緒に連れて行ってくれています。

それは勝ちなんでしょうか?

一つ言えることは息子は私たちの心の中で生きています。

息子がいないっていう言葉と息子に会えないっていうのは似てますが全く違う言葉です。いないと言われると本当に辛くなります。会えないだけ、そう思ってふんばってるんです。

これから私たちの様な人に取材をされる機会があるならその事を忘れないで下さい』

かず君が成人式を迎える年。両親はかず君の友達に招かれて写真を抱いて出席しました。

その式でかず君と一番仲の良かった子が大きな写真を抱いていました。

その写真はクラスの成人を迎えたほとんどが写っていて場所は修学旅行の広島であの写真を撮った所でした。

写真のクラスメートは大人になっていましたがかず君は子供のままでした。でもその後ろに横断幕がありました。


『かずと俺ら会えへんけど一生友達、次は同窓会』



それを見てかず君の両親はクラスの友達にありがとうと言うのが精一杯でした。

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