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Michael WiltonコミュのLegendary Rock インタビュー日本語訳

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Legendary Rock interview with Michael Wilton



今回のインタビューではアルバムの曲を1曲ずつ、製作過程も含めて解説してくれています。とても興味深い内容になっています。



http://www.legendaryrockinterviews.com/2013/07/03/queensryches-michael-wilton-talks-new-st-album-track-by-track-band-mates-fan-support-and-more/



LRI (以下Jと略):少し前にスコットとインタビューし、そしてジェフとも数年前にインタビューしました。が今日はこうしてあなたのお話が伺えてうれしいです。とりわけ、以前ジェフとのインタビューでは、DEDICATED TO CHAOSのリリースの際、あなたのソングライティングについて聞いた時に、あなたが長年バンドとして曲作りに貢献してきたにもかかわらず、彼はあなたのことを叩きのめしたので。その時、バンド内で何かが上手くいっていないのではと思ったんですよ。そしてこうしていろんな経緯を経て、みんなそれぞれファンも言い分があると思うのですが、そういった外部のことには幕をおろして、とにかく前進していこうということだけに焦点をあてて来ましたか?



マイケル(以下M):うん、僕達はジェントルマンで通している。プレスに対してもプロでいたいと思っているよ。泥沼な状態ではないし、こういった明らかな質問に対しても明らかな答えをしているよ。音楽が物語っていると思うし、僕達は皆このニューアルバムにエキサイトしているんだ。音を聞いてくれたら、曲作りに関してもよく判ると思う。全て僕たち全員によるものだからね。僕はこのアルバムでたくさん曲を書いたよ。



J:ええ、ジェフのことを持ち出した理由は、あなたは以前”Empire”に象徴されるように、たくさん曲作りに関わっていたからなんです。



M:うん、確かにね。



J:完全に部外者の立場からなんですが、PROMISED LAND以降の作品は、ジェフとの平和を保つためにバンドの創造性という面が犠牲になったような気がするんです。今回のアルバムは全てが上手く運んで、みんながアイデアを持ち寄って出来たということで、もっと前にこうした変化を起こしておけばよかったと思いますか?



M:うーん、まず明らかなのはクリスが辞めたことは、僕たちに多大なインパクトをもたらした。バンド内の緊張感が増したし、創造面でのバランスも少し崩れたけど、それでも皆で、“よし続けてやっていこう”ってことになりそうすることにしたんだ。また(バンドを)建て直していって上手くいき始めたし、良いマネージメントも付いた。だから前に進んではいたんだけど、音楽の方向性や創造面といった点からすると、初期の4〜5枚のアルバムのようなケミストリーはなかったんだ。



J:アルバムの曲ごとに解説していただきたいのですが、その前にアルバムのカバーアートとタイトルについてお聞きしたいと思います。とてもシンプルで完璧だと思うのですが、再生誕といったようなテーマが最初からあったのでしょうか?



M:このタイトルとカバーアートは、まさにQueensrycheの蘇り、生まれ変わりといった象徴だから、バンドの象徴であるシンボルとセルフタイトルがぴったりだと思ったんだ。アートが訴えてくる感じだったんだ。創造性という面からすると僕達はいつもいろんなアイデアを持ち寄って話し合っているよ。どんなカバーにするかとか何曲アルバムに入れるかとかね。でもバンド全員でだよ。僕達はこのカバーとタイトルが自分たち、そしてファンにとってもバンドの新たなスタート、生まれ変わりの象徴になると思ったんだ。



J:アルバムはとても雰囲気のあるサントラ的な”X2”で始まり、その後次第にそして完璧に展開を整えていき、疾走的な曲と言うよりはじわじわと来る曲、”Where Dreams Go to Die”に繋がっていくわけですが、パーカー(ギタリスト)がこの曲を持ってきたというのは素晴らしいと思うんです。なにしろとてもQueensrycheらしい曲なので。



M:うん、このアルバムの製作過程は、初期の頃にあったようなケミストリーを復活させたと言える。パーカーはこのバンドが成長するのに大きな役割を果たしてくれたし、貢献してくれた。ギタリストとしても、ソングライターとしても成長したと思うよ。”Where Dreams Go to Die”はデモとして、僕に持ってきてくれたんだけど、とても将来性のあるいい曲だったんで、ちょこっといじってアレンジしてみたんだ。確かトッドが最初の簡単なドラムのパートを書いてくれて、僕もパーカーもみんな満足な出来ていいねってことになった。そこからスコットに渡されて、本物のドラムサウンドが加わってレコーディングされたんだ。とても突出した曲だと思うし、異なったムードがある、起伏に富んだとてもQueensrycheらしい曲だと思うよ。それをパーカーが的を得て書いてくれたことは素晴らしいね。



J:トッドもパーカーも、このバンドを長いこと前からやっているあなた方に引けを取らないほど、Queensrycheがどういうバンドであるべきを理解しているようですね。



M;そう思うよ。でもそれは自然な流れだった。みんなとてもやる気があったから、それが反応されたんだと思うんだ。自分の影響を曲作りに反映させるのはいいことだと思うけど、同時にバンドの持ち味を生かすように作っていくべきだ。僕たちのその持ち味っていうのは初期の5枚のアルバムのことを言ってるんだけど。



J:次の曲は”Spore”です。この曲はヘッドフォンで聞くととてもいい曲だと思います。いい意味でティーザーサンプルで出されていたものとは全く違っていて。そしてあなた方が皆で絡んで演奏している部分が多いと思いました。



M:うん、キミが言ってる、ティーザーサンプルのはデモだから最終ミックスとは異なるよ。アルバムがちゃんとミックスされてマスターされたものを聞くと、特にヘッドフォンでは、違いが分かると思うよ。Queensrycheにとってプロダクションはいつも重要なんだよ。常にいい音を提供できるように心がけているからね。このアルバムには”Spore”に限らず全体を通して、耳に気持ちのいい音が多くて、ヘッドフォンで聞くと特に良く分かると思うよ。というのがこのバンドの哲学の一つだからね。“よし、これはライブでロック出来るぞ!”と言う反面、いつもいじり過ぎないように気をつけながらもスタジオで楽しみながら、最大限に良さを引き出したいんだ。



J:”Spore”はアルバム全体の雰囲気が、とてもヘヴィでありながらも随所にフックとメロディーが散りばめられていることを象徴するかのような曲だと思います。



M:うん、そうだと思うよ。僕達はミュージシャンだということを証明したと思うし、キックドラムやギターやベースのソロなんかで曲を埋めるなんてことはしないからね。僕たちにとって曲と言うのは、いつだって始めのアイデアを、いかにバンドとして形作って仕上げていくかとうことが全てなんだ。言ってみれば、テーブルに粘土をおいて、皆で触ってそれぞれのタッチによって、形を変えて仕上げていくようなものなんだ。というのが今まさにこのバンドのエキサイティングな状態なんだよ。”曲を信じていく“っていうことに専念しているからね。キミがヘヴィネスと同時にキャッチーにも感じられるのは、僕達の経験からいって、いつも曲を第一においているからだ。



J:”In This Light”はミドルテンポのロックソングでラジオやビデオでオンエアされるのにぴったりだと思います。スコットとエディによって書かれたものだそうですが、トッドの影響があるようにも感じられます。歌詞はかなりの人に共感が得られると思うのですが。



M:あの曲はかなりパーソナルなことを吐き出したものなんだけど、うん、でもいろんな人に意味がある曲だと思うよ。トッドはすごく感情移入してボーカルに情熱を注いでくれたから、僕たち皆、仕上がりには大満足だよ。ラジオだけじゃなく、ライブでやってもいい曲だと思う。



J:次の”Redemption”ですが、この曲は多くのファンにとって、新生Queensrycheを紹介する窓口となった曲ですが、歌詞的にはいろんな憶測が飛び交っています。でも考えてみれば内容的にはいつもQueensrycheと言うバンドが語っているテーマだと言えるのではないかと思うのですが。



M:うん、要するに、人間として、男として、自分の中に潜んでいる可能性を再び取り戻そうということだよ。曲的には、ギターをとってみると明らかにリフ中心の曲だよね。この曲はアルバムに取り掛かって2曲目に出来た曲で、スコットがドラムトラックのデモを作った時点で、スムーズに流れるように仕上がった曲なんだ。僕個人的な意見としては、Empire風なガツンとしたフックのあるリフからコーラスに繋がっていく、そういう展開の曲だね。それが”Redemption”の構成だよ。僕は頭に残る印象的なリフが欲しかったんだ。で、そこからスコットとエディのリズム隊へと絡んでいくようなね。で、そこにパーカーを加えてトッドのキャッチーなコーラスが入ってきたっていうわけだ。



J:”Vindication”は、現在の裁判などの状況についてではないかと憶測することができる曲だと思うのですが、音楽的にはQueensrycheが長い間やってなかった疾走感あふれるロックチューンだと思います。こういう激しい曲は長い間ずっとたまっていて、日の目を見るのを待っていたのでしょうか?(笑)



M:この曲は速いよね。僕が持ってきた曲だ。僕はこういった曲を前にも書いたことがあるから、特別変わった曲ではないよ。おもしろいのはね・・・僕はこの曲のドラムトラックに焦点を当てていたんだ。“わお、スコットは本当に昔みたいな感じでドラムを叩いてるよな”って。その辺がこの曲を聴くと特に思い出されるよ。で、この曲の歌詞はスコットによって書かれたものだから、彼の内面から悪魔が解き放されて出てきたに違いない。



J:私個人としてはこのアルバムのレビューとして、一番気に入っているのが、”Midnight Lullaby”から、”A World Without”に繋がる所なんです。私の大好きなオリジナルのマインドクライムを彷彿させるんですよ。この2曲に関してはどの辺りがこういう仕上がりになったか話していただけますか?



M:この曲、”A World Without”は確かに雰囲気のある傑作だと思うんだけど、スコットがオーケストラを手がけてくれて、バイオリンやチェロなんかも加わった。ジンボもアルバムを通してかなり手を貸してくれたけど、この曲はパメラ・ムーアがゲストボーカルで参加しているから、その辺もキミが言っていたような点に繋がるんじゃないかな。あの曲はほんとうにQueensrycheらしいシグネチャー的な曲で、映画のサントラのような雰囲気があって、そこから風景が広がっていくような仕上がりなんだよね。”Midnight Lullaby”と”A World Without”はまさしくそういった要素が満載で、とても挑戦的な曲だと思う。暗くて不気味なんだけど、ファンが気に入ってくれる曲の一つだと思うよ。



J:ジンボのプロデュースは、どのくらいこういった音作りにインパクトがありましたか?



M:ジンボのいい所はね、僕達はずっと連絡を取り合っていたんだ。少なくとも僕とはね、よくバンドのことなんかも連絡しあっていたから。だからニューアルバムに取り掛かるにあたって、彼が選ばれたのは当然のことだった。ジンボは僕たちのことを知っていて、すでに相互関係も確立されていたからね。彼はどうしたら僕たちの最大限の良さを引き出せるか、いい方向に向かえさせるかを心得ているんだよ。世の中にはたくさんのいいプロデューサーがいると思うけど、Queensrycheというバンドと仕事をするにあたっては彼を使うのは、とても簡単な決断だったんだ。



J:”Don’t Look Back”はアルバムの後半にしては、力強い曲で初期の頃のシグネチャーサウンドであったようなツインギターがたくさん使われています。アルバムはとてもいい流れになっていると思うのですが、この曲の製作過程について何か覚えていることはありますか?



M:”Don’t look back”は実は僕が最初にトッドに送った曲なんだよ。質の悪いMidiのドラムサウンドができていて、CDより少し長めのデモだったと思うけどまあ基本的に同じようなフォーマットだったと思う。で、この曲が、いわゆる僕たちの曲作りの起点になったと言えると思うんだ。トッドは歌詞のアイデアがあって、一週間で仕上げてきた。そんな感じで僕たち二人のやり取りに限らず、皆でアイデアを交換して、共作してってやっているうちに、アルバム作りの流れがセットされたんだ。そして、トッドは歌えるシンガーというだけじゃなくて、素晴らしいチームプレイヤーで、その上ミュージシャンで、ドラマーで、ギタープレーヤーな奴なんだよ。彼はただ椅子に座って”じゃ、この曲、気に入ったら後で知らせるよ。そしたら歌詞も書くから“って言うような奴じゃないんだ。皆が関わっているからまたこういう気分になれて(曲作りができる)っていうのは素晴らしいことだし、今のいい状態の大きな理由の一つだ。



J:こういったツインギターの攻撃みたいな所は、アルバムを通して、強調し直したかった点の一つですか?



M:うん、だってQueensrycheの初期の頃、僕とクリスの二人で築き上げたきたのは、ギターバンドだったんだからね。レコードでもツアーでも大きな要素の一つだったよ。ファンの大半はこういうデュアルギターのサウンドが好きだし、同じ部屋に6弦のギターが2本あったら、その良さを最大限に引き出さないと勿体無いよ。弾きまくりたくはなかったけど、いくつかダブルソロを入れたかったんだ。だからいくつかのパートでそういったギター2本のサウンドに仕上がっているよ。



J:”Fallout”はベースのエディ・ジャクソンが曲を共作しただけにとどまらず、彼のベースサウンドが重く響いてくる曲です。この新しいバンドのラインナップによってエディにも活気が戻ったのでしょうか?



M:エディは、これまでにもいつも素晴らしいアイデアをたくさん持っていた。Queensrycheの曲作りのとりわけメロディアスな部分に強いし、優れているんだ。よく分からないけど、今までそういった機会が与えられなかっただけなんじゃないかな。でも彼は曲作りが好きだし、自分の楽器も愛しているよ。彼はとてもメロディーに強いし、この曲の歌詞はぴったりで、頭が下がるよほんと。僕は“もっと持って来いよ、エディ、どんどん持って来いよ!”って言ったんだ。この曲には驚かされたな。スコットとエディでほぼ仕上げてくれてたんだけど、そこにギターを加えて、短い2分45秒のいい曲になった。



J:ライブでも演奏しましたよね?ライブでプレイして楽しい曲ではないかと思うのですが?



M:うん、楽しかったよ。新しい曲のいい点、魅力的な点は、ライブで演奏した時のファンの反応を見る時なんだよね。初めてこの曲をライブでやった時のファンの反応がね、あ、といっても僕はギターに集中していなきゃならなかったから(笑)演奏し終わった時の反応がね、ドイツのデュッセルドルフでだったんだけど、とても素晴らしかったんだ。みんな聞いたこともないのに、ぶっ飛ばされたって感じで残りのセットリストとしっくり馴染むと思ってくれたみたいなんだよね。新しい曲が昔の曲とうまく融合して、いかにすんなりセットに馴染むかってことは、大きなほめ言葉になると思うんだ。



J:スタンダード盤のアルバムは”Open Road”で締めくくられます。アルバムの中で一番バラードに近く、そして名曲だと思うのですが、その辺もこの曲を締めに持ってきた理由ですか?



M:この曲はスコットがバースを書いていて、そこに僕たちが加わって出来た少し長めの曲なんだ。Queensrycheの歴史の中で、アルバムの最後に名曲的な長めの曲を持ってくるというのは過去によくやっていたことなんで、うん、そうだね、この曲が締めになったのは自然な流れだと言える。この曲で終わるのはいいと思うんだ。次のアルバムへの序章みたいな感じがするからね。



J:そうですね、疑問符が付いていて、“続く”と言っているような感じがします。



M:そうなんだよ。もうすでに次のアルバムの曲を書き始めていて、またアルバム作りのプロセスが始まるところなんだ。でもこの”Open Road”はたくさんのファンのお気に入りになると思っているよ。



J:今日はお話ありがとうございました。また早くここマックヘンリーかオッシュコッシュでライブが見たいです。最後に、マーチャンダイズのことで、何かありますか?あなた自身ご自分のビールのブランド、Whipaleがありますけど?



M:マーチャンダイジングのアイデアはいろいろあるよ。常にみんなで構想を出し合っているからね。僕の気に入ってる物の一つはゾンビTシャツなんだけど、新しいアイデアには皆オープンだよ。このバンドの素晴らしいところはね、曲作りでもマーチャンダイズのアイデアでもみんなそれぞれのアイデアを持ち寄って来て、コミュニケーションがオープンに取れるところなんだ。皆楽しい奴ばかりの集まりで、お互いサポートしあっているんだよ。で、Whipaleは今第3の変化期を迎えていて、もうすぐまた販売されるようになるよ。詳しいことはWhipale.comがWhipnation.netで僕のビールの情報は手に入るよ。

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