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THE 感動する話コミュの『ひまわり』

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僕にも犬がいましたが家族はいませんでした、捨て犬だったんですが
この話を聞いた時、どれだけ母親とふれあいたかったろうと泣いてしまいました。

動物管理センターという施設があります。
この施設は野良犬などを殺処分する施設です。
飼い主が見つかった時だけ助かるという施設です。


ある日、柴犬の母犬とその子犬3匹が捕まりつれてこられました。
野良犬たちはこの施設の事を分かっているのか、施設の服を着た人が
見るとすぐに逃げるそうです。

普通は親子であろうと子犬がいても
放っておいて自分だけ逃げるのが野良犬の習性らしいんですが
この母犬も最初は自分だけ逃げました。

しかし子犬達はまだ目も開いていなく体も小さかったので
逃げる事は出来ず、捕まってしまいました。

しばらくして母犬が戻ってきて自ら檻の前に座り施設の職員の松本さんが
檻を空けると自らその中に入っていき子犬達に母乳をあげはじめました。

その後、子犬達が寝てしまったので母犬も静かに子犬達の体を舌で毛づくろいしてあげていました。

母犬が職員達に向ける目には子犬達を絶対に渡さないという思いがありました。

母犬が子犬達に向ける目には絶対に守ってあげるという思いがありました。

母犬もそれほど大きい体ではなく、震えながら時おりこちらを見る母犬を見て
松本さんは慣れてるはずのこの仕事なのに涙が出てしまったようです。

施設に戻ってきて松本さんは同僚と話しました。

『母親だけだったら逃げれていたのにな…』

『犬にも親子の愛があるってことだよ』

『子供を置いて逃げる事はしないって人間と一緒だよな』

『深く考えるなよ、入り込み過ぎるとこの仕事はやっていけないぞ』

『分かってるけど、あれを見て泣かないやつは人間じゃねーよ』


1週間後、ガス処分の日が来ました。野犬は捕獲してから1週間の間に
飼い主が見つからない場合は殺処分になるのです。

檻から出そうとしたとき、母犬は子犬達に手をふれようとした職員達を
威嚇してかみつこうとします。その時も子犬と職員に対する目は真逆の物だったようです。

松本さんは悩みましたが母犬の想いに打たれて異例の事ながら自分が責任取ります、と上司に伝え処分を2週間延ばす事にしました。

母犬が守ろうとした子犬達の姿もまなざしも職員の胸を打つものでした。
せめて母犬の願いを叶えてあげたい、子犬達だけでも助けてあげたい。

その3日後の朝、職員が檻を見に行くと子犬達の1匹が寒さに耐えかねたのか
息を引き取っていました。



母犬が必死で守ってきた一つの命。

亡くなった子犬を檻から出そうとすると飛びつかんばかりの勢いで
吠えかかってくる母犬。

口でくわえて自分の側に置きはなそうともしませんでした。

母犬の興奮状態はしばらく続きました。

子を失った悲しみは人間と変わりません。

松本さんはその時、母犬の目に涙があるのに気付きました。

犬が悲しい時に泣く事は学会では間違った説として認識されています。

しかし松本さんは母犬の涙を見た瞬間、説が正しいとかどうでもよい。

この母犬は間違いなく悲しくて泣いているんだ。


生き残った2匹を同じ運命にしてはいけない。

松本さんは寒さをしのげるように毛布をもう一枚しきました。

この親子の事を知った方から子犬だけではなく母犬も救ってあげて

という便りが届くようになりました。

しかし母親には凶暴性がありました。長い間、野良犬として暮らしていたせいで
人間の事を敵としか思えなくなっていたのです。松本さんは胸を痛めました。

松本さんは引き取って頂けるなら親子でと考えていたので子犬だけ引取りたいという申し出もありましたが、では母犬もお願いしますと言うと母犬を見た人達は
みんな、その凶暴な姿に一歩引いてしまいました。


それならと処分の日まで母犬の好きにさせてあげよう。
処分の日に母犬に麻酔を打って子犬を里親に引き取ってもらおうというのが
職員の考えでした。

命をかけて子犬を守ろうとする母親の想いを尊重したい。

母犬が穏やかに安心して残り少ない時間を子犬達と過ごせるように松本さんは
檻をダンボールで囲い、目隠しをして親子水入らずの空間を作りました。

おっぱいがいっぱい出るようにと食事も普段より多く用意しました。

そしてある時、松本さんが食事を置いた時に母犬が近くまで寄ってきました。
その口には亡くなった子犬をくわえていました。

そして松本さんの目の前に子犬を置いて舌で体をなめたと思うを松本さんの目を見ておすわりして
『ワン!』
と吠えました。

松本さんはすぐに子犬を埋葬して欲しいという事だなと分かり
母犬に

『分かったよ、お前ホントは人間じゃないのか(笑)』
と泣きながら話しかけました。

そして母犬は松本さんが子犬を引き取ってからもしばらくその場所から
動くことなく、じっとその場にいたそうです。


延長した処分の日がついに来てしまいました。

職員達はどうする事も出来ないのかと嘆いていました。

その時です。松本さんが

『僕が親子を引き取ります』

といいました。


『けして同情心からではありません。』

『母犬は必死で僕に目で何かを送っていました。』

『遠い過去にこの犬と自分は何か関係があるんじゃないかとでも
思ってしまうような胸の奥に感じる何かがありました。』

『僕もそれに応えたくて母犬に話しかけていました。』

『僕のほうがまだまだ母犬と一緒にいたい。』

『一緒にいたいんです。』

上司が言います。

『松本はマンション暮らしだから犬飼えないだろう』

『管理人さんにこの犬達を引き取った時から事情を説明して、
やっと昨日許可をもらえたんです。』

『って事は最初から引き取る気だったのかよ。お前は本当に優しすぎるよ』

上司も涙で声が震えていました。


あんなに人間におびえて暮らしていた母犬は最初のうちは松本さんに
かみついたりしていましたが数日すると松本さんの事を信頼して
胸に顔をうずめたり鼻を鳴らして甘えていました。

これからは人間におびえなくても大丈夫だよ。
太陽の下を堂々と歩けるよ。

そういった思いで『ひまわり』と名づけました。

ひまわりは人間に甘えても良いんだと初めて知りました。

人間にほめてもらったときの喜びも知りました。

暑さや寒さ、そして飢えに苦しむこともなくなりました。

ある時、心の無い人間が捨てた6匹の子犬が施設に運ばれてきました。

ひまわりはこの6匹に会うと自然に自分の子供にあげるようにお乳をあげました。

その様子は親子そのものでした。






人間は最近、育てられないからと我が子の命を平気で捨てる母親もいますよね。

ひまわりの事を知った時、人間にはそんな人もいるんだという事がむしょうに恥ずかしくなりました。

僕はひまわりの事で心を打たれました。

この話を知った人も優しい気持ちになってくれればと切に願います。

しかしこの話でとりあげた施設は全国にあります。

そして毎日何百匹もの犬や猫達が処分されています。

もし将来、みなさんが犬や猫を飼おうと思った時

ペットショップに向かうのは当然だと思います。

ですがその時にこの話を少しでも思い出して

施設に行ってみてもらえればこれ以上ない喜びです。


札幌
http://www.city.sapporo.jp/inuneko/

仙台
http://www.city.sendai.jp/kenkou/doukan-c/index.html

東京
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/douso/

神奈川
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/15/1594/index12.htm

愛知
http://www.pref.aichi.jp/douai/

京都
http://www.pref.kyoto.jp/douaik/

大阪
http://www.city.osaka.lg.jp/kenkofukushi/page/0000003676.html

広島
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/apc/contents/watasu.html

高知
http://tanabe-animal.jp/

福岡
http://wannyan.city.fukuoka.jp/

沖縄
http://www3.pref.okinawa.jp/site/view/cateview.jsp?cateid=97

各都道府県にありますが一部だけ載せました。

動物管理センター ○○県で検索すると出てきます。

コメント(11)

素敵なお話、ありがとうございました。
命は大切に!ですねほっとした顔
フムフム、最近は、子供の餓死やら、高齢者やら、難しいですね、犬にも、心があるのに涙
これは画像で見て欲しいです、ぜひ

「奇跡の母子犬」で検索すれば出てきます

ひまわり本犬が出ています
素敵なカキコミありがとうございます!!
家は捨て猫を保護し始めて、16匹になってしまいました。
そのなかのメス猫が、出産していないのに、拾ってきた乳飲み子に乳を出し、育ててくれた事がありました。
まるで我が子の様に守っていました。
人間より、動物の方が優しいと、私は毎日思わされてしまいます。

どうか、命を大切にする心を、皆さんに伝われば良いと思います。

感動する書き込みでした!!
無償の愛、実は人間以外の動物の方が優れているじゃないかと思っています。人も負けないよう、優しくありたいし、その愛に答えたいです。
いつか絶対施設の犬を助けたい(^^)あげっ
号泣です涙

今では猫を数匹飼ってますが、昔は犬を飼ってたせいか 犬の話はヤバいです

そのうち一匹は捨て犬を飼ってましたが 拾われなかったら簡単に処分されていくのも現実
辛いですね

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