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C. Ph. E. バッハコミュの御婦人のための6つのソナタ Wq.54

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こんにちは。
「御婦人のための6つのソナタ Wq.54」の新刊楽譜(ファクシミリ版)が仏Fuzeau社から出たので、買ってみました。

この曲集はシンプルでコンパクトにまとまっていながら味わい深い佳曲ぞろいで、私はとくに気に入ってます。
Fuzeau版の解説を書いているC.P.E.演奏の第一人者、ミクローシュ・シュパーニによれば、この曲集はベルリン時代の最後の年に書かれ、その後のシンプルな作風へ転換する節目にあたる作品だということです。
シュパーニはこの曲集のクラヴィコードによる演奏をBISからリリースしていますが、彼のC.P.E.全集の中でも出色の出来だと思います。

ところで、
この曲集のファクシミリ版は、すでに米Performers' Facsimilesからで出ていますが、基にした版が違っています。
(写真左、Fuzeau版(左)とPF版)

Fuzeau版が基にしているのはアムステルダムのJ.J.フンメルによる初版(1770年)。(写真中)
Performers' Facsimiles版が基にしているのはリガのJ.F.ハルトクノッホによる版(1773年)。(写真右)

今までPerformers' Facsimiles版を愛用していましたが、ソプラノ譜表でちと読みにくいので、これから買うならFuzeau版でしょうかね。当然CPEファンなら両方買い!(笑)

コメント(3)

Wq.54のシュパーニの演奏、たしかにいいですね。
この曲集って、確かにシンプルですが
案外凝った転調とかしていて、
後期のエマヌエルらしい傑作だと思います。
アムステルダムで出版したのも自信の
表れだったのではないかと思います。

しかし、父親のクラヴィア作品って、モダンピアノでも
それほど違和感ないんですが、エマヌエルの場合、
かなり異質な感じになってしまいますね。
例えばラモーはモダンピアノでも結構面白いのに
クープランだとまったく別物になってしまったりしますが、
そういうのと同じで作品の特性なんでしょうか。

皆さんの中でクラヴィコードあるいはチェンバロを
持ってらっしゃる方ってどのくらいいるんでしょうか。
エマヌエルファンだと割合が高そうな気もします。
>ありすさん
モダンピアノのエマヌエルと言えば、プレトニョフがありますね。NAXOSにもあったような。
モダンピアノも良いと思いますが、なまじ強弱が細かく書いてあったりするから、かえってひと工夫必要でしょうね。プレトニョフもかなり考えてやってます。

やはりクラヴィコードがベストのような気がします。とはいえエマヌエルのヘビーなソナタをクラヴィコードで演奏するのは相当ホネですが・・・^^;
>なまじ強弱が細かく書いてあったりするから、
>かえってひと工夫必要でしょうね

なるほど、疑問が氷解したような。
クラヴィコードは強弱変化可能とはいえモダンピアノ
ほど幅が出るわけではありませんからね。
かえってそこがハンデになってしまうんですね。

エマヌエル自身がクラヴィコードを
気に入っていたということを度外視しても、
私もクラヴィコードがベストだと思います。
繊細な表現にはクラヴィコードが一番ですので。
ただ、エマヌエルのソナタは多様ですからね…
ダイナミックな表現が必要な、
例えばヴュルテンベルクソナタ集などは
相当ホネであるのは察せられます。

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