■[論文]ある種のバイオ燃料は環境に有害無益であるかもしれない Some biofuels might do more harm than good to the environment, study finds 27-May-2008 http://www.eurekalert.org/pub_releases/2008-05/uow-sbm052708.php ワシントン大学の生物学者がConservation Biologyの6月号に発表した論文。 バイオ燃料用作物の大規模栽培による環境影響を正確に計算する必要がある。
■[DOHMH][CAM]製品警告:‘STONE’と呼ばれる不法媚薬は重大な中毒や死亡を誘発する可能性がある PRODUCT ALERT: ILLEGAL APHRODISIAC CALLED ‘STONE’ CAN CAUSE SERIOUS POISONING AND DEATH May 23, 2008 http://www.nyc.gov/html/doh/html/pr2008/pr034-08.shtml ストーンSTONE又はピエドラPiedra、 ジャマイカストーンJamaican Stone、ラブストーンLove Stone、ブラックストーンBlack Stone または チャイニーズロックChinese Rockと呼ばれる製品を摂って先週男性が死亡した。同様の製品で1990年代に中毒や死亡事故がおこっている。 これらの製品は硬い茶褐色の塊で通常1インチ四方以下である。活性成分はガマ毒や木に由来する心拍に影響するブファジェノリド類である。 写真あり
■[EFSA][汚染物質]鉱物油汚染のあるウクライナ産ヒマワリ油について更新 Sunflower oil: contamination with mineral oil from Ukraine - Update http://www.efsa.europa.eu/EFSA/efsa_locale-1178620753812_1178704296825.htm Update - 27 May ウクライナから6つのEU加盟国宛に出荷された鉱物油汚染ヒマワリ油の塚分析データを受け取って検討した。これらの検体は初期の限られたデータと一致して汚染が高粘度化合物のみであることを示している。他の汚染物質は検出されていない。そのような油への暴露は、望ましくないことではあるが公衆衛生上の懸念とはならないであろう。EFSAは初期評価を更新した。 EFSA statement on the contamination of sunflower oil with mineral oil exported from Ukraine 27/05/08 http://www.efsa.europa.eu/EFSA/Statement/contam_statement_sunflower%20oil_en%20final,0.pdf ウクライナからギリシャ・フランス・イタリア・ポルトガル・スペイン・オランダに出荷された異なるカテゴリーの22検体の定量結果が5月21日にEFSAに提出された。原油で検出限界以下から7300mg/kg、ヒト食用油で検出限界以下から2000 mg/kgの鉱物油が検出されている。 直接食用とはならないヒマワリ油原油のクロマトグラムから、主に中鎖から長鎖炭化水素が存在し、最も多いのはC28-C31である。C25より短い炭化水素は総炭化水素中の約20%であるが、これらはヒトの食用にするための精製過程で除去される。精製油のクロマトグラムはC20-C40の範囲の(高粘度)高沸点直鎖及び分岐鎖アルカンの複雑な混合物を示す。さらにヒマワリ油に典型的な天然の直鎖アルカンも検出された。 精製ヒマワリ油のクロマトグラムに中程度から低度の粘度の化合物は見あたらないため、高粘度化合物のみが含まれることを示す。 結論 汚染ウクライナ産ヒマワリ油には高粘度鉱物油のみが含まれる。重金属やPCBなどのような汚染物質はない。暴露量は最も高濃度の場合(2000 mg/kg)で、体重60kgのヒトが毎日60g植物油を使用すると仮定してADIの約10%である。そのような油への暴露は、望ましくないことではあるが公衆衛生上の懸念とはならないであろう。