Mamiya応援団新潟支部コミュの心温まるエピソード

まだ学生の頃。
茗荷谷(池袋から丸の内線で二駅目)にある某大学に通っていました。
その頃僕は叔父の遺品のMamiyaC3という二眼レフを使っていました。
もう何年も使われていないカメラで、シャッターの調子が悪くなんとか修理できないものかなぁと思っていました。
たまたま、当時その茗荷谷にMamiyaのサービスセンターがありそこに相談をしに持ち込みました。
相談に乗ってくれた方は人の良さそうなおじいさん(失礼！)。
一通り状態をみて。。。
「スローのガバナーが正確に動いてないみたいだねぇ・・・大体スローの方がイカれるんだよねぇ。。。」
「高速の方はまだ大丈夫そうだよ。」
「オイルも劣化するからねぇ・・・」
などと、一通り説明してもらいました。（会話は既にうろ覚えです）
そして「修理に出す事もできるんだけど、結構かかるねぇ。。。」との事でした。
そして「本当は、やっちゃ行けないんだけどねぇ・・・。大切に使ってくれてるからなぁ」といわれて「今だと、このカメラにつくレンズが量販店で大体このくらいで買えるはずだよ。こちらの方がいいかも。」と教えてもらいました。当時まだC330が販売されていたのでこのレンズが使えました。
「でも、高速シャッターの方だけ使うのならまだ大丈夫だよ」とも言われました。

本当は、古いものを新しいのに換えなさいみたいな事を言われたら腹を立てるところですが貧乏そうな学生がふっるーいカメラを持ってやってきて、本来なら適当にあしらって追い返すところだろうに、丁寧にカメラを調べ僕にとってベストな選択を教えていただいた(結局はレンズは買わなかったけど)事はとてもうれしかったです。

ニコニコと「まだ使ってくれているんだ」などと話しながらチェックしてくれたその姿には自分たちが作ってきた製品を愛する気持ちがあふれているように感じました。

もう今は無き茗荷谷サービスセンター。。。
入り口から中に入ったときのほんわかとした雰囲気。
大好きだったなぁ。。。

もしMamiyaにまつわるいい話。直接的間接的といません。
心温まるエピソードがありましたらお聞かせください。