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食品安全情報blog mixi支局コミュのFSANZの食品中臭素化難燃材調査 、他

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■[FSANZ][汚染物質]FSANZの食品中臭素化難燃材調査
FSANZ study of brominated flame retardants in food
14 December 2007
http://www.foodstandards.gov.au/newsroom/factsheets/factsheets2007/fsanzstudyofbrominat3795.cfm
背景
ポリ臭化ジフェニルエーテル(PBDE)と呼ばれる難燃材類への国際的関心が高まっている。2004年にオーストラリア環境遺産省がオーストラリアの水系堆積物、室内環境、ヒト血清中PBDE濃度についての3つの研究を開始した。血清中濃度の研究ではオーストラリア成人のPBDE濃度は北米成人で見られる濃度より低く、ヨーロッパやアジアより高かった。
この情報についての詳細は以下。
http://www.environment.gov.au/settlements/publications/chemicals/bfr/pubs/factsheet.pdf
2005年にJECFAが、データは限られているものの、現状の食事からのPBDE摂取は健康への懸念とはならないと結論している。その年、FSANZはオーストラリアの食品中PBDE濃度調査を始めた。
我々はオーストラリアの食品中PBDE濃度調査を完了し、暴露量推定とリスク評価を行った。その結果がこれである。
POLYBROMINATED DIPHENYL ETHERS (PBDE) IN FOOD IN AUSTRALIA
http://www.foodstandards.gov.au/_srcfiles/PBDE_Report_Dec_07.pdf
多くの国がPBDEの使用規制を始めており、2007年にはオーストラリアの国家工業化学品届出審査制度(NICNAS)が、主要PBDEのうちの二つ、ペンタ臭化ジフ ェニルエーテルとオクタ臭化ジフェニルエーテルの輸入や製造を禁止した。
PBDEとは何か?
PBDEは耐火性を高めるために各種製品に広く使われている人工化学物質である。PBDEの使用は火災の拡散を遅らせ、生命や財産が失われることを防ぐのに大きく貢献した。しかしながら近年PBDEが環境中で分解されにくいことと環境やヒト健康への未知の影響から監視が強化されている。
FSANZが調査したのはどのような食品か? 
2005年にFSANZは典型的な小売店で購入した35の代表的食品について分析調査を行った。それらは肉や乳製品、油脂、スプレッド、パンやベーカリー、野菜、水などであった。この結果と環境遺産省の行った別の調査で得られた母乳中PBDE濃度を併せて食事暴露評価と健康リスク評価を行った。
何がわかったか?
35食品中30食品のPBDE濃度は極めて少なかった(ppbの範囲)。
卵、ポークチョップ、ベーコン、クリーム、ハンバーガー、ラムチョップ、ヒツジレバー、ビーフソーセージ、ピザ、チョコレート、ポテトクリスプの濃度は比較的高く、野菜などは低かった。全脂肪乳、低脂肪乳、キャノーラ油、水道水、食卓塩からはPBDEは検出できなかった。
食事からのPBDE暴露量は低いが、よく食べられている食品(パン、野菜、乳及び肉)が暴露量への寄与が大きい。
全体として、一般人の食品からのPBDE暴露量は低く、現状の摂取量による健康上の懸念はない。PBDEの摂取源としては室内空気やダストなどに比べると食品の寄与は小さい。
これらの結果は海外と比較してどうか?
オーストラリアの調査結果は海外の他の地域で報告されているものと同様である。
母乳中PBDE調査の結果は、オーストラリアの母乳中濃度は北米より低くヨーロッパや日本より高い。各国で使用や製造規制が行われているため今後PBDEレベルは下がると予想されている。
私の赤ちゃんに母乳をあたえるべきか?
与えるべきである。母乳は赤ちゃんに最適の食品である。特に生後6ヶ月までは。母乳中PBDE濃度は非常に低く(1 ppb以下)、今後も減ると予想されている。PBDEは乳児用ミルクやベビーフードからも検出される。
私は食生活を変えるべきか?
ノー。もしあなたが現在健康的でバランスの取れた食生活を送っているのなら、PBDEを理由に変更すべきではない。
PBDEについてどんな対策が行われているか?
オーストラリアでは国家工業化学品届出・審査制度(NICNAS)が既に主要PBDEのうちの二つ、ペンタ臭化ジフェニルエーテルとオクタ臭化ジフェニルエーテルの輸入や製造を禁止している。
世界中で同様の対応が執られ、環境中や食品中PBDE濃度は今後低下していくと考えられる。代替難燃材が開発されており、耐火性確保のためにPBDEの代わりに使われている。
その他の関連リンク
オーストラリア環境遺産省の調査結果へのリンク

■[NZFSA]A1と A2ミルク
A1 and A2 milk
http://www.nzfsa.govt.nz/publications/hot-topics/hot-topic-a1-and-a2-milk.htm
国際レビューを行うSlorach博士の履歴書など
Review of NZFSA’s risk management processes - Cabinet Paper, Terms of Reference and CV of Dr Slorach
http://www.nzfsa.govt.nz/publications/hot-topics/a1-a2-cabinetpaper.pdf


■[NZFSA]安全な食品の荷物を送るためのTIPS
Tips for posting safe food parcels
14 December 2007
http://www.nzfsa.govt.nz/publications/media-releases/2007/posting-food-parcels.htm
クリスマスまであと一週間、家族や友達に食べ物を送ったり特別なお店に食べ物の配送を注文したりしようとしてますか?もしそうなら食品の安全性はどうやって確保しますか?
傷みやすい食品を安全でない温度に長時間おくことは食中毒の最大の原因なので注意が必要。乾燥果物や缶詰は安全に郵送できる。ただし缶が壊れていたり膨らんでいたら使わないように。ガラス容器で食品を送るのは壊れる可能性があるので避けた方がよい。
一部の食品にはニュージーランドに持ち込めないものがあるのでウェブサイトを参照するように。
www.nzfsa.govt.nz/consumers/bringing-food-in-out-of-nz 

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