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加納光於コミュの平出隆「猫の客」と「稲妻捕り」

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今さらの感もありますが、つい、最近、平出隆さんの
「猫の客」
http://www.amazon.co.jp/%E7%8C%AB%E3%81%AE%E5%AE%A2-%E5%B9%B3%E5%87%BA-%E9%9A%86/dp/4309014305/ref=pd_bbs_sr_1?ie=UTF8&s=books&qid=1205594999&sr=8-1
を読みました。

この物語の中で、加納光於さんの「稲妻捕り」が非常に重要な役割をはたしています。
「稲妻捕り」の読みかた(「いなずまとり」?「いなずまどり」?)についての考察もあり、とてもおもしろい。
(見返しに、「稲妻捕り」のモノクロームの版画もつかわれています)

平出隆さんとは、コラボレーションで詩画集
http://www.wwalnuts.jp/shs/2007/09/10/%E8%A9%A9%E7%94%BB%E9%9B%86/
も出されていますし、実生活でも交流が深くていらっしゃるのでしょうね。

「猫の客」じたいも、ひとつひとつのことばがじっくりと心にしみいってき、深い余韻を残す良い本です。
興味のある方は、手にとってみてください。

※拙ない文ですが、レビューも書きました。
http://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=377822&id=62694
皆さん、素晴らしいレビューを書かれていらっしゃいますのでぜひご覧ください。

コメント(3)

こんにちは。
加納氏と平出氏が交流が深いことは知っていましたが、お二人のお仕事のファンで(とくに平出氏の現時点では最新作『遊歩のグラフィスム』はとっても面白かった)、さらに猫も愛する私…にもかかわらず、この本は未読でした。現在目の前にある何冊かがかたずいたら、ぜひ読みたいです。
>gorgeさん

はじめまして。興味をお持ちいただけて、嬉しいです。
私は、「稲妻捕り」の挿話があるなんて思いもせずに読んだので、ちょっとびっくりし、勝手に何か因縁めいたものを感じてしまいました・・・
『遊歩のグラフィズム』は興味がありつつも、まだ買っていないのでそのうち買って読んでみようと思います。
読みました。
妻と猫との「絶交」とか、玄関での猫の口上とか、隣人との行き違い、土地を手放す老人などのエピソードからは、猫を擬人化すること、または「他を所有すること」への共感と微妙な違和があぶり出されてきました。
「稲妻小路」は、加納氏の「稲妻捕り」のカタストロフへの予感、という版画の印象とも異なって、そうした屈折せざるを得ない心情を象徴する場所のように思いました。小説冒頭のカメラ・オブスクラ的なのぞき穴、または正面からは捉えられない借家の空間のように、像は、そして心情も必ず倒立するか屈曲してしまう…。

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