ケイさんの絵がすきコミュの圭通信 vol.48

愛するみなさんこんにちは。急ぎ足で春へとすすむ福岡から、今日も圭通信をお送りします。沈丁花が薫り、ハクモクレンもとうとう蕾であることを保てずにほころび、今日には何輪か満開になりそうです。市内をまわれば、菜の花が黄色を空へと唄い、花に満ちたひな祭りの季節です。

六本木での個展の開催がいよいよ一週間後にせまりました。みなさんのもとに案内のハガキは届いているでしょうか？もし、僕がご住所を知らずにお送りしておらず、案内をご希望される方がおられましたら、どうぞお気軽にお声かけ下さい。今回のDMはなかなか飾っていても奇麗です。

２０１０．３．１１（木）～３．１８（木）　
11日17時からパーティ：場所　Ｓｈｏｎａｎｄａｉ　ＭＹ　Ｇａｌｌｅｒｙ
東京都六本木７－６－５六本木栄ビル３Ｆ
電話：０３－３４０３－０１０３

昨日は阿蘇の自然の中へと身を置いていました。そのような場所でなにをどのように感じるのか。「わたし」という受信装置が受け取るものにどれだけ純粋であれるのか。その事が、表現をしていくうえでの核となって行きます。

何度も訪れている阿蘇。私達はそこを当たり前かのように車で抜けて、そこで暮らす人びとを眺めてはいます。眺めてはいますが、僕が受信しているのはその事ではない。この大地がうごめいていたその遠い星の春の事です。

ここは数十万年前から何度も大きな噴火活動を見せてきた大地です。地球上でも最大級のカルデラを形成して、そのカルデラ、いわばかつての火口のなかに人びとが生活を紡いでいる。20km以上はあるカルデラの中に、威容を放つ阿蘇五岳。私には火を噴き、大地が踊る様が伝わってくる。それはまさに、地球自身と宇宙の呼応による、国生みそのものです。そこに、さまざまな宇宙的存在の関わりを感じます。そうして造られて行ったこの星に、一瞬一瞬、自由な選択をまかされている人間と言う存在が住んでいる。そのことの玄妙さを思うだけで、今自分が生きてここにいるという事が奇跡なのだと自認して行きます。

私達の意識というものは、一般に認識されているよりも随分とパワフルなものです。あなたが何を思うか。その事が、瞬時に宇宙に、世界に、影響を与えている。そこから、現象世界が導き出されて行くのです。

で、あるからこそ、私達はどこまでも、愛である自分自身の真芯から一つ一つの選択を重ねて行く事です。それしかない。それだけでよい。

それだけのことを、淡々と、くりかえす。日常の中で。

昨日の阿蘇の気温は８度でした。皆様がお住まいのところはいかがですか。今年はもう一度、寒の戻りがありそうだと言っていましたね。お風邪などお召しになりませぬよう。そして、お召しになられたら、体内の浄化作用が始まったのだと喜んで、感謝して、淡々とお過ごしになられますよう。

それでは、六本木でお待ちしております。

ありがとう。
いつもと変わらぬ、宇宙に満ちた愛とともに。

圭

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八坂圭

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