教員１１０番コミュの生徒指導要録の電子化

教職員の多忙化が深刻になってからもうかなりの年月が過ぎたと思いますが、事態は悪化の一途をたどっているように感じられます。

根本的には
(1)仕事を減らす
(2)スタッフを増やす
ということが必要ですが

直接指導に関係ない業務のひとつとして
生徒指導要録の作成が挙げられると思っています。

法律で決められているので
作成しないわけには行きませんが
電子化によって負担を軽減することは
検討の余地があります。

技術的にはすでに可能で
電子化している自治体もすでにあります。

セキュリティの問題は簡単とは言えないにしても
教職員の過労死の防止に役立つならば
ある程度環境を整備してシステムを導入することも
予算化していただきたいと思っています。

文部科学省ＨＰによれば
「指導要録、その写しや抄本について、書面の作成や保存、送付に代えて当該書面に係る電子的記録の作成や保存、送付を行うことは、現行の制度上でも、可能」
と明記されています。

指導要録の様式は学校管理機関である教育委員会が定めますが
文部科学省や都道府県の作成した様式が基準として参照されますから

要は教育委員会の考え方次第
ということと思います。

逆に言えば
教育委員会レベルでの
保守的な思い込み
情報リテラシーの不足
によって

不要な手作業を強いられている教員は少なくない

とも言えるのだと思います。

校内ＬＡＮの普及状況には
まだかなり地域差があると思いますが
それを割り引いても
推進する価値があるように思うのですが
どうでしょうか？