はいてんしょん☆絵本コミュの朝のお散歩のお話

お久しぶりに　こんにちは☆

この前、朝早く起きて家の近くの川沿いをお散歩しました。

そしたら川の下流に進むにつれて、すてきな物語が展開してハイテンションになりました。

朝の川はとっても気持ちいいです。ちょっともやみたいなのがかかっていて、昨日までのチリやホコリや騒がしさはすべて洗われてきれいになっています。

すこしゴーっと風の音が通り過ぎていって、呼吸するのを思い出させてくれます。

気持ちよくて少しペースが上がって、ちょっと走ってみようかなって気分になりました。

私のほかにもおばちゃん二人組みで歩いている人たちや、汗びっしょりになりながら頑張って走っているおじさんもいました。

なんだかひとりで散歩に出てきたけど、一人じゃない気持ちになりました。

花の季節を来年に控えた桜の木に見守られながら、まっすぐと走っていると、とっても小さな、でも元気いっぱいの、「ミャー！みゃー！」という泣き声が聞こえました。

右を見ると教会の扉の前で、おじさんが手のひらに子猫を抱いていたのです。

おじさんの手にすっぽりくるまれて、まだ目も開いてない、きっと生まれたての赤ちゃんねこです。

誰かが教会に捨てていったそうです。

おじさんは、どうしたらいいかなって少し困っていました。

だんだんその小さなかわいい泣き声に、みんな集まってきていました。

ずっと見ていたかったけど、私はまた散歩を始めました。

少し行くと、前を歩いていたおじさんが、「ぶ」っとおならをしました。

朝からおなら聞くなんて、少し嫌な気分になりました。

そのおじさんも、まさかここに書かれているとは思っていないでしょう。

そのままずっと歩いて、そろそろ陽も高くなってきたので橋を渡って折り返してきました。

帰りは歩道の横に生えている、草たちを観察しながら歩きました。

みんな緑。緑だらけです。

緑だなって思いながら歩いていると、緑の奥に、赤いものが見えました。

何だろうってよおく見てみると、なんと苺でした。

どこかで育てられた種が飛んで、川の横に生えたのかな。

それとももともと咲いてた、野生なのかな。野性だったら嬉しいな。

私は誕生日に苺の絵本をもらったことがあります。

それに載っていたけど、苺は苗が出て、その横にまたちっちゃな弟苗が出て、そのまた弟苗が出て、、、、って増え方するのしっていたから、きっと川にもとから生えていた野生の苗だろうって決めました。そしてこの苺の種類は、絵本からすると「ワイルドストロベリー」です。

いいものにたくさん出会って嬉しくなっておうちに帰ってきました。

帰りの途中に教会の横を通ると、おじさんとあの小さなかわいい赤ちゃん猫が、自転車でお出かけするところでした。

どこへ行くのかな。立派に大きくなりますように。

小さいけど、元気な命の泣き声は、教会を通り過ぎてもしばらく聞こえているような気がしました。

朝からハイテンションになるお散歩でした。